団塊堂 お盆の夜に奥美濃・郡上八幡にて徹夜で踊り狂う。
さて、Tさん、近頃こんな気持ち良さそうに唄う男の顔を見たことがあるだろうか。こんなに楽しそうに踊るジイ様の姿を見たことがあるかい。
ここは、奥美濃、清流長良川とその支流吉田川が出合う山と川の町、岐阜県郡上市・釣りと踊りの町・郡上八幡なのです。東京の青山の地名は、江戸の昔、この郡上一帯を治めた青山藩の江戸屋敷に由来するし、骨董界の一番星・青山二郎にも繋がる奥美濃の小京都なのだ。
郡上八幡では夏の夜は、街中を舞台にして七月半ばから九月はじめの踊り納めまで延々と盆踊りが続けられる。近郷近在の百姓から製材所のオヤジ、病院勤めの看護婦から幼稚園の保母さん、老いも若きも夜毎集まって踊り狂うのだ。
ノド自慢の親父がマイクを握り、お囃子の三味線が、太鼓が生で響き、下駄の音がそれに応えて街に響き、吉田川のセセラギが和音を添える。
古い町並みの、広くは無い通りを、踊り手が埋め尽くす。とりわけ盂蘭盆会の四日間は徹夜踊りが繰り広げられる。観光客の姿が消える夜半過ぎは、踊り巧者の磨かれた踊りの競演で、深夜の街は神が降りた様でトランス状態となる。
さて、素晴らしい暮らしではないか、夏の朝は長良川で鮎を掛け、昼はセセラギを聴きながら昼寝し、夜は夜毎踊り狂うのだ郡上の男は。
美しい御婦人も、臆する事無く踊りの輪に加わり、しなやかで艶やかな踊りを見せてくれる、ここは極楽なのだよTさん。今度の選挙ではなんとしても自民党を倒して「老人と若者が踊って暮らせる楽しい社会」を創りたいものです。なんちゃって。
でもトヨさん、年金が満額貰える歳になったらトヨさんと郡上に来て3日3晩踊り明かして、妙齢の御婦人をお誘いしたりしたいな。その為にも、貴兄のご健康を心からお祈りする今日この頃なのだ。
トヨさん、人生いたるところに極楽在りです。
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