« ハシシタの言葉。 | トップページ | 2013 今年の 岐阜 加納ほたる祭り。 »

2013年5月20日 (月)

ジョージ5世のTHE KING'S MEDAL 皆勤賞メダル。

L1007006

 GeorgeV のKing's Medal の、Attendance Medal 出席メダル、子供の為の皆勤賞メダルなのであります。

L1007038

上段のバーにあるL.C.C.とはLondon County Council(ロンドン州会)、下のバーの1919-20は授賞の対象となった期間を示します。.

メダルの側面には受賞者の名前がG. PERKINS. と彫られています。

L1007027

この、Attendance Medalの制度は1887年に始まりますが、1887年といえばヴィクトリア女王のゴールデンジュビリー・在位50周年の記念祝典が行われた年。しかし、祝賀ムードとは裏腹に、イギリスは、女王の治世が犯したアヤマチにより失業者があふれ、市民の不満は頂点に達し「血の日曜日」「ドッグ・ストライキ」といった騒擾事件が続き、社会主義革命前夜の様相を呈していたのです。

西洋の言葉に「王家は、栄誉の源泉なり」というのがあるが、勧賞懲罰は上部構造の必要欠くべからざるところであるが、懲罰は政府や国会にまかせ「王家は、勧る有りて罰する無く、賞する有りて罰するなきもの」などと、王家のあるべき姿として、福沢諭吉先生なども帝室論で述べておられる。

さてさて、つまり、王様の仕事とは、威張ることではなく、国民をホメルことなのです。

威張り散らして国民を苦しめて、あげくは国民から石を投げられ、ムチを打たれ、火あぶりにされるというのは、ヨーロッパの王様のほとんどの末路だったワケですが、そんな不安定な王様が生き延びる為に考えだしたのが、勲章やらメダルを、国民にオゴソカにフンダンニ与える事だったのです。

L1007009

こんな立派なメダルが王様からもらえるのですから、子供は夢中になります。風邪をひいても、風疹になっても、たとえ死んでも学校へは行く!なんて子供が続出します。もちろん成績優秀と善行がなにより重要でありますが。あまりの過熱ぶりに、一日半の病欠はよしとするとか、宗教的な欠席は認めるとか、厳格ではあるが除外する項目は色々と決められ、第一次世界大戦により一時中断はありますが、1887年から1920年まで続けられます。

このメダルは、1919-1920年の授賞ですから最後のAttendance Medalというコトになります。リボンもオリジナルで最高のコンディションの物が手に入ったのは、王からのプレゼントではないのか。

L1007022

まだまだ、ジョージ5世のアンティークは続きます。 笑

|

« ハシシタの言葉。 | トップページ | 2013 今年の 岐阜 加納ほたる祭り。 »

アンティーク」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ジョージ5世のTHE KING'S MEDAL 皆勤賞メダル。:

« ハシシタの言葉。 | トップページ | 2013 今年の 岐阜 加納ほたる祭り。 »