2019年7月31日 (水)
2019年7月27日 (土)
Vintage china pin cushion / half doll.
2019年7月25日 (木)
Carl Schneider Pierrette half doll,art deco,ca1930.
ちなみに下の写真は、当コレクション自慢のオールドノリタケのピエレッテイ。
大阪万博の年だった。
アールデコのフラッパーの資料としては
2019年7月21日 (日)
和傘が載ったアールデコ期のヴォーグの表紙(復刻版)。
オールドノリタケのデコレデイに始まって、この春手に入れたフラッパーのポーセリンのドアノッカーから、フラッパーのハーフドールに進んで、バッシングフラッパーが日本の日傘を使っていることに気が付き、アールデコのファッションを調べていくと、面白いほど蛇の目傘が見つかる。
老人は、かって日本一の和傘の産地だった岐阜市の加納在住ということで、面白いテーマを見つけたものだと、色々と調べてみた。
かって加納の和傘が海外にも輸出されていたという記録はあるが、それがアールデコ期のファッションとして人気だったという記録は地元にはない。
ただ、記録がないから、事実がないという事ではない。地元だから言うが、あの傘貼りの爺様婆様たちが、そんな洒落たことに関心が無かっただけで、その時代は面白いほど売れて、海外へも売れていったから、その先でドウかなんてことを考えていたわけではないから、海外にも売れたという認識だけで終わっているのかもしれない。
日本の和傘、岐阜の加納の和傘が1920年代から30年代のヨーロッパやアメリカで、
アールデコ期のフラッパーファッションの重要なアイコンであった。というコトを証明するには、どうしたら良いのだろうか。
先日来、フラッパーの写真やら、有名な版画家の作品を幾つかアップしてきたが、決定打が欲しい。
ならば、当時のファッション誌の権威であるVOGUEの表紙に和傘が載ったなんて事実がないか調べてみた。
雑誌の表紙なら年代もハッキリしているし、証拠として最高だ。
二点程、和傘が載ったヴォーグの表紙の復刻版ポスターをアメリカから手に入れた。
先ずは、1919年7月1日号の表紙。
Vogue Magazine Cover-Helen Dryden illustration
イラストレーター ヘレン・ドライデン(米)
July.1919 Hot Weather Fashions
(1975年復刻)
さて、海辺に海水浴用のテントと傘が三点。女性のワンピースの模様は浴衣地のようで模様は扇子。スカーフは着物の模様のようでジャポニズム。
和傘としては、軒のカーブがおかしい。裏側の構造は蛇の目傘の糸かがりがあるが小骨と糸かがりを混同してしまっていておかしい。柄竹が真竹とは思えない。大きなハジキがあるが、この構造では傘をとじることは不可能だ。イラストレーターの和傘についての誤解の範囲だろうか、それとも東南アジアあたりの傘なのか。女性の頭にはターバンがあるではないか。ペーパーパラソルではあるが、日本の物かどうかは不安がのこる。
傘のディテールは変だが、波の描写は浮世絵風でもあり、全体としてはジャポニズムではある。
ヴォーグはアメリカとフランスでそれぞれ独自に編集発行されていたはずだが、英語表記だからアメリカ版。
そして、1924年3月上旬号の表紙。
Vogue Parasol Pretties Cover
Pierre Brissaud
イラストレーター ピエール・ブリゾー(仏)
French Art Deco Paris Fashion Umbrella
(1980年復刻)
この時期のファッションプレートには日本のパラソルと表記された物がある。
復刻版ポスターだけれど、恭しく額装してやろうと思う。
2019年7月16日 (火)
ART DECO 1920-30s STYLE PORCELAIN BATHING LADY FIGURINE
アールデコ期のフラッパーファッションと和傘の関係を何度も書いているが、
ビーチフラッパーが日傘として蛇の目傘をさしている写真やイラストは、洋傘のものより圧倒的に多い。
カラフルな紙と竹という組み合わせが、リゾート的だったのだろうか。
ただの異国趣味ではないのが、日本人としてはうれしい。
スポーツやレジャーが特権階級から中産階級まで降りてきたのが19世紀なかば、
海水浴の効能が説かれ一般の人々が海辺へ出かけ始めたのが20世紀に入ってから。
1920年代は、女性が水着を着て、泳ぎを始めた時代だ。
今回は、赤のホリゾントストライプの水着のビーチフラッパー。
これまで紹介したビーチフラッパー三体がいずれも海水浴用のゴム靴を履いている。
泳ぐというより、水辺で遊ぶという時代の名残りだろう。
前回のフィギュアとペアにしても面白いと落札したが競争相手は7人いた。
8センチと、サイズもカワイイ。イギリスから来た。
このまま、化粧品売り場のショーケースに入れたり、美容院のウインドに飾ったら面白い。
我が家のビーチフラッパートリオだ。
マイセンの宮廷シーンのフィギュアもいいが、これもオシャレで面白い。
日本の蛇の目傘とアールデコという面白いテーマを見つけた。
和傘とアールデコの結びつきなんて信じられないという、そこの貴方、
まだまだ面白い物が・・・。
2019年7月15日 (月)
2019年7月13日 (土)
2019年7月 9日 (火)
ベルギーのシーサイドリゾート ブランケンベルヘのお土産。和傘をさしたアールデコのBathing Beauty。
さて、先日アップした和傘をさしたビーチフラッパーのフィギュアがとても良かったから、また手に入れてしまった。
アールデコ期のフラッパー、Bathing Beauty。もちろん和傘・蛇の目傘がポイントだ。
傘を除けば10センチ足らずの小さなフィギュアだ。
古希老人のコレクションとしては、すこし気恥ずかしいのだが、海水浴のお土産のお人形さんで、とてもカワイイから・・・。
いかにもアールデコ的で、1920年代のビーチフラッパードールとして秀逸だと思う。