イーストレイクスタイルのアンティークなドアノブに取り替える。
世の中にコレクションのネタは無尽蔵で、アメリカには、ドアノブのコレクターなどという者もいて、当然 ドアノブのコレクターの協会もあり、ドアノブの博物館まであるという。
さて、ドアノブをアンティークな物に交換するコトにしたのだが、ドアノブはヴィクトリア期以降、一般の住宅でも多様なデザインのものが使われるようになるが、ときあたかもアメリカの住宅は大量生産される木材の装飾パーツや、真鍮や鋳鉄のハードウエアが流行のクイーンアン様式を纏い、母国イギリスのノスタルジーを醸すイーストレイクスタイルを取り入れて、アーリーアメリカンスタイルを完成させる。その重要なパーツがイーストレイクスタイルのドアノブだ。
だから、もっともイーストレイクスタイルだと思われるデザインのドアノブを一か月以上かけてイーベイで探してみた。
これこそ、当時の流行の、ジャパンテイスト濃厚な、イーストレイクスタイルのドアノブセットだ。バックプレートの色に違いがあるのは玄関の外と内とで劣化の差が付くから。このクラスの物は玄関ドアに使われた。ノブは真鍮だがプレートは鉄に真鍮メッキ。
ドアノブの動作システムは150年前も今も変わらないようで、今の機械部分はそのまま使える。今回やってみて芯の鉄棒の太さだけが問題だった。我が家の場合現在の物が一ミリほど細かったからアンティークの芯を削ったが現在の芯を流用できれば問題ない。もちろん現在の物の取付け穴の位置とアンティークのプレートの大きさを考慮する必要はあるが。
さて、我が家の一階のドローイングルームのドアノブを三か所アンティークの物に交換した。一気にアンティーク気分が盛り上がっている。これは、とても効果的だった。
いま流行りのブルックリンスタイルやスチームパンクのインテリアを極めるなら、このヴィクトリアンなドアノブは不可欠だと思う。
これで、我が家のエドワーディアンな改装計画は終了する。計画以上の成果が得られた。
もう、老後に何があっても、精神的には、踊りながら生きていくことが出来る、と 思う。 ナンチャッテ
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コメント
IWANA様
ご自宅が完成したなら、そろそろお伺いしてもいいですか?笑
どうしても鍵穴は逆さまになるのかな。
あと、手を挟むのね、気を付けなきゃ。
ドアノブもノッカーも拝見しに伺いたいです。
投稿: 和田 | 2017年2月27日 (月) 02時35分
和田先生
我が家は、とても神様をお迎えするような準備は出来ておりません、悪しからず。
プレートは、どうしても肝心な場所に大きな穴が半分顔を出すのです、全部なら方法もあるのですが、これしか方法がありません。
百年も前のものですから、ま、いいかという寛容な精神でしか付き合えません。
投稿: IWANA | 2017年2月27日 (月) 09時33分