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2009年12月 8日 (火)

HUTSCHENREUTHER PORC. DEMITASSE CABINET CUP & SAUCER

L1040240 上品で美しいフッチェンロイターのキャビネットカップであります。濃いコバルトの藍の上に、抑えた色合いの金彩、さらに黒真珠を思わせるジュールがとてもシックです。ソーサーは中央が台状にふくらんだスタンドというスタイル。

「いかなるものよりも品質の優れたものをつくる」というのがフッチェンロイターが1822年バイエルン王に誓った開窯の条件でした。

フッチェンロイターは、ウイーン会議が開かれた1814年、ドイツ南東部のホーエンベルグカルル・マグヌス・フッチェンロイターによって開かれた窯。L1040241 さらに1822年には前述のバイエルンにて開窯許可を得た。当時、陶磁器は王立窯が全てであり民間人による開窯は始めての事だった。2000年にはローゼンタール社と合併。

L1040262 さて、ジュールという手法であります。当ブログに何度も登場する手法で、下手するとトテモ下品になる手法でニッポン物やオールドノリタケのジュール・金点盛りなど悪趣味な物が多い。ところが同じ手法でもヨーロッパの物には、卑しさが感じられない。文化の本質的な違いだと思う。この後つづく二点のカップにもジュールがあしらわれている。結構オイラの趣味もチャラチャラしているのかも知れないが、まずはこのカップの渋さを評価してほしい。さあ、まもなく始まるオイラのアラ還ライフも、このように渋く美しくありたいと思う。

参考 「王侯・貴族の愛したうつわ」 編集 岐阜県現代陶芸美術館

L1040244

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コメント

金ぴかリンは苦手だけど、、、、、
これは良いですねぇと勝手な批評で失礼します。まあ人夫々でと云う事にして戴いて

ビジュー部分は一体どんな物を乗っけて焼いたのでしょうね?
ひょっとしてラスターの様なものが掛かってるのかしら?
う~ん興味津津ですわ
お写真お持ち帰りして、じっくりと拝見させて戴きま~す

投稿: boss | 2009年12月10日 (木) 20時56分

boss様
今回は写真の色調といい「キンキラキン」になってしまいました。
まるで日本橋のデパートの趣味の悪い「金のキテイちゃんとサッカーボール」の一億円の福袋のようで、というとオイラは、アノ福井のカツラの成金オヤジ?なんて、お客様、いやアノ店では、お客様を前主(ぜんしゅ)つまり目の前にいるご主人様という呼び方をしますが、本当にアンナモノを売る奴も馬鹿なら買う奴も馬鹿です。なんてことはさておき。さる大変なオールドノリタケのコレクターのコレクションを見せて頂いた戴いた事があります。何十という金ぴかの花瓶を見せられて誰もが顔を見合わせました。帰りの車のなかで誰もが言葉を失っていました。自分達のコレクションもアレニ繋がるのだと思うとカナリ退いてしまいました。
といいつつ、来年アップの予定のカップはカナリキンキンではあります。良識と悪趣味のハザマで「キンキン」について考えるなんてサブタイトルを付けましょうか。
ビジューは盛り上げの下地にガラス分の多い絵の具に顔料を混ぜているようですが、ご指摘の様に今回のジュールはパールを模してラスター彩が使われているようです。とてもシックでboss様のようです。

投稿: 団塊堂主人 IWANA | 2009年12月10日 (木) 22時21分

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