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2017年6月 3日 (土)

イギリス ヴィクトリア期のアンティークタイルで廃墟趣味の庭を飾る。

我が王国の小さな庭は、“廃墟趣味のエドワーディアンな庭”がコンセプトなワケだが、ここに貴重なヴィクトリア期のアンティークタイルを、安物のブロック塀に惜しげもなく貼って、ささやかなアンティークタイルのコーナーを造ってみた。
 

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アンティーク、とりわけアンティークポーセリンの蒐集とガーデニングが趣味という老人にとって、アンティークタイルというカテゴリーこそ当然の帰結だったと謂うべきか。

 

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まず、コーナーの基調となる、ミントンの繰り返しパターンの七枚の転写タイル。アーツ&クラフトにも通じる、ヴィクトリアンタイルのクラシックバターン。

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地中海文化 あのトスカーナのFountain Flowery または、“花瓶の花”の絵柄だが、我が庭のコンクリートオーナメント・プランターは、まさにエトルリア様式のトスカーナのアーン(骨壺)の再現であり“花瓶の花”の花瓶と同類だ。
 

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壁のプラークにも“花瓶の花”のパターンがあった。

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廃墟趣味の廃墟こそ、イギリス貴族のグランドツアーによってイギリスにもたらされた地中海文化であり、なかでも人気は古代エトルリア様式なのだ。イタリアのトスカーナのエトルリア様式は、老人のヴィクトリアンブローチのコレクションでも紹介した。
じつは、このタイルが予想以上に重厚で貫禄がありすぎて、他のブルー&ホワイトのタイルと合わせることが出来なくなってしまったから、他とは分離した。とてもヴィクトリアンで素敵だ。   1882
 
 
 
 
さて、ベースとなるミントンのアンティークタイルにあしらうのは、いかにもヴィクトリアンな手描きのキングスフィッシャー(かわせみ)の手描きタイル。割れがグッドテイストな廃墟趣味。19世紀

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そしてウエッジウッド製 シェイクスピアのTHE  MIDSUMMER NIGHTS DREAM “真夏の夢”シリーズ・デミトリウスのアンティークタイル。ウエッジウッドのエトルリアシリーズ。1880-1890

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割れてはいるが、デルフト風シノワズリー・ウィローパターン(柳模様)のミントンのアンティークタイル。1870

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そしてミントンのフローラルパターンのブルー&ホワイトのタイル。1868-1918

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さらには、ピルキントン社の、柳模様の物語のパーツをコンプリートした、いわゆる正統ウィローパターンのアンティークタイル。1915

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六種類のアンティークタイルだ。
 
さてさて、これが、その庭のヴィクトリアンタイルのコーナーの完成形だ。
中庭のシンボルツリー日陰の木・カクレミノの向こうに控えめに背景として配置するあたり、酔狂の極みだな。

 

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日陰で、さらに木が被っていて写真は上手く撮れないが。:結構な存在感だ。
 
 
オイラのアンティークライフの一つの到達点だ。

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タマラナイよね、この小さなコーナーに、これだけの“歴史”が仕込めるなんて。まさに没入の至福 オイラのニルバーナだな。

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老人は、極楽の、この庭で、夏の夜に死にたいと思う。 なーんちやって。 
 

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さあ、あとは郡上おどりだけだな。

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