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2017年5月31日 (水)

ミントンのクラシックパターン“花瓶の花”のアンティークタイル。

ヴィクトリア期のミントンの銅板転写のタイル。19世紀は「折衷様式」の時代とも謂われ古代ギリシアやローマを思わせる古典的な模様が幅広く取り上げられた時代だ。

 

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タイルが、まだ高価なものであったヴィクトリア期は、公共の建物に多く使われたことから、その権威を示すクラシックな絵柄も多い。    
 
アーツ&クラフト運動のウイリアムモリスなども好んで使った文様だが、Fountain Flowery、あるいは トスカーナの“花瓶の花”。
色は、より古典的で権威的なブラック&アイボリー。

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じつは、ヴィクトリアンタイルの代表の様に扱われるカラフルなアールヌーボーのタイルに少し違和感があって、冒頭にも書いたが、ヴィクトリア期は折衷様式と言ってクラシックなギリシア・ローマのスタイルやロココのデザインが好まれた時代で、イギリスではアールヌーボーのスタイルはあまり流行らなかった。アールヌーボーの派生形としてスコットランドのマッキントッシュがあるが極めて限定的な流行であった。

派手な絵柄は印象的ではあるが植民地向きではあってもヴィクトリア期のイギリスの本流であったとは言い難く、ヴィクトリアンタイルの代表とは言へないと思っている。

Dsc08525

 
アンティークタイルは壊される建築物から取り出された物だから、こうして何枚か揃うというのは貴重。
繰り返しパターンこそタイルの王道。連続の妙味に加え、正方形の四枚で更に大きな絵柄が構成される。面を何かで埋め尽くすという衝動は、日本人の文化とは少し隔たりがあるがタイルアートの神髄だ。
タイルの裏側にENGLISH REGISTRY MARKが入った物があった。

Dsc08799

マークはBタイプで

TABLE 1は ⅣでCERAMICS

TABLE 2は day of manthで16日

TABLE 3は parcel numberで6

TABLE 4はyearでL だから1882年

monthは GでFebrusry 2月

Dsc08819

 

 
Style/technique: Aesthetic print
Manufacturer: Mintons China Works
Dimensions: 6" x 6"
Date: Design registered 1882
 

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