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2018年4月12日 (木)

うらしま草の群落が出現。

さて、我が王国の秘密の花園のシンボルプラントである“うらしま草”が今年も咲いた。
うらしま草を植えたのは、この庭が出来た翌年だから、もう17年にもなるワケだ。

Dsc02336

 
山奥に釣りに出掛けたついでに、道端の「山野草あります」という看板を見るとついつい車を停めてしまい、欲深な老人が裏の山から採ってきたような物に結構イイ値段を付けていたりするのだが、まあ、爺さんも贅沢をしている様子でもないし、年金の足しにでもなればと、ちょっとムカつきながらも買うハメになる。
 
 
標高千メートルちかい、カモシカや熊が出るような山奥の山野草が、都会のムサクルシイ箱庭で育つはずもなく、大概はカワイソウナ結果になるのだが、このウラシマ草だけは、見事に我が庭に定着した。
 
 
最初の一本と、二三年後に入れた一本、この二本が、球根の分球や、実生で今や25本に増えた。喜んでばかりはいられない。今年は分球が多いということは、代替わりの予兆か? 
とすれば、当分は花の咲かない観葉うらしま草ばかりという事になる。次世代の養成が急務だ。

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種が発芽するまで三年、球根の分球したものでも花が咲くまで数年かかるという、時間のかかる植物で、姿かたちが、これだから支柱は欠かせない。支柱を林立させ、無理やりでも、一日でも長くもたせることが球根の肥培に必要だ。     
 
 
以前は、庭に地植えしていたものを、ここ数年は管理の為、鉢上げして育ててきたが、来年は、充分な大きさになったものは、庭にリリースしてやろうと思う。25本もあれば少し枯れても大丈夫なワケで、庭に数か所、ウラシマ草の群落がつくれる。ただし、まだ当分は花が咲きそうにないが。
 
 
ヘビが鎌首もたげたよう花で、家内は嫌いだというが、廃墟趣味に怪奇趣味が混じるヴィクトリアンな庭には、極めて雰囲気がある植物だ。以前にも書いたがバラクライングリッシュガーデンの英国人のガーディナーは、これを一番のポイントに使っていた。
 

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夏には枯れて地上部は姿を消す植物なのだが、雨風によって倒れるのを防ぎ、乾燥から守り、直射日光を避けて、なんとか八月の声を聴くまで地上部をもたせるという苦労があるワケだが、我が家の増殖ぶりをみても、手間はかかるが難しいものではないような気がする。
 
 
庭でウラシマ草と、人生の光と影について語る、老人の今日この頃だ。
 

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