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2010年12月26日 (日)

ロイヤルウースターのジェームス スティントンのハンドペイント・ゲームバードのC&S。

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さて、今年最後のアンティークカップであります。

ロイヤルウースター(英)の代表的な絵付師・スティントン一族ジェームズ・スティントン(1870-1961)のハンドペイントのカップ&ソーサーであります。

お題は、ゲームバードである「鶉・うずら」であります。もちろん、これが雉・キジなら申し分ないのでありますが。

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日本でも、将軍様が御猟場にお出ましになる日は、早朝から何人かの「権兵衛さん」が、この鶉を懐に隠して繁みに潜んで、将軍様がお通りの頃合いを計って「鶉」を放ったりしたわけで、「鶉」は洋の東西を問わずゲームバードの代表格だったのです。

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比較的早くから養殖されており、格好のエジキにされたってワケだけれど、こころ優しい将軍様の代には、弓を引いたりせず、将軍様が扇子で鶉を指すとそれは、射止めたって事にしたりしたんだそーだけれど、そんなタルーイ事で、面白かったかどうか。

さて、この鶉、江戸時代には家禽化されていたのだけれど、当初は肉をとる為でも、卵をとる為でもなく、

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その鳴き声が「ご吉兆(ゴキッチョー)」と聞こえたため、お金持ちの旦那衆が鳴き声を鑑賞したり、鳴き声を競わせるためであったそうです。

おっと!このカップのウズラ、いま鳴いた様な気がします。

ゴキッチョー! 来年は、どなた様にも「ご吉兆」のようであります。

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裏印は、○○○&9dotsで1941年

This listing is for a lovely c.1941 Royal Worcester cup and saucer with a hand painted grouse and landscape.  Both pieces are signed by the artist, James (Jas) Stinton.

ロイヤルウースターとオールドノリタケについての過去のブログ

http://dankaiparty.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_fffe.html

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2010年12月21日 (火)

ロイヤルウースターのFrank R Rushtonのサイン入り ウースター大聖堂の皿。

Frank R. Rushton 1900-1953 landscapes, cottages & gardens

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ロイヤルウースター

の「大聖堂シリーズ」12枚の内のウースター大聖堂の皿。ロイヤルウースターのペインターFrank R Rushtonのサイン入り。

ロイヤルウースターの大聖堂シリーズはセントポール・リッチフィールド・グロスターなど12の聖堂を描いたキャビネットプレートがあるが、これはウースター大聖堂の物。

ハンドペイントと有ったが、ハンドペイントの迫力がない。Rushtonの原画を転写した物だと思う。

Frank R Rushton 1900-1953

裏印はのマークで、製造年は1949年。

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団塊のブログのクリスマス企画で御座います。

どなた様にも、メリー クリスマス。

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2010年12月16日 (木)

ハンドペイントの極致・ロイヤルウースターのフルーツペインテッドのアンティークカップ

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コレクションを始める前から、何時の日か、このロイヤルウースターフルーツペインテッドのカップ&ソーサーを手に入れたいと思っていたわけで、もちろん、ロイヤルウースターブランドが健在だった数年前まで、今出来の物が手に入ったワケだけれど、結構なお値段で、手が出なかったが、最近ようやく手に入れたわけで、しかも1907年・1912年と、時代も十分あって立派なアンティークカップなわけで、なお且つペインターも最高で、なにより絵の出来が素晴らしく、複雑な色使い、申し分ない描き込み、もうどれだけ自慢しても足りない。

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カップとソーサーのペインターが違うのが若干残念だけれど、数年前までロイヤルウースターの工房のショップではソーサーとカップを別々に選んで買ったわけで、大したマイナスではない。カップとソーサーの調子はまったく違和感なく素晴らしい。

手に入ったから言うのではないが、アンティークカップのコレクションに、このロイヤルウースターのハンドペイントの物が無いなんて、それはコレクションと言わないのでは!!まるでデコレディを持たないオールドノリタケのデココレクターみたいなものではないのか?ちょっと言い過ぎか。

さて、このカップの大きさ。ミニチュア、つまりキャビネットカップの大きさだけれど、やはり鑑賞陶器としては、この大きさがペストだと思う、なおかつカップの絵付けは外側ではなく中側、つまり、より困難な絵付けがされているわけで、絵付けの極致・工藝の極致を極めているわけで素晴らしい。

カップ 絵付け H Austin (ハリー オースチン) 1890-1955

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裏印 6on either side of crown and 4 below words 1907年

ソーサー 絵付け F Roberts (フランク ロバーツ) 1857-1920 

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裏印 6on either side of crown and 9 below words 1912年

参考サイト

http://www.antique-marks.com/royal-worcester-fruit.html

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2010年12月11日 (土)

ロイヤルウースターのピクチャレスクなハンドペイントの皿。

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ロイヤルウースターハンドペイントランドスケープの皿であります。

海岸に建つ廃墟の様な要塞。グランドツアーの影響を受けたイギリス的美意識が形となったピクチャレスクな「海岸風景」であります。乳白色の霧がかかったターナーの絵のようであり、18世紀的イギリスの精神風土が現れているようであります。なんて事を言ってみつつ、まあそれ程の物でもありませんが。

さてアンティーク蒐集などしているとグランドツアーなんて言葉が出てくるわけでグランドツアーとは、1600年が1800年頃までイギリス貴族のあいだに流行した教養旅行なわけで、団塊堂のアンティーク香水瓶のコレクションのGRAND TOUR GREEN OPALINE SCENT BOTTLEでふれたけれど、イギリス人をはじめヨーロッパの貴族の感性の形成、美意識の醸成に無視できないイベントであるわけで、この絵のテーマも、どこかの景色というよりイギリス的美意識のピクチャレスクな海岸風景であり、廃墟風な砦の配置などギリシア・イタリアの影響を受けたグラント゜ツアーの産物であると考えられる。

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1933 Royal Worcester Hand Painted CABINET PLATE

団塊のブログ GRAND TOUR GREEN OPALINE SCENT BOTTLE

http://dankaiparty.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/grand-tour-gree.html

こんなのも、あります。

http://dankaiparty.cocolog-nifty.com/blog/2010/04/antique-florenz.html

ロイヤルウースターの年代は、明快なデイティングシステムがあり、バックスタンプのROYAL WORCESTERの文字の下の三つの輪と一つのドットで1933年と判定できる。

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2010年12月 4日 (土)

ロイヤルウースターの開祖・ジョン ウォールのポートレートプレート。

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さて、陶器としては他愛ない物です。イギリスの銘窯ロイヤルウースターの開祖ジョン ウォールの肖像の皿であります。ジョンウォールの周りのカメオはウースター大聖堂やらウースターの工場が描かれています。

カナダのバンクーバーのロイヤルウースターの販売店が販売促進用に作った物です。つまり、デパートのロイヤルウースターのコーナーの販促のためのPOPなのであります。

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皿の裏書が全てを説明してくれます。

写真をクリックすると大きくなります。

さてさて、これは、始まりであります。序章に過ぎないのであります。

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先日、オークションで怪しげなロイヤルウースター摑んでしまったなんて事を少し書いたけれど、幸い破損して届いたおかげでスンナリ返金を受ける事が出来たのであります。ワタクシ的には結構なお値段だったわけで、でも返金されると先月の予算と今月の予算がダブルになって結構リッチなわけで、おまけに間もなくボーナスなわけで、偽物ウースターのリベンジに更にウースターを買い進めたのであります。

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手描きの極致ロイヤルウースターの“ペインテッドフルーツ”“ランドスケープ”“鳥”コレクション開始以来、念願のアイテムをゴッソリ?手に入れたのであります。

なんというシアワセでありましょう。既に一部は成田には届いているはずで、週明けには我が家に届くのであります。偽物の多いロイヤルウースターの事、このシアワセは、それまでのシアワセに過ぎないのでありましょうか。

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This is a Royal Worcester bone china Portrait plate and measures 10 1/2 inches in diameter.  The plate commemorates the founder of Worcester Royal Porcelain Works in 1751, Dr. John Wall.  Dr. Wall also invented the "Tonquin Porcelain".  The plate's edge around the portrait of Dr. Wall has 5 "cameos" of famous buildings around Worcester:  China Works in 1751; Guildhall 18th century; Sansome Fields in 18th century; Edgar Tower in 18th century; Worcester Cathedral in 18th century.  The plate is marked with the Royal Worcester puce mark and the small mark of “..w..” and according to chart indicates circa 1956 . Plate was made to be sold for Woodwards China Department Vancouver, B.C. headquarters for Royal Worcester in Western Canada

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2010年12月 1日 (水)

オールドノリタケのドラゴンパターンとニッポン物のドラゴンパターンを比較する。

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さて、まずはニッポン物と呼ばれる輸出陶器ドラゴンパターンのカップであります。こうして写真を撮るとナカナカの迫力であります。

イッチン盛り上げという技法で龍がダイナミックに描かれています。背景は吹き墨で青やらピンクなども加えられイカニモイカニモという絵柄であります。子供の頃観た時代劇の「旗本退屈男」の衣装の様であります。

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カップの底には、リソフォンという、底の厚みを変えて、光を透すと絵柄が浮かびあがるという技法が使われています。このカップでは、日本髪の女性の絵柄が浮かびあがります。女性のヌードが浮かびあがるなんて物もあります。飲み終わった後、光にかざすと女性の裸が浮かびあがる、まるで覗き見るようで猥褻であります。いかにも頭の悪い白人が好みそうなアイテムであります。決して高い教養の持ち主が好む物ではありません。ナンチャッテsweat01

イッチン盛り上げという技法、クリスマスのデコレーションケーキの様に粘土を絞り出して描く手法で中国由来の技法ですが、明治期のオールドノリタケやらニッポン物といわれる輸出陶器の代表的な技法で、高い技術の習得を必要とする素晴らしい物ではあります。とりわけ「名古屋物」明治末から昭和にかけて瀬戸・多治見で焼かれた磁体に名古屋で装飾され輸出された「ニッポン物」の代表的なアイテムです。

サテサテ、今回のニッポン物のドラゴン(左)、写真に撮ると、とても凄いのですが、粗雑な仕上げで、たぶん進駐軍の土産物という感じであります。ドラゴンのデザインも技術も悲しいほど素晴らしいのに仕上げがまるで安物であります。明治期の「オールドノリタケ」のドラゴンパターン(右)と並べて見るとその違いが歴然・・・ですが、モチロンお値段も歴然でニッポン物の45倍なんですsign01・・・でも写真に撮ると、そんなに差が無いのはナゼなのだweepトホホ。オイラのライカのカメラが良すぎるのか、それとも腕か。

オールドノリタケ ドラゴンパターン カップ&ソーサー 過去のブログ

http://dankaiparty.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/3_5b28.html

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