お正月実感。
あんまり、寝てばかりというのもナニだから、カメラをブラサゲテ正月の街に出て見たけれど、なにやらまことに不景気な感じ。
我が家的には、なんにもイイこともなく、なんにも悪いこともなく、餅もオセチも充分にあって、しかし平和というのは、かくもツマラナイものかと。
いやオイラ的には、健康状態はドンゾコで、秋口に引いた風邪が少しよくなったとおもったら、寝てばかりいたらマタひどくなって、声がでない、声がでないでは、仕事にならないワケで、必死にイロイロ試しているのだが、それがまたますますイケナイようで、ほんとうに声がでなくなってしまったから、大変なのだが、今日は薬をやめてみたら、のどの痛みはやわらいだけれど、あさってからどうしょうか?なんてことだけれど、どうしょうもない。
退屈な正月は、ゆっくりアンティーク三昧と思っていたのだが、イギリスからの荷物がクリスマス休暇と新年で十日以上遅れて、まだ届かないワケで、淋しいから更にマタ、オークションに入札して、オイオイ歳の初めからまたクレジット地獄かよって、あいかわらず子供じみた散財。
クリスマス前は、アンティークショップも書き入れ時とみえて、客の呼び込みに面白い物が沢山オークションに出されるが、オイラがはまっているイギリスの歴史記念品のカテゴリーでも、エドワード8世の物のコレクターの放出があって、かなり稀少な面白い物が沢山でた。12月の予算を使い切ったアトで厳しかったが、オイラも数点とても面白い物を手に入れた。といいつつ、実はオイラの興味は今、ヴィクトリア期の宝飾品に関心が移っているのだが、ヴィクトリア期というのは知れば知るほど面白い。
でも、今年は、ひとには言えないが、物よりカネをコレクションしようといのがオイラのテーマで、アンティークはもうイイから、リタイアに向けて少しばかりお小遣いをためておかないとイケナイわけで、小遣いの無い老人ほど哀れなものはない。
リタイアして、五年十年たつと、ほんとうにアンタどうしてしまったんだというヤツがいて、俺に近寄るな!という危険な光線を発しながら道の隅っこを歩く不機嫌な老人やら、つねに世間に喧嘩を売りながら道路の真ん中を逝く危険な老人がいて、それもこれもカネがないからで、カネといったって世の中の人たいがいが金がないわけで、しかし老人の場合、子供の小遣い程度のカネさえないから不機嫌なワケで、それもこれもみんな自分が悪いのだけれど、自分が悪い、そんなことは人にいわれなくてもわかっているワケで、だからマスマス不機嫌なんだ。
まあ、そんな老人にならないために、ことしは少し諭吉の印刷物なんか集めたいとおもうが、歳の始めからオークションでクレジットクランチ気味のオイラの今日この頃みなさまいかがお過ごしでしょうか。
ことしは、雪で出鼻をくじかれたこともあるけれど、初詣の風景がいつになく不景気なかんじだと思ったのはオイラだけだろうか。
予定していた年金は、予想以上に減っているし、介護保険とやらがドーンと引かれるし、物価は上がり始めたし。
なにより今年三月は、個人商店の消費税破産が続出だとか、年商二千万なら160万の消費税、あたりまえのことだけれど、消費税は預かり金だから、儲かっていようと居まいと払うわけで、そんなカネ使ってしまっているのが個人商店なんだな。
TPPは、すでに決着済みで、発表されれば日本の農業は壊滅だとか、アベノミクスの本当の姿がまもなくアラワニなる混乱の春。
愚民の愚民による愚民の選挙のもたらしたもの、老人にはもうドウでもイイことだが、ザマーミロって。
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