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2011年2月 1日 (火)

ロイヤルウィーンのジークフリードのアンティークカップ。

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アンティーク屋さんやイーベイ出品者のいう、ロイヤルウィーンRoyal Vienna というのは、ウィーン窯の物ではなく偽物で、いわゆるウィーン窯風の、ドイツやらチェコのユダヤコミニテイから生み出されたマガイ物だという事を以前書いたけれど、なんだかんだと言いながら、ワタクシこの、いわゆる“ロイヤルウィーン”に魅せられていて、結構、集めているのです。

さて、今回のカップ、ハンドルの特徴的な形、描かれた絵の素晴らしさ、何よりテーマがジークフリード(Siegfried)ときたら、もう、ソーサーなしのカップだけと言っても手を出してしまうのがワグネリアンならずとも、教養人というものではあるまいかジャマイカなんて。

絵の中にBourschneidaボルシチナイーダ?とサイン、じっくりコトコト煮込んだ感じでいい。

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ジークフリートといえばドイツの英雄叙事詩「ニーベルンゲンの歌」の主人公で、北欧神話のシグルスと同一人物。

なんたってヨーロッパじゃ王子様ときたらジークフリードなわけで、「白鳥の湖」「眠りの森の美女」も、王子様の名前はジークフリードで、ワグナーの楽劇でも、岩山の中で眠っているお姫様を口づけで眠りから覚ますって役どころなわけで、L1050893_3 ファイナルファンタジーではなんて・・・そこまではしらないけれど。

とにかくテーマも最高なわけで、オーストリア・チェコ・ドイツといったヨーロッパの深部の精神構造みたいなものが感じられるのよねこのカップには、つまりユダヤ民族の問題なんかも含めて。

今回のカップ、カップのみで手に入れたのだけれど、ロイヤルウイーンの常道でローゼンタール素磁のソーサーと合わせてみようと思う。“いわゆる”ロィヤルウィーンの素磁はその80%がローゼンタール(ドイツ)の物だという。

さてさて、いわゆる“ロイヤルウィーン”については、詳しく説明したサイトを見つけたから是非ご覧戴きたい。英語のサイトだけれどツールバーの翻訳ボタンを押せば翻訳される。翻訳ソフトの文章はマダおかしいが、意味はなんとなく分かる。先日のロィヤルウースターの解説と同じサイトなんだけど。

http://www.antique-marks.com/vienna-porcelain-marks.html

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青山二郎も白洲正子も、不幸な時代のコレクターだったと思う。いじけたような汚い壷を、大金はたいてひねくり回してアアダこうだと言っていたわけで、あの難しい本を書いてた小○秀雄先生なんかが骨董の借金でピーピー言ってたって信じられない。なんたって、このカップのように美しい物が、インターネットで世界から諭吉一枚で手に入る今日この頃、青山二郎様いかがお過ごしですかってんだ、俺達、青山様でも樺山様でもないけれど、ワールドワイドに数寄者してるんだぜ。

というほどの物でもないけどね、偽物ですから。

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