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2011年2月10日 (木)

ドレスデンのユーゲントシュティルのアンティークカップ。

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アール・ヌーヴォーのドイツ版ユーゲントシュティルのカップであります。しかし怪しげであります。こういうタグイの物に異常な反応をしめしてしまうのが団塊堂であります。

さて、このカップは、どこかで見たことがあるのですが、先日から調べているのですが今のところ見つかっていません。ドイツというよりウィーン的、絵でいえば、エゴンシーレやクリムトを感じます。ハンガリアンアール・ヌーヴォージョルナイ工房なんてとこまで追って同じ様な陶器の絵付けを見つけました、写真を最後にアップしておきます。

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アール・ヌーヴォーではあるけれどフランスのそれではないヨーロッパの奥のドイツ語圏の臭いを強く感じます。

さてさて、カップとソーサーはアンマッチであります。とりあえずはソーサーを見てみましょう金彩は金盛りですが余り質は高くありません。

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裏印はRK ドレスデン ジャーマニーとあり何の為か金彩で一部隠されています。ソーサーはリヒャルトクレム工房?マイセンの偽物を作っていたリヒャルトクレムの、皿に、いや更なる偽物なのか。

さてカップであります。フォルムも絵付けも、とても良い物です。

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ボディは、ドレスデンの、「いわゆるロイヤルウィーン」やら「偽マイセン」の素磁の供給元フッチェンロイターと見て間違いない。花びらを貼り付けた様な絵付けは勿論ハンドペイントで、とても質の高い物です。カップの底まで絵付けがのびていて絵の具を削いだようにARのマークが描かれています。マークの隙間からKの文字が見えています、このあたりは少し乱暴ですが如何にも作家物という感じであります。KPMの偽物を作ったりしたヘレナウォルフソン工房でありましょうか。

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間違いないのは、このカップがアール・ヌーヴォー ユーゲントシュティルの極めて特徴的なデザインであり、世紀末の空気を色濃く残しており、ドレスデンの魑魅魍魎がいっぱいで、謎解きの楽しみに溢れ、しかし、このカップ、ひとつになって猶、こうして残っている価値ある物だという事です。

そして、これを12ドル16セント(1,011円)で競り落としたオイラは、貧乏だけれど素晴らしい「目利き」だということです。ナンチャッテ。 たのしいぜ!アンティークってよ。

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写真はジョルナイ工房の花瓶

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コメント

カップ全体をローズボールに見立てるなんて素敵なアイデア♪
私も今度このアイデアで大好きな薔薇の花弁を描いてみようかなぁ

投稿: boss | 2011年2月13日 (日) 09時33分

boss様
貴重なコメントありがとうございます(笑)
二枚目の写真をクリックして拡大すると良くわかるのですが、黒の輪郭が入っています。日本の浮世絵やら版画の影響を感じます。花びらのグラデーションや西洋的な描画法とジャポニズムの輪郭、花びらのふちの捲くれたあたりがとても良いです。

投稿: 団塊堂主人 IWANA | 2011年2月13日 (日) 15時51分

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