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2012年7月13日 (金)

水うちわDE郡上おどりする。

L1003323なんだか無理やりなタイトルで恐縮。「水うちわ」についてなんだ。

岐阜市には、「竹」と「紙」についての独特の歴史と文化があって、「和傘」「岐阜提灯」「うちわ・扇子」といった物なのだけれど、団塊堂が住む、岐阜市の加納は城下町で、つまり信長の時代の戦争のための山城である岐阜城が、江戸時代という平和の時代を迎え平地の加納に移り、江戸末期の武士社会の衰退により武士の内職として城下町加納で「和傘」づくりなどが盛んに行われた。

これは長良川の中流にある美濃の「和紙」、あるいは上流の郡上・美濃の「竹」という資源が長良川による水運によって結ばれたもので、これは郡上おどりが長良川の「川の文化」であるように提灯も和傘もウチワも「長良川の川の文化」の象徴であるのだ。

さて、そんなこんなで、近頃、岐阜の知的アッパークラスで流行なものが、この「水うちわ」なんだ。まるでセロファンで出来たウチワみたいなのだけれど、じつは極めて上質な「雁皮紙」つまり、昔の謄写版の原紙と言って、そんな事が分かるのは、オイラの世代までくらいだろうけれど、謄写版の原紙に使われた薄くて丈夫なガンピ紙に絵を描き、「ニス」を塗って透明感を楽しみ耐水性も求めたもので、昔は岐阜のどの家にも一本くらいは有ったものだけれど、今では廃れて、仏壇の引き出しに小さい灯明消しの水団扇が有るくらいなんだ。

岐阜市の活性化のプロジェクトのなかで、水うちわがハイファッションだと若い世代から声があがり、地元のグラフィックデザイナーに呼びかけて洒落たものがつくられたり、「ひびのこずえ」といった岐阜に由縁の作家のものや、HIROCOLEDGEといったデザイナーズブランドとのコラボの「水うちわ」が生み出されているんだ。三千円から一万円といった高価なものだけれど良い絵柄の物はすぐ売り切れてナカナカ手に入らないんだ。

というワケで、何かと「こだわる」オイラが、川の文化の郡上踊り用に選んだのがこの「ゲゲゲの水うちわ」なんだ。「目玉おやじ」がオイラの背中でニラミを利かすんだ。郡上おどりは霊の供養の踊りであり、お盆には会場に吊り下げられた「切り子灯篭」を拠り所に霊が降りてくるんだ。もちろん霊には良い霊もいれば悪い霊もいるわけで、悪意の霊は遠ざけて、善意の霊の助けを求めるのも盆踊りなんだ。だからオイラ、今年は、踊るオイラの背後は「目玉おやじ」に守っていただこうと思うんだ。

サテサテ、14日(土)の「郡上おどり発祥祭」、先週末から郡上市の天気予報を注視しているのだが、降水確率はマスマスあがって80%ということ、雨でも踊る郡上おどりの、うちわはやはり耐水性のある「水うちわ」でないとね。(その後、予報は曇り後雨となり、降水確率は下がっています。)

なんて書くとおさまりが良いのだけれど、本当は「水うちわ」、長時間雨にあてたりしたらフヤケてしまうんだよ。だから明日はデビュー出来ないな。

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