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2010年11月25日 (木)

「王冠を捨てた恋」エドワード8世、幻の「戴冠式」の記念カップ。

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さて、またまた面白いアンティークカップのご自慢であります。

イギリスのパラゴンのデミタスカップなのであります。1937年という事で、少し年代が若くヴィンテージというべきではありますが、

カップの裏書を見てみましょう。

A perpetual  souvenir  in PARAGON CHINA to  commemorate  the coronation   H.M  KING  EDWARD VIII,   May 12.  1937.

エドワード8世戴冠式の記念とありますが、イギリスの王室がどうのこうのという知識などないワタクシ、ただ普通に、そうか、エドワード8世か!で済ませていたのですが、ブログを書くにあたって、調べてみると、さてこの1937年5月12日という日付、ジョージ6世の戴冠式の日であって、エドワード8世の戴冠式の日ではないのであります。

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さてさて、来年は英王室も、ウィリアム王子の結婚で、なにかと暗かった英王室がようやく普通のシアワセにつつまれるわけで、ウィリアム王子は、おトーさんのチャールズ王太子を上回る人気だそうだけれど、チャールズさんはカミラ夫人とナニで、ウィリアム王子のお母さんのダイアナとはナニして、今ではカミラ夫人はカミラ妃なのだけれど、どうも人妻やら年上の女性とナニというのは、英王室の男の伝統のようで、今を去る70余年前にも、そんなこんながあって、

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エドワード8世とシンプソン夫人「王冠を捨てた恋」というヤツで、詳しくは下記のアドレスをクリックしていただくとして、しかし男を通したエドワード8世は大した男で、それでいて結構アソビ人なわけで魅力的なわけだけれど、というわけで「王冠を捨てて愛を選んだ」エドワード8世はイギリスを出て、かわりに弟のジョージ6世が即位し、兄の為に段取りされていたウエストミンスター大聖堂での戴冠式は、弟のジョージ6世の戴冠式として、1937年5月12日行われた。

つまりエドワード8世の戴冠式は幻で終わって行われておらず、しかし行われなかったエドワード8世の戴冠式の記念カップがここに有るのです。これは、英王室にとって不名誉な事件で、これらの記念品にアポイントを与えた英王室は勿論、御用達のパラゴンもこうした品物の流失を防ぐべく、それらは処分された思われる・・・。としたら、かなりレアな物だよね。

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さて、前回のブログにUPした中国製?のマグカップも、今回のパラゴンのカップ&ソーサーも日付入りでエドワード8世戴冠式とあり、とりわけ今回のパラゴンは公式記念品として用意された物で、繰り返すけれど、世に出なかったはずの物なんだよね公式には。

さてさて、絵柄の解説であります。左側からイングランドを象徴する立ち姿のライオンと、右側からはスコットランド象徴するユニコーンが支える、紋章学でいう「サポーター」と呼ばれる絵柄。シールドといわれる盾の図形部分には、第一および第四クオーターにはイングランド「歩き姿の三頭のライオン」、第二クオーターにはスコットランドの王位を象徴する「立ち姿のライオン」、そして第三クオーターにはアイルランドの王位を象徴する「ハープ」が組み込まれた、連合国家である英王室の紋章が描かれ、一部がハンドペイントされている。紋章を取り巻くブルーリボンはガーター勲章で“Honi soit qui mal y pense”=「思い邪なる者に災いあれ」と記されている。

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団塊堂、左翼のハズなのに、この手のHistorical  Royalty Memorabiliaなんてのが結構スキであります。本当は右翼なのかもしれません。 ただのミーハーだったりして。

エドワード8世

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%83%89%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%83%898%E4%B8%96_(%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9%E7%8E%8B)

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コメント

はじめまして、西洋陶器が大好きなオカンポと言います。
私のコレクションのwedgewood製のジョージ6世とエドワード8世の戴冠式記念のマグカップ2個を調べていたら、このブログに当たりました。
英国の陶器メーカーがそれぞれ戴冠式の記念カップを作っていたことを初めて知りました。
それにしても、イギリスらしいエピソードですね。2個ともセットで大事にしたいと思います。
オールドノリタケも大好きなので、ここで勉強させて下さいね。

投稿: オカンポ | 2016年6月 9日 (木) 19時08分

オカンボ様

お立ち寄り有難うございます。
なんだか、今となっては恥ずかしいような事が書いてありますが、色々とつなげていくとアンティークは面白い世界です。
オールドノリタケも、オールドノリタケだけやっていると、狭い世界になってしまいますが、西洋陶器と比べたり、その時代のアンティークと並べてみると、その時代の日本の置かれた位置が見えてきたりして、ますます面白くなります。またお立ち寄り下さい。

投稿: IWANA | 2016年6月 9日 (木) 22時43分

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