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2010年6月22日 (火)

オールドノリタケの周辺。瀧籐商会のカップ&ソーサー。

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名古屋周辺は、オールドノリタケのみならずニッポンモノといわれる輸出陶磁器の一大産地を構成していた時代があって研究テーマとしては極めて面白い。

さて、今回は名古屋の瀧籐商店・瀧籐商会のカップ&ソーサーのご紹介。瀧籐商店は1874年(明治7年)に名古屋の伝馬町で設立され、ノリタケの森村組からも大量の注文を受けていた名古屋のトップクラスの製陶業者で、

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この時代の状況は名古屋陶磁器会館のホームページで詳しく見られる。昭和初期の瀧籐商会は陶磁器輸出業者としてトップクラスの業績を残したが、裏印は瀧籐のアメリカ輸出会社・太洋トレーディング名で、大正・昭和初めの物。オールドノリタケのファンからみると、何だこれはオールドノリタケのコピーではないかと思われるかもしれないが、オールドノリタケの製造はこれらの業者が行っていたわけで、本歌云々をいうのは適当ではないかもしれない。

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ちなみに、同じランドスケープ柄のオールドノリタケのマルキ印の物をアップしてみる。明らかな質的な違いがあるけれどこれはマーチャンダイジングの違いであって、ニッポンモノは粗悪であったとヒトくくりで語るのは可哀想ではある。まあしかし、概ね粗悪ではある。

もちろん、このTAKITOはオークションで13ドル、オールドノリタケは骨董屋で45,000円。

さて、あまりに扱いが違い過ぎるのではなんて思いつつオールドノリタケのセロリ皿と花瓶を背景にTAKITOのカップを撮影、たぶん同じDNAだから。

TAKITO BLUE/ORANGE MORIAGE LUSTREWARE CUP & SAUCER

名古屋陶磁器会館 http://www12.ocn.ne.jp/~pottery/

瀧籐商会 http://www.24azabu.net/setolabo/creatortakito.html

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コメント

IWANA様
何てグッドタイミングなんでしょう。
私は最近アンティークカップ復帰宣言したばかり。そこへIWANAさんの新しいコレクションを拝見できるとは。やっぱりライバルがいないとね〜。

投稿: annie | 2010年6月24日 (木) 23時38分

annie様
今月は退屈しのぎに安物のカップを三点、落札しましたが、二点は中国製のトホホな物で、とてもブログにアップできるものでは有りませんでした。

投稿: 団塊堂主人 IWANA | 2010年6月25日 (金) 18時48分

とても興味深いノリタケトーク、楽しく読ませて頂きました。実は私の今の住まいはノリタケの森近くなのです。まだ住み始めて5年少々ですが名古屋城もあり昔ながらの茶菓子屋にノリタケの中古品(アンティークではなくせいぜい30~50年ほど前の陶製品)などを扱う中古品ショップ(キンブルですが、ご存知でしょうか)もあり時々のぞいております。さて、そのノリタケなのですが、美術館がすぐそばにあるというのに一度も訪れたことがありません。もっぱらオークションで見ているだけでしたが、オールドノリタケをみるたびにどこかでみたようなデザインが、と思っていたのでした。でもこれで謎が解けました。時の高級品を模倣していたのですね。

日本が模倣するのは得意中の分野で30~40年ほど前までヨーロッパのみやげ物でその力を発揮していましたね。高くて出来のよいものは本国で作られ、少々雑ではあるけれど似たようなものを安価に売る観光地のみやげ物、商品をひっくり返して裏をみると、Made in Japanに何度、ため息をついたことでしょうか。と少々話がズレましたが、ノリタケの話に戻りますと、名古屋市西区は地元であるためか、キンブルをはじめ2~3店舗の骨董品屋さんでみかけます。ところが
キンブルなどではそのノリタケが珍重されほぼ現代物であってもそこそこのお値段がついております。そして不思議なことに数日経っていから行きますと売れているのです。名古屋の人にはどうやらノリタケ=ちょっと高級というイメージでもあるのでしょうか。鳴海陶器に関してはどうやらノリタケの二番煎じのようです。
もう少々涼しくなりましたら散歩がてらノリタケの森に行こうと思っております。

投稿: abbeyroad | 2012年9月 2日 (日) 15時02分

abbeyroad様
マイセンのアンティークはドイツで買うのが一番高く、セーブルのアンティークはフランスで買うのが一番高いと聞いたことがあります。
名古屋でのノリタケもそんな物かもしれません。
ノリタケは、一流品ですし、世界に通用する品質であったことは間違いありませんが、明治から戦前の、ノリタケを始め日本の陶磁器の状況は、今の韓国も中国も笑えたものではないパクリの歴史でした。
ところで、これらの物は瀬戸や多治見で焼かれ名古屋の西区や北区で絵付けされ、お近くの堀川でハシケに積まれ、名古屋港からアメリカやイギリスに渡ったのです。そう思うと、あの汚い堀川もロマンチックな運河に思えます。
ぜひノリタケ美術館の感想をお聞かせください。

投稿: 団塊堂主人IWANA | 2012年9月 2日 (日) 20時00分

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