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2018年7月24日 (火)

遊行期。

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なにかと、老人の人生の折々に、影響を与えた五木寛之氏が、かつて「林住期こそは人生の黄金期なのだ」と説いた。

学生期(がくしょうき)、家住期(かじゅうき)、林住期(りんじゅうき)、遊行期(ゆうぎょうき)と、古代インドの、人生を四つに分ける思想をもとに、人の一生とは何か、それぞれの時期においてなにをなすべきかを説いたのだが、その師が「遊行期」についてさらに書いていた。
十年程まえに書かれた「遊行の門」という本だが、遊行期とは、人生最後のしめくくりである死への道行きであり、幼い子供の心に還っていくなつかしい季節であるとし、「この世に生を受けた人間は、ちゃんと世を去ってこその人生である。」としている。

あの念仏踊りの一遍上人(いっぺんしょうにん)は、捨て聖(すてひじり)と呼ばれ、遊行上人(ゆうぎょうしょうにん)とも称され、手を振り足を踏み鳴らし、踊りの熱狂と遊びのなかで念仏をひろめ浄土を現した。

この時期、郡上踊りなどに興じる老人には感じるものがあるが、五木師は、「遊びに出た者は、いつか帰らなければならない。“遊行”とは、死に場所を求めて、あてもなくさまよう季節ではない。子供のころに還って遊び歩く時なのである。」としている。

老人より18歳年上の五木師の10年前の思索だからまだ少し時間があるが、老人の心に染み入るものがある。

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