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2012年4月29日 (日)

今年のゴールデンウィークの郡上おどりはどうなの?

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先日来、郡上踊り 5月5日といったキーワードで、当ブログにも沢山のアクセスがあり、オイラも今年はやるのかやらないのかと色々と調べていたわけで、そうしたら一週間ほど前に、ある方のブログに今年も5月5日は出かけるなんて記事が出たから、やはり今年もあるんだと大いに期待したのだけれど、その後、オイラが毎日読んでいる郡上の酒屋さんの女将のブログ今年は無いので残念と書き込みがあった。そして今日、郡上おどり運営事務局のFacebookに「春の新町ほこ天」のチラシがアップされイベントは13日に行われるも郡上おどりは行われないという事がハッキリして残念。

さて、そのチラシのリードのコピーが「はちまんの人がたのしむ、はちまんのイベント」とあり、つまりどうやら、「八幡以外から来る人ばかりの踊り助平の皆様」が嫌われてしまったのではないか?と、オイラ少し心配しているんだ。

去年のイベントの後、地元の御婦人のブログに「踊っているのは地元以外の踊り助平ばかり、地元の人間なんておらへん。」とお怒りの書き込みがあって、そうか「遠くから来てくれてありがとう。」という人ばかりでは無いのだなと思ったのだけれど。そんなこんなで地元との共存なんて事について考えてみた。

オイラ、宣伝とか販売促進・営業企画という仕事を百貨店でずっとしてきて専門家のつもりなんだけれど、郡上へ釣りで出かけても、郡上踊りに出かけても、宣伝だとか、販売促進だとか、イベントのあり方だとか、街づくり、だとかと言った視点で考えてしまって、もうセカンドライフなのに現役のクセが抜けきれなくて遊びが遊びで無いようなところがあって洒落にならないのだけれど、老人のタワゴトを聞いて欲しい。

さてさて、郡上おどりは、間違いなく郡上の文化遺産であり、観光資源であることは間違いない。

しかし、郡上おどり・郡上釣りともに行動型のレジャーであり客が参加する事で成立するイベントだけれど、必ずしも現地での消費を約束するものではないし、地元はむしろ資源やら労役を提供するだけで、客に遊ばれるだけの「もてあそばれ型」資源の危険をハラムものなんだ。

商売の分類で言うと「もてあそばれ型MD」というやつで、下手な商売ということなんだ。盛り上がって楽しかったけれど売上げには全く結びつかないゴールデンウィークのイベントなんてのがオイラの経験でも数多くあって。

去年のゴールデンウィークの様子を観ていて思ったのは、夜ならいいけれど、商売のゴールデンタイムの昼間に踊りで商店街を占領するってどうなんだ?オイラの常識でいえばイベントの時間帯は売上げは完全にストップしてしまうのだよな。

郡上八幡の動員策として良いし、ゴールデンウィーク中毎日やってもいいけれど商店街からは外して、寺の境内とか旧役場前の広場でやればとても良いのにって思っていたのだ。ゴールデンウィークの観光客だって、この時期しかも昼間に、郡上おどりが見られるなら、それは面白いにきまっている。観光イベントとしては良いことなんだ。

五月のこの時期は、踊り助平が「おどり浴衣」の新調を考える時期。それにあわせてカワサキホールなんかで郡上八幡の呉服屋さんが共同出店した「新作浴衣受注会」なんて販売催事やら、観光客向けに、踊りの街、浴衣のオシャレの本場をアピールするのもいい。有松のしぼり産地と共同して絞り浴衣の産直市なんてのも考えられる。江戸てぬぐいの見本市なんてのも良い、岐阜の水うちわや提灯の販売会もいい。遊ばれるだけではなく、遊びに来ている客を遊ばせて、他の客も絡め取る仕組みづくりも必要なんだ。

郡上八幡は郡上おどりという凄い資源を持っていると思う。踊りに通うようになって思ったのは、観光客が熱いのだ、郡上八幡という街のコンテンツに比較して。

つまり観光都市としてはMDが下手で商売が足りないと思うのだ。もっと商売をしたらいいのにと思うのだ。

たとえば高山なみに、彦根なみに、といっても地元の人は笑うかもしれないが。ならば滋賀の長浜や近江八幡とくらべても、郡上八幡は高いポテンシャルの観光資源を所有するにもかかわらず、観光を活かした商売は、それらの街に比べて未開発だと思う。

オイラが見るかぎり、客は熱い思いで八幡に来ているのに、お金の使い場がわからず良い街だねといって帰っていくのだ。そして、郡上おどりで踊っているのは「他所の衆」ばかりといって頭にくる市民も増えてしまうのだ。

ともあれ、他所の衆の踊り助平が、楽しく踊らせていただく為には、郡上八幡が儲からなければイケナイし、街がこのまま元気でいてくれなければ困るのだ。郡上八幡で買うのは下駄だけではいけないのだな。

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コメント

はじめまして、こんにちは。
今年度より新町発展会の会長になりました小酒井です。

団塊堂主人IWANAさんが、郡上おどりについて、熱い思いを語ってくださり、理解してくださっていて、ありがとうございます。

今年も今まで通り、GWの郡上おどりを開催するかどうか、新町発展会役員になったばかりのメンバーで、大変悩みました。
しかし現状の発展会では、財政的にも、マンパワー的にも不足していることは、明らかで、開催を見送りました。

郡上おどりにいらっしゃる方が、「踊りに来るだけで、お金を落してくれない」という意見があるのは、事実です。
しかし、それはそのお店自体に魅力がないからかもしれません。
なので文句を言う前に、自分たちのお店を盛り上げる方が、大切ではないかと考えたのです。

ですから新生☆新町商店街は、まずは地元の人に愛される商店街を目指し、魅力あるお店にしようということで、「はちまんの人がたのしむ、はちまんのイベント」ということで、スタートしようとしています。

決して、郡上おどりを楽しみに来てくださる方々を嫌ってのことでは、ありません。


今までは新町商店街だけのイベントでしたが、今回は今町・栄町・パワーズ・郡上八幡クラフト展と協力して、盛り上げていきたいと思っています。
郡上おどりを楽しみにしている方には、つまらないと思われてしまうかもしれませんが、私たちがこんな思いでいるということをわかってくださると、大変うれしく思います。

郡上へいらした際は、是非お会いできれば、うれしいです。

投稿: 新米の新町発展会長 | 2012年5月11日 (金) 15時51分

小酒井会長様

他所者が、ああだこうだと言ってごめんなさい。
商店街が地元の支持を失ったらおしまいです。今回のイベント、「地元深化」はとても良い事です。成功するといいですね。
会長のブログ「八幡ガラス二代目日記」も、奥様のブログ「小酒井陶苑の器だより」も毎日たのしみに読まさせていただいております。
ガラスのガラスが違いますが、ガラスも陶器もとてもウルサイ私であります。郡上踊りの際には立ち寄らせていただきます。
連休には、今年の浴衣を注文しました。郡上おどりまでアト2ヵ月、もう少しの辛抱です。

投稿: 団塊堂主人 IWANA | 2012年5月11日 (金) 19時31分

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