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2010年9月30日 (木)

昭和がどんどん遠くなる。

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さて、亡くなられた池内淳子さんと言えば、東芝日曜劇場なわけで、団塊堂が未だ大学生でテレビタレントの端くれでテレビ局の埃っぽいスタジオを走り回って、いや走ったりは出来ないから隅っこでコソコソしていた、あの昭和44年とか45年、丁度70年安保の頃で、東芝日曜劇場といえば国民的番組で、テレビドラマと謂えば東芝日曜劇場なわけでキー局のTBSはもとより、わが国最初の民間放送局である名古屋CBCテレビの制作が三本に一本くらいあって、CBCなどは総力を挙げて制作していて芸術祭の賞を何度も取っていて、伊藤松朗先生やら佐藤年、本島勲なんて敏腕プロデューサーがズらーっといて、その池内淳子先生の「女と味噌汁」なんてシリーズも撮っていて、ここからが大事なとこなんだけど、団塊堂も何度か出演していて、出番の無いときはADで、つまりアシスタントディレクターなんかしてて、アシスタントディレクターはディレクターのアシスタントで、使い走りで、主な仕事は役者さんを楽屋へ呼びにいったりお弁当を配ったりなわけで結構おもしろくて、その上バイト料も良くて、いやテレビ局が俺達の勉強の為に仕事を無理やり呉れている様なところもあって、オイラときたらイッパシのスタッフ気取りでLEEのホワイトジーンズに赤いシェットランドのセーターかなんかでケツに台本なんかつっこんで廊下でスタンバイしてたりしたわけだけれど、池内先生ときたら全く飾り気のない方で、ドライリハなんか、あれっ?先生いつのまにソコニいらっしたの?って感じで静かで遠慮がちで手間のかからない先生だったけれど、たしかオイラの事を「僕ちゃん」って呼ぶから少しオイラ「むっ!」としてたけれど、先生は大女優で「すっごいオバサン」だとオイラ見てたけど、考えてみるとオイラがハタチで先生は16違いって事は36歳だったわけで、今更ながらビックリギョウテンなワケで。

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恋だって出来たかもしれないのに「すっごいオバサン」だと思っていた失礼をお詫びしつつ、それはオイラを「僕ちゃん」呼ばわりした貴女の所為だと。

化粧などなしでとても美しく、なんの飾りも無いベージュのスラックス姿が美しかった池内淳子先生、そして三越の大先輩・池内淳子先輩のご冥福を。

昭和がどんどん遠くなる。

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2010年9月28日 (火)

あれから。

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この頃、久しぶりに会う友人が、怒りっぽくなっていたり、随分と短気になったなって感じた事が何度かある。

今日読んだ小説の老人は、昔、娼婦だった連れあいをくさしながら、言葉のはじめに「けっ」と発して毒ずくのだったが、この「けっ」に近い言葉を、最近あったAからもBからも聞いた。

面白くない、つまらないとボヤキながら、他人の事は「けっ」と馬鹿にしながら受け入れないのだ。そして、「そんなもの!」と「他人の事」は見下しながら、何も「面白い」ものが見つからず。おいてけぼりの自分をまた「けっ」と悲しんでもいるのだと思う。これは老化だと思う。

還暦を迎えた様な男が、議論で変わるわけもなく、また殴り合って闘う若さも友情もないわけで、これは離れていくしかないのだけれど、若いころなら兎も角、互いに感受性も鈍化しているから、付き合いはダラダラと続くわけで、まあそんなこんなで自分もまた仲間らしき付き合いの輪にとどまっているのだけれど、実は、こうしてまた友達も去り、世間も狭まっていくのだと思うと寂しい。

「けっ!」

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2010年9月23日 (木)

VINTAGE AMWAY PERFUME BOTTLE - GRAMOPHONE-AFTERSHAVE

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さて、この週末で「団塊のブログ」四周年を迎えます、アクセスは既に15万を越え、近頃は更新も週に一回とサボり気味なのにアクセスが一日200を超える日もあったりして、ドイツ語圏からアメリカ・イギリス・イタリア・スイス・中国とワールドワイドにアクセスを戴いたりしていい加減な書き込みが日本の恥さらしとならなければ良いがなんて事を思いつつ少しダレ気味の今日この頃、団塊の世代の皆様、あるいはアンティークコレクターの皆様、そしてごく少数の「郡上の踊り助平の皆様」いかがお過ごしでしょうか。

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さて今宵は、アンティーク香水瓶のカテゴリーからグラモフォンの蓄音機の形をしたアムウェイアフターシェイブローションの瓶であります。

年代は60年代あるいは70年代でありましょうか、瓶には未だ少しアフターシェーブローションが残っております。いかにもアメリカらしい、安物のチューインガムの様な香りであります。

団塊の世代の爺様が“アンティーク香水瓶”など集めているなんて事をいうと大方の善良な小市民の皆様は団塊堂って“変な人?”って思われるのが普通の野蛮人の世界でありますが、団塊堂きわめてノーマルであります。

ですからマア、このビンテージな蓄音機の形をした男物のアフターシェーブローションの瓶くらいのコレクションなら、さすが団塊堂、秋の夜のブログにふさわしい選択で、素敵な趣味の持ち主だこと!なんて、妙齢の美しいご婦人から写真添付のメールが届くなんて事は15万アクセスの内一度もなかった。せいぜいバイアグラがどうのこうのという迷惑メールが毎日何通も来るくらい、自慢じゃないけどそんなものオイラには無用なのだ。いや、不要というべきか?不要も寂しいな豊田さん、なんちゃって。

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2010年9月18日 (土)

秋の郡上で「昔おどり」する。

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ほんの二週間前は、郡上は最高気温を記録したなんて騒いでいたけれど、昨夜の郡上はすでに浴衣では寒いような気候で、団塊堂すでに浴衣は洗濯をしてアイロンをかけて箪笥に仕舞い込んでしまったし、昨夜は仕事を終えてからだったのでジーンズのまま郡上おどりの「昔おどり」に出かけたのであります。

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オイオイまだ踊っているのか!なんて言われそうだけれど、踊り助平の皆様、二週間前に、「おどり納めた」はずなのにマダ踊っているのであります。

昨夜は、郡上おどりの「昔おどりの夕べ」という事で、お寺の境内で、昔ながらの篝火(かがりび)を囲んで、三味線も太鼓もなく、もちろんマイクもスピーカーも使わず、「音頭とり」」の生唄だけで踊るという、L1050491

郡上踊りの原点を極めたような、粋な催しだったのだ。

さて、素晴らしいのだ、美しいのだ、いや美しいのは踊り手だけではない、月明かりと篝火の寺の境内で音頭とりの哀愁を帯びた生唄に耳を澄まして、下駄の音をお囃子として踊る、これこそ盆踊りの極み(きわみ)ではないのか。

もちろん観光パンフレットにも掲載されていない催しで、観光客疲れした郡上の踊り好きが、本当の郡上踊りを取り戻す企画なんだろうけれど、申し訳ありません、ワタクシをはじめ“他所の衆”が今夜も大勢おしかけてしまいました。でも本当に皆さん、郡上おどりが好きなんです。

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さすがに昨夜は、本当の踊り好きだけの集まりで、ビギナーのワタクシなど、三味線と太鼓がなければ踊りづらくて、アレッ?IWANA様「三百」は免許取得だったのですよね?なんて指摘されたりしたのであります。ゴメン、オイラの免許は“ごめん”なのだ?

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さて、盆踊りを、唄だけで踊るのです。

アカペラであります。三味線も笛も太鼓も無いのであります。その上、マイクもスピーカーもなしで何百人もの人が踊るのであります。唄い手にとっては最高の晴れ舞台であります。しかしこれは唄い手の鍛錬なしに出来る事ではないのです。何人かの唄い手が輪の中心を廻りながら唄い継いでいくのですが、これが出来る唄い手が何人もいる郡上の文化の素晴らしさ。昨夜の郡上のヒーローは唄い手でありました。

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さて、観光客も踊り客も消えた郡上八幡の夜の町並みは静かでありました。

いつまでもオドットルと風邪ひくぞ!なんて声が聞こえてきそうであります。

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2010年9月11日 (土)

ルーシーのビンテージな香水瓶。

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アイ ラブ ルーシーやらルーシーショーなんてテレビ番組を映りの悪い白黒テレビで見たのは、もう四五十年も前になるわけで、観ている私より早くテレビの音声で英語の?笑い声が流れて、少し解釈不明のギャグも、たぶん大変おもしろくて笑うべきところなんだろうなと、おあいそで笑ったりしてたけれど、その程度の解釈が、当時の我々にとってのアメリカ文化だったわけで、食べたらとても美味しそうなパイを惜しげもなく人の顔面に投げて笑いをとるアメリカって凄くて、たぶんアメリカに行ったら、クリームがいっぱいのったパイが死ぬほど食べられる、アメリカに行くには横浜から船に乗ればいいわけで、船に乗るには皿洗いをさせてもらったりして行けるのではないか、だから中学に行ったら英語は絶対がんばるなんて、姉のジャック アンド ベテイなんて英語の教科書を借りてアメリカ渡航を夢みていたのだけれど、自分が中学生になってニュー プリンス リーダースなんて教科書を手にしたらたいして勉強もしなくて、結局は鳴かず飛ばずの人生だったわけだけれど、たいへんご無沙汰を致しておりました。アンティーク香水瓶の久々のブログUPでございます。

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さて夏の二ヶ月、すっかり郡上おどりに呆けておりましたが、その間にも、アンティークカップやらアンティーク香水瓶というキーワードでの検索でブログに大勢様のお立ち寄りをいただきありがとうございました。とりわけ少し涼しくなった今日この頃はとたんにアンティークという検索ワードでのお立ち寄りが増えて、早速ご期待に応えてNY IRICE社の香水瓶などアップ致してみましたので、しばしお付き合いください。

さてさて、タイトルにルーシーのと謳ったけれど商品名にルシル・ボール LUCILLE BALLと謳ったかどうかは不明だけれど、これはどうみたってルーシーショーのルーシーだと思って間違いないと思う。だから年代は50~60年代、アンティークというには少し若すぎてビンテージ香水瓶という事で、瓶の製造は日本製の様だから、団塊の世代が育った時代を濃厚に伝える面白いものだと思う。けっしてファインアートというものではないが素晴らしいと思うし、こういう時代の空気をいっぱい吸い込んだような物が、私とても好きなのであります。

ルシル・ボールの面白いファンサイトがありましたのでご紹介しておきます。

http://www.kyoto.zaq.ne.jp/n-garage/lucy/lucy.html

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2010年9月 5日 (日)

猛烈な残暑の郡上八幡で汗と涙の「おどり納め」する。

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さて、素晴らしい夏でした。とても楽しい夏でした。郡上おどりの夏でした。郡上おどりだけの夏でした。

7月10日以来、延々と続けられた「郡上おどり」、昨夜はその終わりをつげる「おどり納め」。

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この日の郡上は猛烈な残暑、いや残暑というより夏真っ盛りな暑さ、なんとこの日は郡上八幡日本全国で最も高い39.1度という最高気温を記録したのです。

郡上八幡といえば、県庁所在地の岐阜市から長良川沿いに高速道路を一時間も北に上る、自慢じゃないけど“山奥”なのだ。団塊堂の得意とする渓流釣りの解禁の二月などは郡上は氷の世界で河原の石は凍り、釣りの長靴が瞬時に岩に凍り付いて動けなくなったり、釣り糸についた水が、瞬時にビーズのようにツーッと凍ったりする世界なのだ。

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勿論、昨日は、アナガチ気象条件だけではなく、「郡上おどり」の納めをしようという“おどり助平”が三万人も、いや何時もだと三万人だけれど、昨日は保存会の皆さんも驚くほどの人出だったからその倍もの人出だったかもしれないワケで、“おどり助平”の熱気が最高気温を押し上げたなんて事は新聞は書かないけれど、現場にいると「さもありなん。」と思える盛り上がりだったのだ。

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街の至るところには、二ヶ月にわたる「おどり」に感謝する飾りつけもされ、いや有難うというべきは、遊ばせていただいた「他所の衆」の私達なのだと思いつつ名残を共感しつつ、残暑なれども夏の終わりを踊り納めたのです。

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さてさて、踊りが始まると、いきなりの盛り上がりであります。モノスゴイ踊りであります。いきなり全力疾走であります。ひとつひとつの所作に、今年最後の踊りなのだという思いがこもった踊りであります。よく観ると、常連の踊り助平の皆様は全員ご出席であります。当然でしょう。

団塊堂も、この夏のすべてを込めて踊りました。覚えたばかりの唄が自然と出ていました。合いの手だって掛け声だって知ってることは全てやりました。私の夏が、還暦の夏が今夜で終わってしまうのだと思うともうエンジン全開であります。

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さて、今夜の「おどり免許」課題曲は「三百」てあります。なんどもユーチューブで予習をしたのですが、一箇所わからないところがあります。でも今夜のこの凄い人出と、物凄い熱気の踊りのなかで、「踊り上手」と認めていただくなんて事は、とても無理な事で、審査員の「保存会の先生」と出会う事すらかなり難しい事で、課題曲の終盤では、完全にアキラメテ、まあ楽しく思いっきり踊っておりました。

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そうしたら、免許取得者を引率しつつ件の「先生」が通りかかったのであります。そうしたら御師匠様、帯に挟んだ免許引き換えの木札を「あげる!」って下さったのであります。この世に神様が本当にいるのかどうかは島倉千代子だってわからないけれど、郡上に神様はいます!少なくとも私の郡上おどりの神様は郡上におわします。

そんなこんなで我が家の座敷に二つ目の「免許」の額が掛かったのであります。まだまだ、我が家の座敷の長押の上は五つくらいの額は掛ける場所があります、お師匠様!来年は更に精進いたします、御師匠様!。

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納めのおどりの「まつさか」が踊り終わると「屋形送り」であります。郡上おどりはすべて生唄生演奏で行われますが。歌い手とお囃子を乗せた屋形を笹竹に提灯をつけた踊り子が提灯行列で送ります。素晴らしい景色であります。

すばらしい夏でした。とても楽しい夏でした。ありがとうというべきは、わたし達です。

郡上八幡ありがとう。

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花の愛宕に秋葉のもみじ月がのぞくか吉田川

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