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2012年7月29日 (日)

岸剣神社夏川祭で郡上おどり。

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郡上八幡の宮ケ瀬橋は、徹夜踊りの夕涼み場所で、記念撮影の絶好のポイントなんだ。

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名前の“宮ケ瀬”は宮(神社)の瀬という事で、宮というのは、江戸の始めに橋の北側に岸釼神社(きしつるぎ)が出来た事に由来するわけで、岸釼という不思議な名前は“岸に流れついた釼を祀った”わけで、長くなるからザクッと書くと、

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昔々、吉田川上流の気良村(けら)今の明宝村が旱魃に見舞われたとき、雨乞いに御神体の宝剣を川岸に祭って祈祷したところ豪雨となり宝剣は流れてしまい、数日後、郡上の宮ケ瀬橋の下の岩にかかっているのを発見して後にこれを祀ったわけで、この岩は今も“かかり岩”と言われているという事なんだ。

この岸釼神社は、後の明治19年に城山に移り、その跡には郵便局やら演芸場・朝日座などが建てられて、宮ケ瀬橋は、ながく郡上の中心であり、出逢いの場であったみたいなのだ。

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と書いてみて、オイオイ、郡上踊りが“雨”に祟られているのは、この岸釼神社の御神体の宝剣のせいではないのか、なにせ雨乞いの御神体なんだものならば今度の大雨の時に吉田川から流してしまったらドウかな。ナンチャッテ。

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さてさて、今夜は、

駒はナ~ 売られて いななき交わす

土用七日の 毛附け市 と

“かわさき”にも唄われる、毛附け市(馬市)であり、岸釼神社の夏川祭の縁日おどりなわけで夕方、氏子の町内である本町では、神楽の打ち練りも行われた。

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いかにも郡上の夏祭りという感じがして踊りだけではない郡上の奥深い文化に触れた感じがする。

郡上ってイイよね。

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さて、今夜の踊り会場は、岸釼神社のすぐ隣の城山公園駐車場、八幡城の本丸跡。

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郡上八幡の街を見下ろしながらの郡上踊りなんだ。少し足場が悪いけれど「昔おどり」だと思えば我慢も出来る。市街地から外れた会場は、なんだか秘密結社の集会めいて良い。

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城山の樹木に三味線も太鼓の音も染み込んで音頭取りの自慢の喉が冴え渡る。不思議めいて秘密めいて、踊るという行為の元始の姿を想ったのはオイラだけだろうか。

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だから、今夜の浴衣は、少し地味な夏大島にして、手ぬぐいは、有松本間とめ子さんの手蜘蛛絞りにしてみたんだ、しびれているのは、やはりオレだけだろうか。(笑)

さて、そんなこんなだったけれど、ここで重大なご報告があるわけで、まずこの写真を見ていただきたい。

L1003641美しい同世代のご婦人と、ご一緒させていただいているけれど、このご婦人とは深い意味も関係もないのだ。

会場にいた若い人に撮影を頼んだら、若い人が誤解して、隣にいた女性に一緒にどうぞとさそって、まるで美しい恋人達みたいな写真になってしまったけれど、重ねて言うが、今後のことはさておき、今は、まったく関係のない二人なんだ、今日、「げんげんばらばら」で踊り免許をいただいた、このご婦人が13番、オイラが14番という事だけなんだ、其処の所よろしく。こんや絞りの浴衣でなくて良かった。

さてさてオイラ、平成22年8月21日の“かわさき”の免許取得いらい、踊りシーズンの週末は必ず郡上に通い、還暦過ぎの退屈しのぎに、郡上おどりの免許皆伝を目指してまいりました。そしてようやく夢が叶いました。最後まで残っていた“げんげんばらばら”の免許を今夜戴きました。

(郡上踊りには全十曲のうち七曲に免許があって、毎晩九時から会場で踊り審査があり、その日の審査曲の踊り上手には免許が戴ける。)

今夜も、郡上は極楽でありました。

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