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2013年9月15日 (日)

「荘川 村芝居」を観る。

そもそも田舎が昔のままでないと嘆くのは、都会人の幻想の果てのわがままにも聞こえる。

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さてさて、夏が去り、高原の夜は秋の気配が濃厚で、実りの秋を迎えて各地で秋の祭りが始まる。

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今日、ご紹介するのは、オイラの渓流釣りのホームグランド、岐阜県の飛騨・荘川(しょうかわ)の秋の祭りの奉納芝居なのだ。昨日は、のんびりと白鳥から石徹白、荘川と白山文化圏を徘徊してきた。

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かっての岐阜県大野郡荘川村は、平成の大合併で岐阜県高山市荘川町になって「町」になったが、どこかソグワナイ感じがして、もう四十年もコノ村に通い続けるオイラとしては荘川は村であって、村がナニが悪いと思っていたのだが、その荘川の秋の祭りの「芝居」をアエテ「荘川 芝居」と銘打って打ち出したあたり、荘川村民、いや高山市民である荘川町民はナカナカにお洒落で素敵だと思う。

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荘川は世界遺産の合掌造りの白川村の隣村で、やはり合掌造りの文化圏なのだが、村の暮らしは結構文化的で、四十年も前にココへ遊びに来たときは、実は驚いて、村の家は大きくて広くて台所は文化的でトイレこそ浄化槽だけれどそれなりに清潔だったのだ。

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当時、東洋一と謳われた御母衣ダムの恩恵はあるけれど、厳しい山の暮らしは、山の中で生きていかれるものだけが生き残れる世界でもあって、高度成長期を経て淘汰された後の生き残れた豊かな人たちの暮らす村なのだと勝手に解釈したのだが、間違いだろうか。

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さてさて、たまらなく面白いのだ。村の祭りは、村の芝居は。

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役者は、村で生き抜くタクマシイ若者が中心だけれど、村の診療所に赴任した独身の若い医師だったり、中電の駐在員だったり、村の学校に来た都会育ちの先生だったりもする。

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これに、事情通の村人が、「中電頑張れ!」だとか「農協の受付はお前の嫁か!」といったヤジを飛ばす。闘いのシーンでは、悪役にも「パパがんばれ!」と子供の必死の応援がある。

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芝居の前には、村に伝わる伝統の獅子舞があり。子供の舞踊ショーが続く。

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懐かしい昔の風景があり、三歳の踊り子が寝てしまい出順が入れ替わるなんてハプニングもあり、会場は大爆笑。その演目が、「金魚のお昼ね」だなんて、すこし、デキスギじゃないかい?芝居の後は大人の舞踊ショーが日付が変わる頃まで続く。

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こんな芝居が、秋の初めに、村の黒谷白山神社、野々俣神社、荘川神社の三つの神社で、それぞれ競うように行われる。芝居の上手さは黒谷だという、面白さは野々俣(ののまた)、そしてなにより今回ご紹介した荘川神社、蕎麦の里のすぐ北で駐車場も充分でオイラのように遠方からの訪問者にはありがたい。

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荘川って、イイね!

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コメント

はじめまして、ブログ楽しく読ませて頂きました。
私はミニベロ乗りのたけとと申します。
ハプニングにも対応できて本格的ですね^^

投稿: たけと | 2013年9月15日 (日) 23時15分

たけと様
ミニベロの素晴らしいサイトをお持ちですね。
さっそく、お気に入りに追加いたしました。
これからも、楽しまさせていただきます。

投稿: IWANA | 2013年9月16日 (月) 00時27分

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