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2011年11月 6日 (日)

ダービー窯ブルア期の IMARI アンティークカップ&ソーサー。

L1001736さて、意図して集めているのではないが、ついつい伊万里のカップなんかがオークションに出るとクリックして細かく見てしまう、日本人なんだね。

オイラが、お金も無いのにカップを集め始めた始まりがロイヤルクラウンダービー(英)のOld Imariなんだけれど、贅沢なものというのは、貧乏な時ほど欲しくなるもので、財布にお金がいっぱいあったりすると、意外とそんなものは欲しいと思わなかったりするものだと野坂昭如がムカシ言っていた。

L1001742さてさて、今もデパートの特選洋食器売り場のドン真ん中に鎮座していたりする成金趣味の象徴みたいなロイヤルクラウンダービーの、二百年も昔のダービー窯ブレア期のカップ&ソーサーなんだ。

L1001743_2裏印は、ダービーのスタンダードマークのオレンジで年代は1806-1825。日本では1806年といえば歌麿が没した年で1825年といえば異国船打払令なんてものが出た江戸後期なんだ。

伊万里といえば、日本のもので、いや、つまり、この金襴手古伊万里様式もともとは、中国の嘉靖、万暦時代(1600年前後)の金襴手の模倣なんだけれど日本の元禄時代(1688-1703)に流行ったもので、海外に盛んに輸出されたものなんだ。当時のものはとても繊細で丁寧につくられていたのだが、このダービーはその模倣なんだけれど、日本の元禄時代から百年下っていても少し手が荒いのだ。

L1001738講談社刊の「アンティーク・カップ&ソーサー」和田泰志著によれば、“独・仏の磁器芸術を目指したダービーにとって伊万里は主力製品ではなく、二級品に絵付けされたセール用の絵柄だった”なんて事が書かれている。

おいおい、って事は、これこそロイヤル・クラウン・ダービーだ、imariこそ、お目出度い名前を三つも連ねるロイヤルクラウンダービーの王道だ!としてきた日本人って成金の田舎の人のいいオバカサン?

ちいさい声でいうけど、このカップ、ハンドルが補修されているんだ、見抜いていたんだけれど、ふと忘れてこのマークが見たくて買ってしまったんだ、この裏印いかにもアンティークって感じがしてステキだろ? 俺ってオバカサン!

さてさて、オイラのコレクションの「IMARI」ダヴェンポートとダービーの物を、新旧二点づつ並べてみた。  どうよ?宝くじが当たったような気分ジャマイカ?

L1001740

ダヴェンボートのイマリ

http://dankaiparty.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-3f5b.html

 

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コメント

傷や黒班があったり、骨董屋が「焼きホツ」と呼ぶ瑕疵・不出来や不純物の混入などがあるB級品の白磁でも、このような「イマリ柄」を描き込んでしまえば、塗り潰されてわかりにくいということから、不良在庫処分のセール目的で多く用いられた図柄だと伝えられております。
今となっては大変味わい深いデザインだと思います。

投稿: 和田です。 | 2011年11月 8日 (火) 20時23分

和田先生 まさにご指摘の、不純物が混じったようなB級品の白磁で ホツもあり これこそ和田先生が「アンティーク・カップ&ソーサー」に書かれていたものなんだと喜んでいるオイラです。
たしかに、現行のトリスマシタIMARIより人間の手が感じられて味があります。
このあとも、かなり面白いカップが手に入ってます。また観て下さい。

投稿: 団塊堂主人 IWANA | 2011年11月 8日 (火) 20時52分

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