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2011年1月24日 (月)

ルビーレッドのゴシックなハート型のアンティーク香水瓶。

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“カワイイ”とか“キレイ”という範疇には無いから、ラリックやらバカラといった王道をいくアンティーク香水瓶コレクターからは“ナニこれ”って感じかもしれないが、チャラチャラしたものが恥ずかしい「アラ還」の団塊堂としては、こういうしっかりと時代を踏んだような物が“美しい”のだよね。

美しいだけなら今でもデパートの香水売り場には美しい物が沢山並んでいるし、店員のお姉さんだって、だいたいがデパートで一番美しいオネエさんが並んでいるのが香水売り場で、だから売り場なんかにいくと、香水瓶のチマチマとしたコレクションよりも美しいお姉さんのコレクションがしたいなんて思うのが普通の男で、でも香水の強烈な攻撃とバリバリの美人のウエルカムスマイルに圧倒されて売り場の手前で立ちすくんでしまうのが普通の男で、アノ売り場に近ずくのはナカナカ容易ではない。ただ時々ヘンな成金ジジイやら「や」のつく職業の方なんかにかぎってその壁をヘイキで突破して売り場に侵入してきたりするるから、そんなのにひっかかったりして、だいたいが香水売り場の娘は、その美貌に反して幸せになれない、なんて妙にリアルな書き込みでゴメン。できればDiorのDUNEが発売されたアノ頃に戻りたいなんて事も思う今日この頃、今頃あの娘いかがお過ごしですか、ナン茶って。

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さて、ハートなどというイカにもという形、真鍮の板を叩きだしたキャップ、フィリグリー(Filigree)のバンド、洗練とは程遠いが濃厚に時代が詰まっている。ヴィクトリアンやらゴシック、なにもかも妖しげであります。底にはSGDとありフランス製か。時代を特定出来ていないが中世の趣すら感じる。香水瓶というより、大きさといいキャップの構造から見て丸薬入れって感じ、魔女の媚薬入れ(笑)、いや魔女の毒掃丸入れ?w。

「貧の美」っていうの?もちろんこれだって貧乏人の持ち物というわけではないけれど決して王様の持ち物のレベルではないわけで、ストイックにエステティックに時代の美・歴史性を追い求める求道者のオイラ、好きなんです、こういうの。

俺ってベンヤミン?幸田露伴みたい?

骨董論は古さと伝統の存在理由を理解するのに役立つ。古いもの(過去性、歴史性)への執着こそ、人間を人間的にするのである。人間は一般に「現在あるがままにある」ことだけでけっして満足しない。現在の存在が歴史性によって支持されてはじめて満足する。人は自分が古さによって認知されることを欲する。  幸田露伴

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コメント

妖艶な赤ですねぇ
ガラスでも確か赤は他の色よりお高いんじゃ無かったでしょうか?
絵付けでも赤が難しいかったとか、、、そして柿右衛門が名を残したんでしたっけ?
最近セレン系の赤が「毒劇物」扱いに成ったとか

投稿: boss | 2011年1月30日 (日) 08時26分

boss様
赤色が、セレンだったりカドミだったり、ウランガラスに至っては放射能なわけで、美しい物には「毒」もあったりです。ガラスは、それらが封印された状態ですから安全みたいですよ。でも陶器の絵付けは低温ですし・・・。

投稿: 団塊堂主人 IWANA | 2011年1月30日 (日) 15時46分

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