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2013年7月 4日 (木)

英国王のスピーチ ジョージ6世のロイヤルファミリーのTea Caddy Tin。

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ジョージ5世の、臨終の言葉は「ちくしょう!」だったという。

ヘビースモーカーで、長く肺や気管支を患ったジョージ5世の最期は、病状をみかねた周囲の配慮でモルヒネやコカインを致死量投与するという安楽死だったというが。

ジョージ5世の気がかりは、世継ぎとなるべきエドワード8世の行状だった。ジョージ5世の無念は、放蕩息子エドワード8世への王位継承だった。

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ジョージ5世一家の、物語りを終えるに、ジョージ5世の次の王であったエドワード8世を語って終わるには、あまりにも悲しい。愛に生きたというのは美しいが、放蕩息子で一年足らずで国王の座を捨てたエドワード8世で話を終わるワケには行かないのだ。

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望んだワケではないが、兄が捨てた王位を引き継いだジョージ5世の次男ジョージ6世は、吃音で人前での演説も儘ならないありさまで、それでは世界に拡がる英国の植民地にラジオを通じてメッセージを発信するという、英国王室が始めた最新の統治システムが機能しない。その様子は、映画「英国王のスピーチ」の通りなのだが、英国王室が救われたのは、ジョージ6世の子供エリザベス2世の誕生によってなのだ。

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さて、今日の御自慢はジョージ6世のロイヤルファミリーのアンティークブリキ缶。

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モノトーンの、セピア色の、ジョージ6世、アールデコの時代を思わせるヘアスタイルの、その妻エリザベス、そして父の王位を継いだ長女のエリザベス2世、そして次女のマーガレット。

年代は当然、ジョージ6世即位の1936年頃。

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ジョージ5世からジョージ6世のこの時代は、第一次世界大戦と第二次世界大戦という戦争の時代でもあって、中世の、王の為の戦争から、王が戦争に利用される時代へと変わる時代でもあって、今まで紹介したジョージ5世のコレクションの違和感は、これらが戦争グッズであり、帝国主義のプロパガンダのツールでもあったというコトなんだ。

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