シルバーオーバーレイのアンティーク香水瓶。
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COTY Emeraudeの特別バージョン。
Launch Dateは1923年。
コテイは、1904年から香水の製造を始めるが、それまでの、薬瓶をリボンで飾ったような瓶を改め、香水を、デザインされた洒落た容器に入れて売るというビジネスモデルの創始者でもある。
中世のなごりの貧者の金・真鍮のカバーに、もっとも二十世紀的な素材であるプラスチックの前身であるベークライトのキャップ。デザインはニューヨークの摩天楼を思わせるアメリカンアールデコ。
写真に、オールドノリタケのフラワーハンドルのデミタスを入れてみた。とてもイイ雰囲気だ。百年前のアメリカが見える。
エメロードは、世界最大のフレグランスメーカー・コテイのベストセラーフレグランス。香りはDistinctive and elegant oriental classic.
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COTY L’Aimant (Means both magnet and lover)
Launch Date 1927
さて、コテイのL’AIMNTの、真鍮のミニボトルであります。真鍮のケースにクリアガラスのボトル、ピンクの底はアルミ。なにより形が面白い、瓶の断面は唇の形であります。
この手のデザインは、ダリが有名ですが、ダリのボトルの発売は1986年ですから、このコテイのエマンは50年も前という事になります。
シュールでアバンギャルドな、先進的なデザインです。
さてさて、「フランソワ コテイ」などと名乗られると、可愛らしいオシャレな女性をイメージしてしまうが、コテイの本名はスポトルノ。コテイという名は母親の旧姓。コルシカ島生まれの男性なのであります。
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Launch Dateは1981年というからアンティークというわけではないが、アールデコの雰囲気がとても良いヴィンテージ香水瓶。
香水の名前はオンブルローズ・Ombre Rose(薔薇色の翳り)。ラヴィアンローズ「バラ色の人生」からの引喩。
ジャンシャルル・ブロッソー Jean-Charles Brosseauはフランスの超一流帽子デザイナーで、エルメス、グレ、ソニア・リキエルなどの為に帽子をつくり、1970年に最初のブティックを開いた。「オンブルローズ」はメゾンの最高傑作とされた香水。
FragranceTypeは A “very French” floral-oriental.。 ニューヨークのバーグドルフ グッドマンで発売開始された。
瓶は、もともと、パルファンムレのナルシスブルーという廃番になった香水に使われていたアンティークボトル。娘が買って来たアンティークボトルが気に入ったブロッソーが、こんなものを作ってと工場にだしたところ、偶然にもその工場で作った物だったという話が残っている。
擦りガラスの物など色々あるが、最初に作られた黒ガラスの物が、もっともアールデコな雰囲気で良い。クリアガラスのボールストッパー、黒ガラスのボディにアールデコな図案化された花のエンボス。
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GREAT CZECHOSLOVAKIA PERFUME BOTTLE W/ COLONIAL SCENE & ORMOLU
さて、この香水瓶、ガラスはともかく、この装飾が良い。黄銅を丹念に打ち抜いたオルモルの装飾、宮廷シーンを細密画の様に描き込んだ陶板のメダイヨン。
1センチにも満たないストッパーのトップにもヴィクトリアンレディが描かれた陶板が埋め込まれています。この陶板の質の高さが、この香水瓶の価値を決定的にしている。さて、年代は、19世紀半ばから末、以前の1920-40年代とかいたが金工の細工の良さ、陶板の絵付けの質の高さを考えると19世紀中期は有りそうだと思う。最近のデジカメの高画質のアップにも耐えられる。
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今夜のご自慢は、「マイセンのパゴダ」風の磁器製アンティーク香水瓶。パゴダといえばミャンマーだけれど、このあたりは、ごちゃごちゃで、オリエンタルでシノワズリーで「ひっくるめて中国人」なんだ。
まあ、マイセンとはかなりレベルが違うが、メイドインジャーマニーで、クラウントップはキューピーの香水瓶と同じ、つまり窯元も時代もキューピーと同じ物。1920年頃。
1918年のILLUSのFigural“ChuChinChow”PefumeBottleなんていう物もある。たしか当時ヒットしたミュージカルの主人公がテーマだったと思う。
布袋や羅漢というより、少し天神様が入っていたりして着物の襟なんぞは悪役プロレスラーのガウンみたいで、その違和感やら勘違いみたいな物が、また嬉しい。
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