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2018年10月 6日 (土)

ゴシックのアンティークドアノッカー。

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ゴシックの大聖堂の、天国に繋がるような垂直性。塔と何本もの柱、バラ窓とステンドグラス。

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ゴシックと呼ばれる建築様式は、12世紀のフランスに始まり16世紀までヨーロッパの大聖堂や教会を席巻した様式だが、柱の連続と薄い壁面、アーチ天井により巨大な空間を生み出し、天国への願望を垂直性により実現したが、装飾過多で、いささかグロテスクであって、ゴシックの語源は“野蛮なドイツスタイル・野蛮なゴート人の”という蔑称だ。

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そのゴシックスタイルが復活した時期がある。

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ゴシックリバイバル、あるいはネオゴシック、18世紀半ばのイギリスに始まり19世紀のヨーロッパ各地に広がった。

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ロンドン中心部のイギリス国会議事堂やウエストミンスター寺院は、ゴシックリバイバルの建築で、イギリスの建物の印象を今も“ゴシック”としている。
テムズ河畔のこの通りを毎朝散歩していたのは平成元年だったな。

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さてさて、そんなことで、もっと古いドアノッカーはないか、もっとイギリス的なドアノッカーはないかということでゴシックのドアノッカーを手に入れた。
“野蛮なゴート人”はローマ帝国からヨーロッパを解放したワケで、ローマの退廃からイギリスを解放し政治的自由をもたらしたゴシックはもっともイギリスにふさわしい様式でもある。
ゴシックリバイバル期の物だと思うが、いかにもゴシックの教会という感じのドアノッカーで
、シャビーで中世的でグッドテイストだ。

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Cast Iron Door Knocker Antique Old Church Medival Vintage



このコーナーも完成かな。

何を選ぶか、どう並べるかはコレクターの一番の仕事で、老人は、ついついマトメ過ぎたり、整理し過ぎたりの癖がある。

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この小市民的バランス感覚をどこかで崩した方が面白みが出るのだが、老人に残りの人生は僅かしかないワケで、蒐集と同時に終活の日々だから、常に一日の終わりにはコーナーを完成させておかなくてはならないワケで、小さくとも良く整理したコレクションでありたい。  

老人の人生も、同じようにちいさくまとまった人生だったが。

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なんてことを言いながら“歴史とスタイルのスベッタころんだ”が楽しい、秋の夜長の“ゴス爺”だ。

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