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2015年5月 2日 (土)

グリーンハンドの日々。

L1016332

予が、しばし王国を離れ、山の向こうでベッドに臥せているあいだの心配事は、今年こそはと構想していた、我がナショナルパークの植栽のことだった。春の芽吹きの一番大切な時に庭を放置するのは、まことに辛いことだった。

出来ないという言葉を吐くことのなかったケィパビリティ・ブラウンも既に二世紀半も前に世を去り、ガートルード・ジーキルさえも、予の前を去って80余年になる。専属の庭師を失って、あれ以来、王国の秘密の花園は、誰も見ていないことをよいことに、予がみずから土にまみれ、指を緑にそめながら育ててきたのだ。

食うための、下品な労働から解放された今は、庭づくりは、自分が自分てある為の、つまり、王が王国の王で在るための容赦ない高貴な責務であり、唯一の国事行為なんだ。なんちゃって。

これでもか、これでもかと手を入れてきたのだが、自然相手だからこれで良しという事がない。今年は垂直の庭、いや我がキングスガーデンの垂直大壁面の植生を現在の三倍以上複雑な物にするという短期計画があり、入院が最短ですんだおかげで、植え込みのシーズンにギリギリ間に合った。オカゲで毎日、巷のホームセンターやグリーンショップに通い、恥ずかしながらグリーンフィンガーの日々だ。

梅雨が明け、郡上踊りが始まる頃には、我が王国が緑に分厚く覆われるハズだ。緑の空気をいっぱい胸に吸い込み、わたしは、「シ・ア・ワ・セ」ってツブヤクはずだ。

Ed77

Congratulations on lovely little princess!

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