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2012年11月10日 (土)

オールドノリタケの源流。O&E.G ROYAL AUSTRIAのアンティークカップ

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オールドノリタケファンには、とても衝撃的な画像かもしれない。もちろん、通りすがりの「踊り助平」の皆様には何の意味もないかもしれないが。

さて、オーストリア、そう、つまりカンガルーのいない方の国のオーストリアのカップなんだ。形の良さと薔薇に惹かれてオークションで落としたのだけれど25ドル25セント。

だいたいがオーストリアやチェコあたりの物は、実物が届くとガッカリする物が多いんだ。現に何個かのカップがブログにアップされずに、コレクションの墓場となった座敷の茶箪笥に置かれているのだけれど。このカップも届いて開梱したとたん、「なんだよ、まるでオールドノリタケじゃないか」ってオイラ的には「アウト!」って事で茶箪笥の上に放っておいたんだ。

良くある事なんだけれど、ダメと思ったものが、段々と良くなる事があるんだ。このカップ、遠くから眺めていると何か気になって向こうから手招きしているみたいな。よく見ると、とても形がいいんだ、色合いだってイイ感じなんだ。毎朝の通勤電車で少し離れたところに何時もいる妙齢のご婦人の様で。そんな調子で、このカップだんだんと気になりはじめたんだ。それで、ビクトリアンなデザインなので、最近手に入れた天使がデザインされた真鍮の古い飾り台に合わせてみたんだ。そうしたら、どうだろう俄然光を放ち美しく語り始めたんだ。

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良く見ればこのカップ、サインもあるではないか。そして、ファーストインプレッションの「オールドノリタケ」、まさにオールドノリタケそのものではないか。いや、オールドノリタケが・・・・。

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裏印は O&E.G. ROYAL AUSTRIAとある。Oskar & Edgar Gutherz f. スタンプの年代は1899(明治32年)~1918(大正7年)。

さてさて、オールドノリタケのカテゴリーの中で、森村組が産業スパイもどきの方法で、オーストリアのビクトリア窯から、その製法を盗んだ事を以前書いたから「オーストリアビクトリア窯の世紀末風カップ&ソーサーと久しぶりのオールドノリタケ考。」で検索してブログを読んでみて欲しい。

このカップを見たら、少しオールドノリタケを知っている人なら誰だって、「これ、オールドノリタケだ!」って声をあげるはず。

このO&E.G.社ビクトリア窯もオーストリアだったボヘミアの同じ会社。オールドノリタケ、パクリの証明がこのカップだ!と書くと書きすぎだろうか。かってオールドノリタケのフライングスワンウースターのパクリと書いた事があるけれど、オールドノリタケの薔薇画も見事なパクリで、白磁の製法のみならずデザインまで見事に「学んだ」のだなノリタケは。

もちろん、それも含めてオイラ、オールドノリタケのファンなのだけれどね。そういう時代だったし、そんな時代もあったんだ。

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