今夜も徹夜か?十八観音祭・下愛宕町で郡上おどりする。
郡上おどりの醍醐味は、なんといっても徹夜おどりの“さわぎ”いや“騒ぐ”にあるが、オイラ、この徹夜踊りが終わった後の郡上おどりも好きなんだ。
まだまだ暑いけれど、夜風は「秋」であり、喧騒が去り、なにか純粋に“郡上おどり”が見えてくるような気がするんだ。
今夜の会場は、下愛宕町、幅四メートルという狭い道路での開催で、これこそが郡上八幡なんだとオイラが思う場所なんだ。
実は、この近くには、郡上が誇るもう一つの文化“郡上釣り”の典型的なカタチである「郡上びく」の製作者・嶋さんのお宅がある。
この、嶋さんの「郡上びく」は、全国の渓流釣りファン垂涎の的で、バブルの頃、東京あたりでは諭吉三人と樋口一葉だったりしたんだ。
なかでも、オイラが愛用の、そして腰板がオイラ手製の物であるこの魚篭はネット上で最も有名な郡上魚篭なんだ。(笑)
「無形文化財」とあるが、魚篭という形のあるものが無形文化財というのではなく、郡上魚篭を作るという嶋さんの技術が無形文化財なんだ、そこんとこヨロシク。
話しはそれっぱなしなんだけれど、「郡上の釣り師」なんてのは渓流釣りの世界では最も格上で、あこがれで、郡上と聞いただけで、たいがいの釣師は道をあけ、魚篭を隠し、サカナは青くなって岩に隠れるんだ。
さてさて、徹夜踊りも終わって、観光客もガタッ!と減って、オイラ大人の郡上おどりをシンミリ踊ってみようなんて事で、今夜も郡上へ出かけたんだ。出かける頃は、岐阜も名古屋も雨。
オイラの経験則から言うと、岐阜や名古屋が雨の日は郡上は天気が良くて、とりわけ夕立はナイという感じで、だから天気予報も郡上の夕方は雨というのだけれど、それでも出かけたんだ。そして今日も郡上は雨、もううんざりで、今夜はブログ用の写真だけ撮って帰ろうと決めていたんだ。それがどうよ!開始直前に雨はピタッと止み、今夜は暑くも無く最高の踊りのコンディションとなったんだ。
雨が止んだら、どこにコレだけの人が居たんだと思うくらいの人が狭い会場に溢れ下愛宕町の会場からお隣の町内の川原町まで踊りの列は続き、音頭とりの声も聞こえないあたりまで列が伸びたんだ。
徹夜おどりの前半3日間が豪雨に見舞われた反動なのか、四日目の最終日は大変な盛り上がりだったようだけれど、今夜も予想外の人出だったんだ。一瞬オイラ、今夜はこのまま徹夜おどりに突入かと思ったくらいで。
でも、さすがに音頭とりの皆さんも、お囃子も、今夜はメロメロで、豪雨の徹夜おどりは身体にきたみたいで、踊りの先生方もお疲れのご様子。
踊り助平の皆さんも今夜は早めのお帰りの方が多かったみたいで、今夜は、とにかく雨に降られず踊れただけで何やらスッとしたみたいな。
郡上は、みんなチョッと疲れ気味だけど、ホントにエエよ。
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