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2011年10月29日 (土)

キューピーの磁器製アンティーク香水瓶。

L1001715ドイツ製のシーテッドキューピーといわれるパターンの磁器製のアンティーク香水瓶であります。クラウンシェイプドと呼ばれるキャップ、残念ながら経年により栓のコルクは失われていますが中のガラス棒も残っています。年代は1920s-30s、ILLUS社の販売です。

とても可愛い、小さなキューピーであります。一年がかりでようやく手にいれました。三度目のオークションの今回は、競争相手が現れず、いやスタートの値段が高すぎたわけで、だから競争相手がなしというのも、なんとなく損したかんじで、高い物を摑んでしまった様な、といって大した金額でもなく、柳ケ瀬のあまりキレイでないオネーサンのスナックで閉店まで長居してカラオケ歌った程度なんだけどね。

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せっかくのキューピッシュ・ラブなブログに柳ケ瀬のオネーサンの話題なんかを出したオイラを許して欲しいゴメン。

さて、キューピーがナンデアルアイデアルなんて事はウィキしていただくとして、キューピーは人気コレクションアイテムで、これを集めている人は沢山いてオークションに常時沢山の出品があるが、古いものとなるとナカナカなく、こんなのが出るとすぐ競争相手が出てきてしまうんだ。数十万というキューピーなんかも存在してココにも沼やら魔界が存在するわけなんだけれど。

ローズオニールがアメリカの婦人雑誌「レディスホームジャーナル12月号」にキューピーを登場させたのが1909年。はじめてのキューピー人形であるビスクキューピーがドイツのオールドルフ市ケストナー社で誕生したのが1912年。

そう、つまり来年はキューピー人形誕生100年というわけで、つまりキューピー人形は来年百歳で、日本の田舎なら市長がたずねてきて紫色の座布団をくれたり、金杯をくれたり、福島のある町では原発にタマシイを売ったバラマキ金で100万円をくれたりするんだけれど、とにかくドイツのオールドルフ市は来年、キューピー人形誕生100年祭を大々的に行うらしい。

L1001719さてさて、上質なハンドペイントのキューピー、赤いローズの唇、チークはローズピンク、ビッグブルーアイズに黒のリッドライン、ブラウンヘアーのリトルロック、たまらない可愛さなのだ。届いた日からオイラの机の上でどんどん可愛くなっていくんだ。

アンティークって不思議なもので、手に入れてからドンドン良くなっていくものがある。この小さな磁器製のキューピー、時代をたっぷりと持っていて良いのだ。

こんな組み合わせもオシャレだよね。

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でも、また年末の同窓会で、笠原君に、「お前、このごろキューピーで遊んでいるんだな。」って言われそう。

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2011年10月26日 (水)

日本の古い家。

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古い町並みが好きで、写しているのだけれど、日本の古い家が好きかと言われるとそうではない。

日本人というのは、渋好みで派手は嫌うみたいな事を言う人がいるけれど、これは違うと思う。

日本人というのは、派手好みで、とても見栄っ張りだと思う。

たとえば古い商家や民家をみてみると、まず屋根が立派で、考えてみると家が屋根だけであるみたいなところがあって、部屋といったら、インテリアなど全くなくて、紙の襖と障子のみで、天井は低く窓は小さく、暗くて真っ暗で、冬は寒そうで、およそ人間が快適に暮らすという事には、程遠い。

見栄ばかりで、見栄には金を使うが、快適に暮らすという事は贅沢だから快適は倹約するという倒錯した考え方が観て取れる。

観光地の、屋根は立派で家の中が真っ暗の商家などの展示をみると、心の中で、こんな家が成功者の証なら大した成功ではないわな、とオイラ思うのだ。家ってのはな、どう快適に生活するかが大事なんだ。屋根だけが家ではないんだ。

この家が美しいと思うのは、正面ではなく、この側面で、この家の歴史やら発展やら機能みたいなものがビジュアライズされているような気がするからだ。

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2011年10月22日 (土)

フリーメーソン「東方の星」のブローチとアンティークカップ。

L1001691さて、今日のご自慢は、秘密結社フリーメーソンの、アメリカの「東方の星 Order of the Eastern Star」のブローチとアンティークカップ&ソーサー。

カップ&ソーサーは、以前のブログで書いたから、後ほどお読みいただくとして。

このブローチ、当然、会員章であろう、箱には金押しでJohn A Flummerfeit?と名前があり、磁器に絵付けされたものを金属のベースで摑み、安全ピンタイプのブローチとなっている。

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ところでこの名前、男性ではないか?! というわけで調べてみた。

オイオイ、おいら過去のブログで東方の星をペチコートメーソンつまり女性版のメーソンと書いたのだけれどドウよ!! 

ウィキ英語版によれば、なんと「東方の星」は男女ともに会員となる事ができる様なのだ。フリーメイソンは男性のみなのだが、フリーメーソンの関係者の親族であれば男女共に所属できるのが“東方の星”なのだ。カップのブログは訂正しなければならないが、このブログでの訂正でお許しいただきたい。

東方の星は、女子禁制のフリーメーソンにあって男女共に会員となる事ができる特徴的なメーソンで、女性会員をペチコートメーソンと呼ぶという事だと思う。当時かなりの資料を調べたのですが、確かアメリカの秘密結社の歴史を書いた新書だとかアメリカ女性史について社会学者の書いたものを資料にしたんだけどね間違ってるジャン。ウィキって有難いね。

さて、箱の傷みに年代を感じる。戦前の物だろう。

L1001703図柄は FATAL STAR と呼ばれ、フリーメーソンのシンボルの一種である、逆さのペンタグラム(五芒星)であり、真ん中の五角形に説教壇とまわりにFATALと書かれている。FATALとはFairest Among Thousands Altogether Lovelyの頭文字である。

ブローチの中央とカップの金彩の五角形には説教壇(クレデンザ)と聖書が、カップの正面に描かれた五色の星は中央にはハンマーが描かれている。

星のトンガリの中には王冠と王杓(白地)、こわれた円柱・人間存在の不確実性を表わす(緑地)、コップ・貧困と苦難を見て発奮したエレクタの寛大なホスピタリティを想起させる(赤地)、刀とペール(青地)、麦の束・豊穣と勤労を意味する(黄地)といった「東方の星結社」の儀礼で使われる各位階に付属する象徴的道具が描かれている。

L1001697「ペチコートメーソンのペンタゴンカップ」のブログ、三年ほど前に書いたブログなのだが、結構、オタッキーなテーマで、当、団塊のブログでは検索によるアクセスの多い人気ページなのだ。イーベイのオークションにも常に何点かのOESグッズの出品がある。この会員章のブローチは、コレクターには見逃せないアイテムだと思う。

「イースタン・スターの密かな集いは

天使の集いのごとくあれ

われらの意図はただひとつ

集いはて、おのおの帰途につくころは

団結かたく、邪心去り

残るは無窮の日々なるぞ」

L1001698_2さてさて、「東方の星」の集会で歌われるのが上記の歌。

逆さの五芒星は、悪魔のシンボル・デビルスターといわれる。

悪魔のシンボルを会員章とする集いが“天使の集いのごとくあれ”とは。

過去のブログ。 ペチコート・メーソン「東方の星」・逆さ五芒星のペンタゴンカップ。

 http://dankaiparty.cocolog-nifty.com/blog/2008/11/post-a59f.html

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2011年10月19日 (水)

反核であり反格差である。

L1001673さてオイラ、百貨店を退職して六年になるけれど、いらい服などという物はほとんど買っていない。でもオイラは、どちらかと言うとファッション馬鹿で、若い頃から上から下までブランドでブイブイ言わしてたクチで、ファッションを語らせたらアンティークカップどころではないんだ。

そんなオイラが近頃は、毎日ほとんど同じ服装でワンシーズンほとんどワンパターンという有様。でも、さすがに六年にもなると手持ちのワードローブが消耗して、いくらなんでも少しは新しい物を導入しないとミットモナイと感じる今日この頃みなさまいかがお過ごしですか。

秋口にひいた風邪が未だに抜けず不愉快な健康状態のオイラ、その上ちょっとムカつく事もあって、気分転換の散財をと、夕方ショッピングセンターに車を走らせたんだ。

まずメガネを少しクラシックな黒か茶のプラスチックにしたいな。実は七年前から愛用の作家物のメガネを3ヵ月前にレンズを交換したばかりなのに郡上の踊り納めでどこかへ落としてしまったのだ。七年もするとさすがに近視も老眼も進んで不便。そのメガネ、コンピュータに登録してある店でレンズを誂えたらお代は四万九千円だと、いくらなんでも今のオイラにそれは贅沢というもの、一番安いレンズでいいよって二万四千円。でも、心の中で「オイオイ一万二万でメガネって買えるんじゃないのか?」ってひとりゴチたオイラ。でも、という事は、あのメガネ、レンズが四万九千円でフレームが作家物だからシメテうん万円だったんだな。ほんと馬鹿やってたんだな昔は。でもそれを落としてしまったんだ郡上おどりで。

L1001673_2そんなこんなで、とりあえずショッピングセンターのテナントの有名店へ、先日、お気に入りを見つけてあったんだけれど、今日は思うものがない、しかもフレームが二万五千円程度でレンズ込みで五万オーバー。お気に入りがなければ何もイオンで五万円はないよなってオイラ。

ちなみに今のオイラのメガネはジャパネスクとニコル、そこそこの物なんだ。

さてさて、階を変えて若い人向きのとてもオシャレなメガネブティック。有るじゃん!オイラのお気に入りのオシャレなメガネが。しかも五千円、えっ五千円?レンズ込みで!うっそ!ほんとかよって。オイラ、オシャレな店員に遠慮がちに聞いてみた「これって、遠近両用にできる?」

「追加料金五千円をいただけばできますよ」って。レンズ調整も四万九千円のレンズのお店と同じ。ただしレンズはタイで製造という事で最近の洪水で出来上がりは一ヶ月以上かかる、いやいつになるかわからないとの事。普通のレンズならすぐ間に合うとのこと。さて、10,990円のメガネどんな事になるのか。

その後、エディバウアーのカーディガンが7,900円。ハッシュパピーのキルトのジャケットが9,975円。おいおい、ドウなっとるんだ、この安さ、オイラの常識の半額以下ではないか。ひどいデフレだね、なんて思いつつ、このオイラの常識が百貨店をダメにしたんだなって厳しく反省したのだけれど、今更、オイラが反省しても、なんにもならないのだね。

メガネはタイで、ワードローブは中国製。

L1001673_3さてさて、反格差なんだ。世界に失業者があふれ、とりわけ先進国の製造業の低賃金労働者は更に低賃金を求められ、あげくの果ては失業者となって社会にあふれている。

中国の労働者の08年の年収は38万6千円。日本の平均賃金が400万とするなら、中国の不公正な為替操作による破壊的な輸出攻勢によって、日本の製造業の労働者の賃金は限りなく年収38万円に近ずか無ければ生き残れないわけで。

現在の格差の問題は金融システムの問題ではなく、全ては中国発の価格破壊・賃金破壊が原因なのだけれど、しかしこれを行っているのは先進国の資本であり、ブランドであり、ファンドに支えられたショッピングセンターの資本なんだ。だから金融の問題だけれど。

中国の現状は、実は、それら世界の資本の植民地であり奴隷工場なんだ。世界中で製造業を破壊し失業者を生み出している中国製品を排除するのが先進国の資本の横暴を止める道であり、世界の製造業を再生する道なんだ。

だから反格差デモの攻撃すべきは中国大使館でありユニクロなんだ。ユニクロは若者にとても安価にファッションを提供したけれど、製造業の若者の多くの職場を奪い、ごく少数の販売員に低賃金労働のアルバイト店員の仕事を提供したに過ぎないんだ。もしそうでないとするならユニクロは、全ての販売員を正規社員にして伊勢丹社員並みの賃金を払うべきなんだ。

とはいえ、そうすればメガネもカーディガンもジャケットも、現在の、二倍三倍の値段にもどり、年金生活見習いのオイラにはきびしく、反格差を叫ぶ若者の比較的小ぎれいな服装は、ファッションでなくリアルでボロボロになるだろう。

ヒッピーもフラワーチルドレンもベッドインも、平和どころか戦争も原発もなくせ無かったし格差は広がっただけ。オマイラ、音楽やったりチャラチャラしたデモやってたって野田君なんか、これでいいノダくらいにしか思ってないと思うぜ。

だから、やはりデモは、火炎瓶じゃないのか?なんちゃって。

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2011年10月15日 (土)

ふたたびの偽マイセンに酔う。

L1001664さて、あの偽マイセンの事をブログに書いたのは四年も前の事だけれど、以来、あの「我が師、和田泰志が偽マイセンを叩き割るの記」は、日本のアンティークシーンに記念碑的ブログとなって、今もなお毎日、参拝の善男善女は絶えることは無いのだけれど。

もしアナタ様がアノ!ブログを未読であれば、さっそく下記のアドレスをクリックして読んで欲しい、そして読んだアトは戻るのボタンでマタ戻ってきて欲しい。そうするとオイラのブログのアクセスは三倍稼げるってスンポウだ。なん茶ってセコイおいら。

http://dankaiparty.cocolog-nifty.com/blog/2008/06/post_20de.html

さて、戻ってきてくれた貴方は、とてもいい人だ、でも良い人ばかりではないのがこの世の中だ。さて、今回の偽マイセンのキャビネットカップ、ソーサーも微妙に歪んでアンティーク気分は満点なのだ。

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そして「港湾風景」はモチロン手描きで、人物の描写は甘いが、風景はソレナリに迫るものがある。

先日も1,300$で、この程度の窓絵のカップが、カップのデザインはもう少し上質であったが、落札されるのをイーベイでみた。

さてさて、偽物であり、マイセンとは噴飯物!とは言え、結構手の込んだ手描きなのだ。もちろんマイセンだってカナリ落ち込んだ時期もあり、本家がそうであったから偽物としてこれらの物が作られ流通したわけで、残念ながら我が愛するオールドノリタケや、明治の輸出SATUMAよりは、上質な絵付けだったりするわけなんだ。

さてさて、今回のカップ、オークションで11ドル19セントつまり869円で落札。さすがにディラーも悲鳴ジャマイカ。もってけドロボー!って偽物の巣窟・ゲットーの方から声が聞こえたような気がする。もちろん送料手数料でグロスで四千円弱ではありますが。

おいらユダヤの上をいく悪党って感じ。そして、夜ごとルーペで覗きながら「サムソンよ、おぬしも悪よのう!」なんて呟いているオイラ。秋の夜長っていいよね。

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2011年10月12日 (水)

さてと新米が。

L1001677オイラのお昼は毎日、自作のオニギリで、遊び人のオニギリってヤツで、焼き海苔を半分に切って軽くご飯を載せたらタップリの具を載せて二つに折ってギュッと抑えてしめるってものなんだ。この一ヶ月新米の流通でご飯がとても美味しい。

さて、今年の福島の新米が全て放射能が500ベクレル以下で合格なんだそうだ。でも何ベクレルだったのかは発表しないんだ。

セシウムの藁を食べた牛がセシウム牛肉で流通が止まって、しかし米は合格で、藁どころか米を食べる人間はセシウム人間ではないのか。

なんだかこの国も事故を起こした新幹線を埋めて隠そうとしたアノ国並みだな。

だから、東北の農作物は民主党と馬鹿な役人の悪知恵のおかげでマスマス売れなくなるんだよ。

福島原発の事故も、実は風評で本当は何も無かったという事になるのかな民主党さんよ、なんのための民主党政権なんだよ。

★小出裕章・先生のコメント。ーーーーーーーーーーー

福島県の米について、放射能検査でキロあたり500ベクレル以下であったとして、福島県知事は福島米の安全宣言を出しましたが、こういう安全宣言は間違っています。

放射能に安全などというものはありません。放射能の安全宣言を出すなんてことをやってはいけないのです。科学の視点からは全く間違えています。

皆さんに知って欲しいのは、3・11前の米は、キロ当たり1ベクレルあるかないかです。500ベクレルというのは、500倍以上の放射性物質を許容しろというのが国の見解です。これはとんでもないことです。

 

さて、チェルノブイリを調査研究しているベラルーシの放射線専門家が来日して、日本記者クラブで会見を行いました。

それによると、「日本政府が設定した食品の暫定規制値500ベクレルは高すぎる」、さらに「日本の暫定基準値は大変な驚きで、全く理解出来ない」。

  ブログ「誰がために鐘は鳴る」武田じゅうめい より勝手にコピー

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2011年10月10日 (月)

横並びがいいのなら。

こんなのどうよ。

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2011年10月 8日 (土)

コールポートの珊瑚のアンティークキャビネットカップ。

L1001630コールポートのアンティーク・カップ&ソーサー。

さて、すっかり秋の気配で、じっくりと秋の夜長にアンティーク語りをしようというわけなんだけれど、もう何年もこんな事をしていると、なにも語らず観ているだけで良いと思う日もあって。

語りすぎると、そのものの持つ美しさを穢してしまうような気もするのだ。

とにかく、美しいよね。L1001655

コールポートは、手が込んでてコレクターの心をくすぐるよね。

1881~1890年のコールポート。

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過去のオイラのコールポートのブログ

http://dankaiparty.cocolog-nifty.com/blog/2008/05/post_3937.html

http://dankaiparty.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_3937.html

http://dankaiparty.cocolog-nifty.com/blog/2008/09/post-0906.html

我が家のコールポートを集めてみた。

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派手な写真が気に障ったのなら謝る、ゴメン全部オイラが悪いんだ。

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2011年10月 5日 (水)

オイラのスタンド・バイ・ミー。

L1001656岐阜駅の裏の、東海製氷があった辺りの側溝に入って道路の下をくぐって、この清水川に出て岐阜駅の構内を通って、田中君の家を過ぎた辺りの清水公園のところで川を上がった。小学二年生には凄い冒険だった。

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2011年10月 2日 (日)

洋髪の日本女性のアンティーク香水瓶。

L1001611_2さて、久しぶりのアンティーク香水瓶のアップ。美しい洋髪の、明治の日本女性が描かれた小さな香水瓶。

キャップは銀製で、そのホールマークから年代と産地を特定する。メーカーマークはAB&C、タウンマークは錨でイングランド・バーミンガム、ライオンのマークで銀製、デイトレターは(e)で1904年(明治37年)とある。イギリスで作られた瓶で、絵付けは日本、米国へ輸出された物と観た。

明治期の輸出陶器に描かれた日本女性といえば殆どが“芸者ガール”と呼ばれるもので、まるで日本女性は皆遊女であるような扱い。まったく恥ずかしい話で、もちろんこれらは日本人が描いていたわけで、たとえ野蛮な外国人のオーダーであったとしても誠に恥ずかしい仕事で、明治期の輸出陶磁器の措かれた状況は樋口一葉の小説から引用して以前のブログに書いたから是非お読みいただくとして、そんな中にあって、これは明治期の輸出陶磁器の絵付けとしては、日本女性の本当の姿を伝える、珍しい、そして美しい香水瓶だ。と思う。

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さて、1904年(明治37年)といえば、近代の日本史を語る上では画期的な年で、日露戦争勃発の年であり、この戦争の勝利は、わが国が東洋の小国から世界の列強と肩を並べた飛躍の年でもあった。

また、日本の商業史にとっても画期的な出来事であった三越呉服店の“デパートメントストア宣言”が東京日日新聞に発表された年でもある。

「当店販売の商品は今後一層その種類を増加し、凡そ衣服装飾に関する品目は一棟の下にて御用弁じ相成り候様設備いたし、結局米国に行われるデパートメントストアの一部を実現致すべく候」というわけで、座売りの呉服店から、あらゆる部門を集めた陳列形式のデパートが日本に誕生した年でもある。

明治後期に流行した三越ベールのポスターと、翌年の明治38年に、東京座の「乳兄弟」の舞台衣装を寄付した三越のポスターをアップしてみた。

L1001625さて、この香水瓶に描かれた女性、洋画の手法で描かれたもので、着物の正確な描写から日本人の手によるものと考えられる。髪型は当時の最先端をいった西洋揚げ巻

日露戦争の勝利は女性の髪形にも反映して有名な“203高地”といった髪型を生み出す。203高地の地形もさることながら“難攻不落”などという意味合いもあったというから愉快。

L1001624デパートの誕生といい洋髪の流行といい、日本の女性史の大きな曲がり角を偲ばせる貴重なアンティーク香水瓶だ。

明治の華・横浜SATSUMA千顔のデミタス。

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2011年10月 1日 (土)

洗濯物の下がる路地。

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いつまで待っても陽があたりそうにない路地の洗濯物。老人の後姿。

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