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2019年1月 2日 (水)

長脛王 エドワード1世のアンティークドアノッカー。

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サマセット・モームは、“月と六ペンス”のなかで「人間には生まれつき伝説好きという能力が備わっている」と書いたが、老人は小さなアンティークの中の伝説を見つけては、もう十何年もブログを書き続けてきたが、さすがに少し飽きたな。


さて、今年最初のアンティーク。

小さな物だが、とても面白い。
イギリスのエドワード1世(在位1272-1307)のアンティークドアノッカーだ。

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ノルマン朝に次ぎプランタジネット朝と、イギリスの王様はフランスから来た王様で、イギリスの王朝はフランス語やラテン語が支配していたが、初めて英語を話した王様がエドワード1世。
Longshanks 長足王とか長脛王と呼ばれ、身長は190センチ。

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大谷の身長が194センチというから、それよりは低いわけだが、中世のイギリスやフランスの男性の平均身長が155センチそこそこというから、その中に在っては、とてもロングシャンクだ。
ちなみに大谷と一緒に写るナルシスト・ユズル君の身長は172センチということだ。


右手に剣、いかにも戦争に明け暮れた時代の王らしい、長い脛(すね)を強調した座像なのか、あるいはスコットランドを制圧し奪ったスコットランド王の守護石・スクーンの石に座る姿なのか。

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左手に持つ花はどうよ。イングランドの花はバラ。この花はスコットランドを象徴するアザミではないか。スクーンの石に座し、切り取ったアザミの花を掲げるエドワード1世。


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イングランドによるスコットランドの制圧の象徴的な形。
スコットランドには屈辱の、イングランドには今日の英国のフレームを築いたエドワード1世の得意満面の姿なのか。
この後、イギリス人の身長は、度重なる戦争による困窮と気候の小氷河期の到来による飢饉で更に平均身長は低くなったということだ。
A great little Brass hinged doorknocker depicting King Edward 1 (Edward the Confessor)



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