アンティーク

2018年7月 7日 (土)

サウスウォールドジャックのアンティークドアノッカー。

Southwold Jack is one of the country’s best-preserved 15th century wooden figures. The little man is a ‘clock-jack’ and resides in St Edmund’s Church, Southwold, striking the bell on special occasions to inform the congregation when to stand.

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ドアノッカーのコレクターとしては、どうしてもコレクションに入れておきたいアイテムがある。ダーラムサンクチュアリのドアノッカーがその一つだが、イングランド南東部サウスウォールドの、セント エドムンド教会のクロックジャックがテーマの物も欠かせない。

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右手に斧、左手に剣、ばら戦争の兵士'clock-jackが教会の儀式の開始を告げる。

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結婚式で花嫁の入場を告げるウエディングベルを鳴らすのもこのクロックジャック。

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サウスウォールドジャック。伝説の“教会の鐘つき男”だからドアノッカーのテーマとしては申し分ない。

実は、各地の教会のクロックジャックやクオーターボーイは、名物となって、ドアノッカーのキャラクターとなっている例が多い。

Dressed in armour from the War of the Roses, he strikes the bell using a battleaxe.




Adnams

He is Adnams’ oldest trademark, dating back to 1912, and a replica of him stands on a ledge high up on the brewery wall, watching over the delivery trucks and pallets of beer barrels as they roll past. They chose him as an emblem to emphasise their connection with Southwold, and you can still see his likeness on bottles of Southwold Bitter, over 100 years on.

サウスウォールドのご当地ビール・アドナムス。ラベルにはサウスウォールドジャックが使われている。 アドナムスの看板代わりにサウスウォールドの街中にはサウスウォールドジャックの像があり、サウスウォールドの街のアイコンとなっている。

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サウスウォールドの人気のお土産がサウスウォールドジャックのドアノッカーだそうだ。

 

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テーマといい、素朴なデザイン、パティナ(緑青)の付き具合といい、とてもグッドテイストなアンティークだ。 33個目のアンティークドアノッカー。 プッ!

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さてと、

「郡上おどり」の開幕まで、アト一週間だな。

郡上は雨で大変なことになっているけれど、大丈夫だろうか。昨日夕方の増水が少し引いたみたいでほっとしているが・・・。

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2018年6月30日 (土)

スコットランドのクラン マクリーンの紋章のドアノッカー。

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スコットランドの、最も古く有力な氏族 クラン マクリーン(Clann Maclean)の紋章A tower embattled Argent(闘う尖塔)のアンティークドアノッカー。

尖塔を囲うベルトはイギリス最高位のガーター勲章のガーター(靴下留め)のモチーフ。 

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ガーターには一族のモットー VIRTUE(徳) MINE(責務) HONOUR(名誉)。

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スコットランド西部のアイランズ地方が、マクリーン一族の、かっての支配地域。

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ドアノッカーは、ドア飾りでもある。氏族の紋章をドアに貼るというモチベーションは洋の東西を問わずあるようだ。

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ドアノッカーの面白さは、昭和の若者に流行ったステッカーや観光地のペナントに通じるところがあって、老人も中学や高校生の頃、VANやJUNのステッカー、修学旅行で買った日光東照宮のペナントを部屋に貼って悦に入っていた。そのステッカーを3D化して、真鍮という重量感のある物で作ったような、“本物感”が、老人のボーイズハートをクスグルのです。

ストライクプレートには、スコットランドの国花・アザミの花が隠れている。造りの良いドアノッカーです。

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スコティッシュな物、ケルティックな物が好きだ。
クランマクリーンのタータンチェック。スコットランドでは氏族ごとのタータンがある。

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2018年6月25日 (月)

ジョージ5世のペニーファージング “だるま型自転車”のミニチュア。

ひさびさに面白い物を見つけて、イギリスのイーベイで、6人のコレクターと17回の入札で競った。  アホです。

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ジョージ5世のファージングとヴィクトリアペニーを使った“だるま型自転車”のミニチュアです。

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  • Worked in brass with saddle copper
  • Approx 5 cm wide and 5 cm tall
  • Penny is Victorian and dated 1900
  • Farthing is George V dated 1924
銅のサドルに真鍮のフレーム。ハンドル・車輪は可動。
自転車の前輪が、1900年のヴィクトリアペニー硬貨。
後輪が、1924年のジョージ5世のFarthing1/4ペニー硬貨。

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日本では、オーディナリー型とか“ダルマ車”と呼ばれた自転車の形。
1870年頃(明治3年)、英国のジェームズ・スタンレーによって発明され、19世紀後期に流行した。
英国では、その姿を、ペニー硬貨とファージング(1/4ペニー)硬貨に見立てて“ペニーファージング”と呼ぶ。

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大きな前輪を直接ペタルで回すという単純な構造で、予想以上にスピードは出たが足が地に届かずブレーキも無いというシロモノで、坂道では下車しないと命にかかわる。

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写真は、ロンドンツイードランから。
ちなみに後輪をチェーンで駆動する現在の自転車の原型・ビシクレットは、1879年英国人ヘンリー・ジョンソン・ローソンの発明。

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ジョージ5世の硬貨に反応して入札したが、ジョージ5世の時代(1910-1936)は、自転車は、すでに現行のバイシクル型になっていた。

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超絶技法などどこにも無いし、永遠に美術館に展示されるようなことなどない品だけれど、ジャンクの世界も、また楽しいものであります。

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ジョージ5世

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2018年6月10日 (日)

18世紀 英文学の大御所 サミュエル ジョンソンのドアノッカー。

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Antique bronze door knocker depicting Samuel Johnson introduction to James Boswell

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「ロンドンに飽きた者は人生に飽きた者だ。ロンドンには人生が与え得るもの全てがあるから。」サミュエル ジョンソン

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18世紀英国文学の大御所、英語辞典(1755年) シェイクスピア戯曲集(1765年)の著者  サミュエルジョンソン(1704-1784)と、サミュエルジョンソン伝の著者ボズウェル(1740-1795)との出会いを描いたアンティークドアノッカー。age 1910-1940

Dsc02579  さて、一年ぶりのアンティークのアップです。


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 アンティークの購入は去年のこの時期のフリーメイスンのグラス以来です。よくぞ1年我慢したものです。

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老人にとって、アンティークの無い暮らしは、まことにつまらないものであります。久しぶりにイーベイで面白い物を見つけたら、老人は、もう堰を切ったように幾つかの品に札をいれていたのであります。


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ドアノッカーの中でも英国の作家や詩人の肖像が老人のコレクションの自慢のカテゴリーなのですが、もう少し集めてみようと思うのであります。
 


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ここからは、老人の「後期」アンティークコレクション。この十年が充実していたように、これからの十年のアンティーク蒐集、老人の僅かなお小遣いの範囲で、ゆっくり面白くしていきます。

 


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2017年11月26日 (日)

エドワーディアンなドア。

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このところ、ピンタレストに広がる際限ない美の世界、なかでもドアの美に嵌まっていて、モロッコやイスラム世界の廃墟風の美のアリ地獄に墜ちている。

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いっそ我が家の玄関も、モロッコの廃屋のドアを黄色や緑・赤などにペイントして、イスラム風の、真鍮の金具を沢山つけたような物と取り替えたいくらいなのだが、防犯やら、世間様との兼ね合いもあり、そこまでの勇気もない。

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ならば、もう少し穏便なところで、今の玄関ドアをベースにして、このところ続けてきた19世紀末・20世紀初頭のエドワーディアンな雰囲気をプラスできないものかと。

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イギリスでナンバー10と言えば、ロンドンのダウニング街の首相官邸のドア。このドアの前で首相の記者会見が行われる。世界で一番有名なドアだ。

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さて、そういうものと比べるのもナニだが、イーベイで見つけたメキシコの真鍮の金具をドアに使って、エドワーディアンなドアを演出してみようと、サンドペーパーで傷をつけて、薄めた醤油を塗ったり、サンポールをかけて庭に放置したりと、緑青を熟成したのだ。今回は、とても上手く緑青が付いて一晩でこんなだ。

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緑青で古さを演出、ほどほどに磨きも入れ、真鍮のピカピカ感も部分的に残しワックスもかけた。ビスは、ドアの金属が硬いのでドリルが大変だから、ダミーで、真鍮のビスを頭だけ切り、緑青を付けて、アロンアルフアで接着。金具は粘着テープでドアに貼り付けた。

 

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先日、ネットで見つけた千円の真鍮のpullのサインプレートも、ダメージ加工したらとてもイイ雰囲気を出している。

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さて、完成形なのだが、どうだろう。

ロンドンのベルメル通りの紳士クラブの裏口くらいの雰囲気はあるかな。

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写真にしてみると、まだ迫力が足りないな。
 
老人は、まだまだ、こういうイタズラを続けるつもりだ。

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様式を学んで、美しく老いるということは、若い日に石津謙介師に教えられたトラッドの道なのだ。 な~んちゃって。

 

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2017年9月 6日 (水)

色の氾濫。

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この二年間のアンティークは、ドアノッカーやらドアノブという渋い色の物ばかりだったが、久しぶりにオールドノリタケに戻ってみると、老人には少し眩しいような色の氾濫だ。

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非公開の作業だが、ちょっとだけ。

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2017年8月 8日 (火)

フリーメイソン テンプル騎士団の十字架と王冠のフィンガーフードボウル。

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テンプル騎士団は、ヨーク儀礼の最高位に位置する上位ロッジで、キリスト教徒のメイソンのみで構成される。
 
テンプル騎士団は、12世紀に生まれた。聖地パレスチナを目指すキリスト教徒の巡礼の保護を目的とした武装した修道士の一団であったが、長い歴史の中で途方もない富を蓄積しヨーロッパの金融をも支配する力を持つが、それ故に弾圧を受けたり解散させられたりする。しかし、フリーメイソンにすり替わって延命に成功する。
 と、簡単に書いたが、テンプル騎士団については諸説あり沢山の出版物があるが、とても書ききれない。

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テンプル騎士団のシンボルは、十字架と王冠。出処は、ヨハネの黙示録の約束の文言「汝は、死に至るまで忠実であれ。そうすれば、われは汝に命の冠を与えることになろう」。

 

現代アメリカのメイソン テンプル騎士団は、キリストが目の見えない人の視力を回復させたことに因み、テンプル騎士団眼科財団をつくり、貧しい人たちの眼科治療の支援をおこなっている。

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フィンガーボウルだが、ちょっとしたオツマミ入れに良さそうだ、フィンガーフードボウル 、いいな。
 
人々の思い入れやら遊び心がそのまま形になったようなメイソングッズは、コレクションのカテゴリーとして、アンティーク蒐集のアイテムとして最高だ。

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2017年8月 4日 (金)

フリーメイソン 聖廟結社(シュライナーズ)のアンティークグラス。

フリーメイソンのロッジが50以上あり、170万名もの会員を持つアメリカは、世界最大のメイソンの国といえる。
 
アメリカのメイソングッズは、ドイツやイギリスの物に比べて、ファンキーな物が多い。そんななかでも少しグレードの高いガラスを集めた。これが予想以上に上質な物だった。19世紀末のアンティーク メイソングラスだ。
 

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アメリカで最も有名なフリーメイソンが“神秘聖廟の貴人たちの古代アラビア結社”略して聖廟結社(シュライン、シュライナーズ)で、子供の火傷の治療や整形外科を無料で行うという子供病院を22箇所も運営している。
 
聖廟結社は、メイソンの上位結社で、通常のメイソンの上位の階位を経なければ入会できない。
 

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フリーメイソンは、秘密結社というが、アメリカのメイソンは、いささか開けっぴろげで、聖廟結社もシュラインサーカスというサーカスを持っているくらいで、会員は派手なユニフォームでパレードをするのが趣味ではないかと思われるくらい出たがりなのだ。

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あの、赤い帽子を被って街中を集団でゴーカートで走るイイ歳こいた大人達の動画を見たことがあるよね? あれもシュライナーズなのです。

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これもひとえに、フリーメイソンである聖廟結社が、慈善活動の団体であり、22もの子供病院を患者からは一銭たりとも治療費を取らずに運営するという慈善事業の団体で、つまり慈善事業を支える募金のプロモーションこそ現在の結社の活動なのだということにある。

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というわけで、アメリカのメイソングッズが、派手で目立つのは募金の為のプロモーショングッズという性格があるからか。
ヨーロッパの、儀式重視の陰気なメイソンに比べ、“娯楽系”と言われるゆえんだ。
 
娯楽系とはいえシュラインは、子供病院の運営だけでも年間700億円もの経費がかかるわけで、会員となるにはかなりの経済力を要し、ロータリークラブなどは、経済的にメイソンになれない人の団体だとみなされるくらいだという。
 
こうして、明るく楽しくお金を廻しながら、世の中を修正するシステムを持っているアメリカはステキだと思う。

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ちなみに、ケンタッキー・フライド・チキンのカーネルおじさんは、聖廟結社の会員で、ケンタの入り口の人形の胸には、ロータリーとシュライナーズのバッチが付いている。

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グラスのステムは、偃月刀(えんげつとう)の下にタイガークロウの様な二本の虎の爪がスフィンクスの頭部で結合され、中に五芒星が吊るされている。

疑似アラビア風の聖廟結社の紋章をアレンジしたものだ。

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Shriners Syria Temple, Pittsburgh, June 1899 tumbler
 
このところ集めてきたイーストレイクスタイルのブラケットやらドアノブ、そしてドアノッカーなどと同じ19世紀末の物。

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2017年7月30日 (日)

フリーメイソンのシンボル 緑に金彩のグラス。

ドイツ製のフリーメイソンのモチーフのビーカー。アンティークという程古くはないと思うが。

 

さて、いつものように、散りばめられたメイソンのシンボルの謎解きをしてみた。

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まず、正面のシンボルは、ソロモンの神殿を示す青銅の二本の柱、右側がヤキン(神殿の祭司長の名・宗教の慈愛の力を示す)、左側はボアズ(イスラエルの王ダヴィデの曾祖父の名・王権を示す)。

柱の間には、フリーメイソンの最も有名なシンボル、コンパスと直角定規。コンパスはメイソンが守るべき「道徳」を表し、直角定規は「真理」を表す。コンパスの脚が定規で隠れていることから、未だ神の計画に参加できない低位のメイソンを表し、コンパスと定規を併せることで出来上がった菱形の中には、幾何学(Geometry)あるいは神(GOD)を表すとされるGの文字。

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天にはユダヤ教のシンボル、上向きの三角と下向きの三角を組み合わせた二重三角形。ダビデの星の六芒星・ヘキサグラム。

 

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そして、ソロモン王の玉座。

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そのソロモン王の玉座があるソロモン神殿。

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ソロモン神殿は、古代ユダヤ民族が唯一の神ヤハウェの住まいとしてエルサレムに建設したとされる神殿で、工事に就いた石工の組合がフリーメイソンの起源とされる。

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さて、オカルトチックな物には、天球儀や地球儀は欠かせない。

 

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ルネッサンス期の絵画などで科学者の肖像が描かれる場合、天球儀を持つ姿が描かれる事がある。

紀元前255年頃アレキサンドリアの研究機関の所長エラトステネスによって作られた天球儀は、知恵と知識のシンボルでもあったわけで、メイソンリーが普遍的な科学であるとするメイソンがそれを自らのシンボルに取り入れることは至極当然であった。

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さてさて、下の写真の真ん中にある2本の鍵。

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キリスト教で言うところの、イエスがペテロに授けたとされる「天国の鍵」ではないか。

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「聖」と「俗」の二つの支配権を表す二本の鍵。

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その他にも、石工の組合のフリーメイソンらしいハンマーと鏝、垂直を測る下げ振り定規だの、水平器・定規・剣・太陽・月と星など、メイソンのシンボルが散りばめられている。

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Logen-Glas  Becher m. Freimaurer-Motiv Freemason Glass

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老人は、毎日が夏休みだから、調べれば色々なことが次から次へと出てくるメイソングッズは、「夏休みの研究」としてとても面白い。しかし、あまり書くのもナニだから、この辺にしとこうと思う。

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ドイツ製の二点のメイソングラス。

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2017年7月29日 (土)

フリーメイソンのウイスキーグラス。

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さて、フリーメイソンのウイスキーグラス。ドイツ製の今エモン。

メイソンの物は、イギリス・アメリカ・フランスと色々あるが、ドイツの物が工芸品としては質が高い。その国でのメイソンのステイタスにも起因するが、ファンキーなアメリカの物の対極にあるのが、より工芸的なドイツの物。

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八角の水割り用のグラスで、形としては、あまりメイソン的ではないが、先ずは、自分が使う前提で選んだから。

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メイソンのグラスは、その各階級毎のトレーシングボードのシンボルをデザインした物が面白いが、まあ、似非メイスンの老人としては、メイソンのシンボルがテンコ盛りのジェネラルな物にしたのだがどうだろう。

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