MITTERTEICH BAVARIA GERMANY TEAL GOLD TEA CUP
ドイツの思想家といえば、カント、ヘーゲル、マルクス、ニーチェ。文学者といえば、ゲーテ、シラー、トーマス・マン。音楽家といえば、バッハ、ブラームス、ベートーヴェン、ワグナー。そして歴史的に見ても宗教改革のルターにはじまって宰相ピスマルクやらヒットラー。ドイツ精神文化は際立って特徴的である。
さて、今日のお題はドイツ・ババリアの日常的な陶器メーカー・ミッタータイヒのカップであります。
生活というのは美しくありたいと思う。コガモのシッポの様なハンドル、スッと開いた器形、中国の物まねでもなく、ウイーンの貴族文化の写しでもなく、素朴なドイツがあり、しかし常に改革的であり革新的であったアバンギャルドなドイツがあり、見込みに描かれたドイツの蔓バラもいかにもドイツ的であり美しい。
この特徴的なフォルム、以前紹介したベィヤー&ボックのアバンギャルドなカップと同じ物。さて、こんなスタイルが結構一般的なドイツって面白いと思う、オークションにも時々登場する。ブルーノ・タウトの建築やらドイツの“近代”は興味の宝庫だ。
ドイツといえばビールと言われるけれど、ドイツで最も多く飲まれている飲み物はコーヒーなのだそうです。ドイツ人は朝食のみならず午前十時、午後三時ごろにコーヒータイム(Kaffeepause)があってコーヒーを良く飲む。17世紀頃までドイツでは朝からビールを飲むといった習慣があったけれど、宗教改革の結果ピューリタンはアルコール浸りの風習を排し、ビールにかわる物として当時流行しつつあったコーヒーの導入を勧めたという。
こうしてみると、中世から近代現代に至る社会の変化の種は総てドイツから飛んできたような感がある。しかもドイツは第一次世界大戦も敗戦国でありご存知の様に第二次世界大戦でも敗戦国であり、いずれの大戦でも驚く程の賠償金を払わされ徹底的に国土は破壊された、しかしドイツは不死鳥の様に甦り、そしてベルリンの壁の崩壊は総ての共産主義者に最後通牒を渡した。
いまから、約90年前、第一次世界大戦時、四国巡礼の一番札所の鳴門の坂東に、青島の戦いで俘虜となったドイツ軍俘虜千人を収容する俘虜収容所が作られた。ドイツ人俘虜と地元徳島の人々の間に生まれた深い交流の様子は「ドイツさん」原田一美著 発行所 未知谷 に詳しく書かれ、素晴らしく感動的だけれど是非お読みいただきたい。
と、そんなこんなで支離滅裂だけれど、まあそんなこんなを含めて、そんな時代のドイツのアンティークカップを眺めながら坂東の土となった「フッペ」の事やら「栄蔵とお琴」の事なんか想いながら今夜も更けていきます。
そういえばドイツに美しい医者の友人が居る友人が「ベルリンの壁の破片」をくれて、これをブログに一緒に取り上げろというけれどマスマス支離滅裂ではないか?写真だけでお許しを。
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コメント
IWANAさま
またまた違った風情のカップが出ましたね。絵柄も丁寧、金彩も剥げていないしきれいなアンティークカップです。これなら安心して飲めますね。私は始めの頃に買ったいくつかのカップは、箱に入れて押し入れに閉まってしまいました。IWANAさんのブログを知る以前にアンティークの雑貨屋さんで買った物です。捨てるわけにもいかないし……。いっそ不慮の事故で割れてくれたらいいのにと思っているくらいです。
ところで私も土曜に新しいアンティークカップをアップ致しますので、よろしかったらご訪問下さいね。IWANAさんの率直なご意見も聞かせて頂ければなお嬉しいです。
投稿: annie | 2009年5月29日 (金) 23時16分
annie様 お立寄り有難うございます。
“金彩も剥げていないし”いやいや痛いところをつかれました。剥げているもの結構愛している私としては。
そうですね、コレクションが進むうちに、何処かへ隠してしまいたい物も出てきて、場所はとるは、捨てるわけにもいかないという事で、私も困っております。
投稿: 団塊堂主人 IWANA | 2009年5月30日 (土) 11時09分