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2011年3月16日 (水)

古い町並み。

L1000171

団塊堂の住む地域は、空襲で何もかも燃えてしまって、父も母も戦火の中を逃げ惑ったという事を何度も聞かされて育った。焼け跡に焼けトタンの掘っ立て小屋をたて、配給の復興住宅を建て、団塊堂が中学に入る頃ようやく平屋だけれど本建築の家が建ち、ようやく人並みの暮らしができた。

同じ岐阜市でも、写真のように金華山に近いあたりは、空襲を免れ、古い町並みが残っている。この人達は多分、敗戦の悲しみや食糧難はあっても掘っ立て小屋の悲しみも復興住宅の悲しみも無かったと思う。それを恨むつもりは全くない。父も母もそんな事は全く言わなかった。

戦前の家を知っている姉によれば、我が家は町内でも自慢の家で黒光りする太い大黒柱、家のなかにはトロッコが走っていたというが、ぼんぼん育ちの父はすでに盛りを過ぎてリベンジの力もなく、私の育った時代は、町内からも取り残されたような粗末な家の思い出だけで、「家」がトラウマでもあったわけで、家を建てる事だけが私の人生でもあった。

運がいいとか悪いとか、世の中は不公平だし、神様なんて絶対いないと思う。でもオイラ、頑張って全て取り戻したと思う、戦争が親から奪い去った物を。

だから地震や津波なんかには負けないで欲しい。

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