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2019年10月 8日 (火)

妄想と現実の曖昧な境目で。

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すこし前に出た雑誌が、女性のアンティークコレクターが自宅をヴィクトリアンスタイルに改装したことを特集していたが、アンティーク趣味もここまでやる時代になったんだなと感心した。


ヴィクトリアンと言っても、王侯貴族もいれば庶民もいるわけで、どのステージのスタイルにアンカーを下すかだが、まあ大概は上流階級の物だから、大変なお金を要する。

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本気で取り組むなら建物の構造から変える必要があるが、そこまでは出来ないから、せいぜいカーテンを重厚にして壁紙を替えて、アンティーク家具を置くくらいの事だが、これとて大変で、中途半端な物だったり作りものや偽物では田舎のラブホテルになってしまう。

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ヴィクトリアンスタイルのインテリアの要諦は、悪趣味なくらいの物の集積だが、今日この頃は、これは支持されない。


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近ごろは、ネオゴシックやらネオビクトリアンといって、ごたごたが簡略化された、スッキリしたスタイルが流行だ。

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ゴシックやらヴィクトリアンスタイルの病的な物の集積という要素が抜けているが、まあこれくらいが健康で文化的な市民生活の許容範囲ではある。


よくよく分析してみると、豪華ではあるが、手が届かないほど豪華というわけでもなく、考え方やテイストが豪華だが、コストとしては余りかかってはいない。老人がもう一度人生をやり直すとしたらこれだなと思うのだが。


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ただ、病気がかなり進んだコレクター老人としては、もう戻れない領域に入ってしまっている。


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やはり、アンティークコレクションの醍醐味は時代と歴史の美のゴミ屋敷。


壁面も空間も趣味で埋め尽くすエステテックなパラノイアの牙城こそ老人が目指す終の棲家なんだ。
老人は、近頃、生活空間の壁面を趣味で埋め尽くしてやろうと思っている。


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と、夢と “うつつ”の境目が見えないナンチャッテなブログで恐縮。


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