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2017年5月17日 (水)

ヴィクトリアンのカワセミのアンティークタイル。

さて、このところ老人の心を捉えていたのは、既にご案内の様に、イギリスの19世紀末から20世紀初頭のヴィクトリアンなアンティークタイルであります。

タイルには長い歴史がありますが、老人の今の興味は、産業革命を経て、市民が経済力を持ち、生活空間に“美しい物”が行き渡り始めたイギリスのヴィクトリア時代の遺物です。

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ヴィクトリアンタイルの真骨頂は量産であります。産業革命による量産は、職人の技術を放逐し、粗雑な機械生産による美の劣化は、アーツ&クラフト運動のような、美の社会主義運動を生み、中世のギルドを理想化するような反作用をもたらしますが、それらの理想は、むしろ真逆な“工業化・量産化”によって実現します。ヴィクトリアンなアンティークタイルは、まさに量産化により獲得した大衆的な生活の美です。

とは言え、まだタイルは贅沢品で、公共的な場所やら大邸宅が主なユーザーではありました。

 
さて、ヴィクトリアンなアンティークタイルのコレクション、まず第一弾は、いかにもヴィクトリアンな雰囲が濃厚な、手描きのアンティークタイル。
カワセミと睡蓮の水辺の風景。
裏足は、メーカー名もペインター銘もありませんが形はウェッジウッドと同じデザインです。

Dsc08732_3

 
割れてはいるが、これも景色だとしよう。
ヴィクトリアンタイルというのは、ほとんど室内で使われていた物ですが、老人は、このアンティークタイルを庭に取り入れようというのです。
いわばアンティーク趣味とガーデニングの融合、ヴィクトリアンな廃墟趣味の庭の演出といったところです。
 
大事に額装するという手もあるが、庭の塀に貼り付けようというのだから、割れたタイルも一興だ。廃墟趣味の庭なのだから。
でも、しっかりと貼り付けると、もうこれで再生不能となると思うと、少し犯罪的なような気がするが、面白い物が沢山手に入りました。未だ一ダースほどイギリスから未着ですが。
Victorian Handpainted Tile, Kingfisher over Lily Pond, Old vintage bird tiles
 

Dsc08709

 
さてさて、次回のブログはとても長くなりそうだ。なにせウィローパターンのアンティークタイルだから。

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