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2010年1月 3日 (日)

ローゼンタール素磁の金彩アクアジュール霰仕上げのアンティークカップ。

L1040349 恥ずかしながら団塊堂をアンティークカップを集めてみようかなとという気にさせたのが、このアクアジュールの霰(あられ)仕上げの金彩のカップなのです。

ある骨董フェアで見た、コールポートのカップが素晴らしい物で、その時のお値段が18万円。さすがに手がだせず家に帰ったのだけれど、家に帰ったら家内が「どうして、アレ買わなかったの?」ってポッリと、オイオイ買ってよかったのかよ!って、アノ頃は、少し我が家もバブリーだったのよ、つくづく。

L1040353_2 半年に一回開かれるその骨董フェア、その後、そのお店には、三回並べられていたけれど、堅実な母親の教育が、売れない屋台のオデンの様に身体に沁み込んだ、田舎者の団塊堂、ついぞ手を出せずに終わった。天国の母さん、今も私は貴女の忠実な子供です。

L1040354  さて、昨今の不景気のお陰で、あこがれのジュールの霰仕上げのアンティークカップが、オークションの最低価格のままで手に入れる事ができた。

造りとしては、ソーサーの、中心に向けて小さくなっていくジュールのグラデーションが最高ではないか!更に繊細な金盛り・金点盛りが加えられて工芸の極致ではないか。カップ内側の金盛りもドレスデンのカップで良く見るパターンなのだ。

L1040366 さて、このカップの出自なのだ。まず目に付くのがウィーン窯の蜂の巣マーク、その横に金でバラの様なものが描かれている。金彩のスレのお陰で、光の当て方で下からローゼンタールの窯印が浮かんで来る。

このあたりは、和田泰志先生の「アンティーク・カップ&ソーサー」講談社刊に詳しく書かれているが、ローゼンタールが発売した白磁を使ったウィーン窯の贋物なのである。

さてさて、このジュールという技法、確実に高度な技術を要し、なおかつ大変に手間が掛かるものなのです。それに比べればローゼンタールのマークを金彩の薔薇で隠してウィーンの窯印を入れる手口など余りにも幼稚で、しかも角度によってローゼンタールのマークは浮かび上がって来るのだから。

だから、本気でローゼンタールを隠して、ウィーン窯を名乗ろうとしたとは思えないのだ。其れほどにウィーン窯は凄いという事は言えるが。ウィーンの贋物でかたずけるには余りにもったいない。

さてさて、ローゼンタールやフッチェンロイター周辺のドレスデン(独)の窯の状況、また後日、なやましいこの「金の薔薇」のもうひとつのカップをお見せしつつ勉強してみます。

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