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2009年10月24日 (土)

ROYAL WORCESTER CUP & SAUCER HAND PAINTED 1890

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 ・・・・ ロイヤル・ウースター(英)のボタニカルアートのカップ。ロイヤルウースターは、そのDATING TABLEによって一年単位で製造年を特定できるから気持ちが良い。 裏印のマークの下の小文字のaからこのカップは1890年(明治23年)製。

091024_006_2  1851年、第一回万国博がロンドンで開かれ、その後、パリ万博、ウイーン万博とヨーロッパは熱い万博の興奮に沸くことになります。時あたかも日本は、幕末・明治の大変革の時、これらの万博で、日本の工芸品は驚きを持って迎えられヨーロッパに日本ブームを巻き起こします。

シーボルトが持ち帰った日本の植物画は博物的興味のみならずヨーロッパの絵画表現に大きな影響を与えましたが、たとえば、世紀末のヨーロッパを席捲したアールヌーボーの流行を語るにはナンシー派のエミール・ガレなどに大きな影響を与えた日本の高島得三(北海)の植物画を見逃す事はできない。

091024_007 農務省留学生・高島得三がナンシー森林水利学校に入学したのが1885年、翌1886年にはガレと交友、ガレに日本の植物図鑑を贈ったりしている。この後1889年のパリ万博でガレは大成功を収めアールヌーボーは大きな潮流となります。

この時期のロイヤル・ウースター(英)には、日本の植物画に影響を受けた作品が多くみられます。フランスのアールヌーボーの流れが大きく影響を与えていた事は明白です。

このデミタス、清楚な野の花に金彩の縁取りを与えて華やかさを増しています。ソーサーの2つの花束はカップの花と連続しています。カップの正面と裏面で異なる二つの絵柄が楽しめる。ペインターのサインはカップとソーサー共に同一です。デミというよりキャビネットサイズのカップ。ミントコンディション。

091024_003 というわけで予告してからアップするのに時間をかけて恐縮。このところ素晴らしい物が続いているでしよう。団塊堂のアンティークカップ蒐集熱はマスマス上がっています。

さて、オールドノリタケに始まった団塊堂のアンティークカップコレクション、ここらで原点の日本の物にUターン致します。近代から現代の狭間の日本をアンティークカップを通して見てみたいと思います。

次は、明治期のニッポン物の、凄い物をアップ致します。これは団塊堂コレクションとしては正に快挙というべき物です。オールドノリタケファンの皆様にも、是非その節は、お立寄りいただきたいな。 なん茶って。091024_005_2

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コメント

IWANA様
拡大写真をじっくりと眺めさせて頂きました。一筆ごとに丁寧に描かれているようで、素晴らしい花絵です。金際の縁取りも美しい。塗装の剥げもなく完璧な状態で残ってきたものですね。そしてサイズは何とデミタス。キャビネットに近いと言うと、さらに小さめと言うことでしょうか。

次はニッポン物の凄いカップだそうですが、以前言っておられたコールポートはまだおあずけですね?実は私も魅惑的なコールポートを持っているんです、うふふ。

先ずはその「快挙」と言うニッポン物が楽しみです!
はやく、はやく!!

投稿: annie | 2009年10月25日 (日) 11時02分

annie様
ごめんなさい、コールポート? このロイヤルウースターの間違いだったみたい。
今日もまた、“SATUMA”のデミタスが届きました。究極の手描きって感じです。

投稿: 団塊堂主人 IWANA | 2009年10月25日 (日) 19時53分

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