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2015年5月19日 (火)

徹底的にアンティークな部屋する。

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オイラ、もう働いていないからお金がないんだ。今月なんか特に!今月はもう給料もないし、年金だって偶数月だから今月は、ないんだ。「来月に予定していた夏のボーナスだってないじゃん!」と家内のボヤクこと、ごめん突然の退社だったから、全部オレが悪いんだ。と、いきなり貧乏物語で恐縮。

さて、そんなこんななのに、こんなことを書くなんて顰蹙(ひんしゅく)だけれど、世間のことなんかどうでもイイんだ、オイラ天下無敵のドロップアウトシルバーだから。

だから、この際、徹底的にインテリア、そう、アンティークコレクターとしての部屋の仕上げに掛かろうと思うんだ。 と、いきなりの話題の転換でごめん。これがオイラの文法なんだ。

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我が家の応接兼コレクションルーム、つまり王国の接見の間は、椅子とソファーが混在していて、椅子の座の高さとソファーには10センチの違いがあるからかなり不都合があったんだ。

オイラあの、応接セットという奴が、いかにも小市民的な気がして嫌いなんだ。だから、応接セットなんか買ったことがなかったから、二十代の後半に買った、飛騨産業の名作「穂高」の一人用のソファーとロッキングをいまだに使っていて、クッションのゴムも一度自分で取り替えたし、マットも一度とりかえて使ってきた。40年近くなると、さすがに木も乾燥したり粘りを失って、脚は3ヶ所で折れ、オイラが自分でボンドとモクねじで直してあるんだが、最近ゴムがまたへたってきたし、ミスボラシクなったから、人生最後の生活投資をすることにした。つまりソファーを買い換えたんだ。

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そうと決めたら、そこはやはり、アンティーク的でイギリス的であるべきであって、やはりイギリス的ソファーの代表・チェスターフィールドが第一候補だ。

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チェスターフィールドは、皮革の大振りなソファーで、ボタンダウンが特徴的な豪華絢爛たるものだが、豪華ではあるがフランス物のような浮ついたところが無く、映画の中の弁護士事務所やらお医者さんのイメージ。

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この大振りな姿が貴族的で良いのだが、なにより座面の高さがウィンザーチェアーなどの我が部屋のコレクションの椅子と同じなのが良い。小さな女性だと座ると脚が宙ぶらりんになってしまうのだが。

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さて、我がカースルは、ウサギ小屋だから、マナーハウスのような天井までの暖炉があるような大きな部屋があるわけではない。チェスターフィールドのソファーは、せめて20畳の広さがないと置けないしろものだ。

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多少すっきりしたデザインのもあり、アールデコとミッドセンチュリーの中間あたりの上の写真のものなんかは、オイラの求めるテイストなんだけれど予算が合わない。

コンパクトサイズの物もあるが、肉厚のオーバーサイズこそがチェスターフィールドの醍醐味なわけで中途半端は、貧乏くさいかもしれない。なにより、20畳に少し足りない部屋で、部屋の真ん中で部屋を分断させるような置き場所だから、大げさなものは置けない。

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そこで思いついたのが、このイタリアンクラシックのロココチェアーなんだ。ロココ調というと、下品な韓国ドラマのセットのような、意味も無く豪華な悪趣味なイメージがあるが、抑えたデザインの物なら良いし、なにより無駄に肉厚でないだけ場所の収まりが良い。

この椅子は、チェスターフィールドの肝であるボタンダウンが効いていて良い。イタリアンクラシックという分類は目をつむってチェスターフィールド的なボタン止めだけを見ることにした。皮はこの黒が渋くてよいのだが合皮しかない。やはりこの手のものは裏まで本革でなくてはいけない。だいいちアンティークコレクターとしては、エイジングの楽しみがない。

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我がカースルの接見の間は、直射日光は入らないし、床は黒のタイルなんだ。この黒い床が、たまらなくココロを静めてくれてお気に入りなのだが、蔦が覆う中庭といい暗くて少し病的ではある。妥協点としてブラウンという手も考えたが、大正村の医者の待合室ですか?とかなんとか言われそうで、自分のことは自分だけで決めることにした。

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さて、そんなこんなで、このレッドなんかどうよって、当初は圏外だった派手な赤色がオイラのアタマの真ん中にきた。

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この赤こそ、イギリスのロイヤルカラーであり。ロココとしては抑制の利いたフレームがエドワード七世の時代あたりを感じさせる。もちろん今物だが、本革だからエイジングの楽しみもあるし、赤ってエイジングを上手くやればとても良くなるんだ。これで暗すぎる部屋が少し明るくなるかもしれない。いや、むしろ赤は暗い部屋に置くと意外に暗く、それなりに、なじむかもしれない。そうだ、薄暗い部屋の「赤」、これこそがオイラのアンティークな世界ではないか!なんちゃって。

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ちなみに、この手の皮のソファーの「本物のアンティーク」というのは、大変で、皮はボール紙みたいにもろくなっているしスプリングは錆びてボロボロだし、木部は乾燥して簡単に折れたりする。使うことを前提に買ったりすると泥沼に嵌まるんだ。箱物家具のアンティークは良いが、使う為の椅子はリプロがベターだと思う。

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カメラを代えたから、写真がかなり変わったことに気がついていただけたかしら。

家内は、この椅子すら気がついていないみたいだけれど。

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