ANTIQUE NAPOLEON PAINTED FRENCH PORCELAIN CUP & SAUCER
イタリア半島の西側に浮かぶコルシカ島は、ナポレオンの生地。ナポレオンはイタリア人なのであります。
ナポレオンは、アレキサンダー大王、ハンニバル、シーザーより数多く戦闘し、勝利した。ナポレオンの戦略は、「偽騙」と「迅速な機動」が総てであり、偽騙によって敵に相対的に勝る戦闘力を集中し、迅速な機動により効果的な戦力の配置と物資の徴発を容易にした。
簡潔に言えば、定型的で形式化し様式を整える中世的な騎士の戦争から、ナポレオンは、知略による機動的で戦略的な近代的な戦争を展開する事により、ロシアとイギリスを除き中東からほぼ全ヨーロッパをフランスの支配下に置いた希代の戦争家であり、世界史的には19世紀前半を「ナポレオンの時代」と区分する、目覚しいフランスの時代を築いたわけであります。
さて、ナポレオンは、フランスの支配下のイタリアの小地主の小倅であります。フランスの市民革命の革命戦争の混乱のなかで、皇帝を打倒するはずの市民革命を乗っ取ってわずか三十年の歳月で権力の階段を駆け上がり、皇帝に成り代わってしまった謂わば「国盗物語」の斉藤道三なのであります。
とはいえ、ナポレオン法典やら政治制度、経済システム、大学制度など彼の強い意志によって短期間に確立されたシステムは、ナポレオンをただの野心家の軍事独裁者として葬り去る事を許さない。
・・・・・・なんて事を、いろいろとパクリながら書いてみると、このナポレオンの紋章を戴くカップが光り輝いてくる。
今夜の団塊堂のコレクションルームは栄光に満ちて、ひととき暮らしの貧しさを忘れさせてくれる。なんて事を書くと、なんという嫌な奴だと、また友達をなくしそうだけれど、そうではないのだ中島さん。今の俺は貴兄とそんなには違わないないのだよ、たまにはメールなんぞ寄こせよと、ひとりごちつつ今夜もロマンの旅のIWANAであります。
この王冠にNのマーク、ナポレオンの紋章であります。セーブルの様でセーブルと書かないところがミソであります。そしてナポレオン第一帝政期の鷲の紋章。皇帝時代のナポレオンが好んで着た、王家の青の近衛連隊長の制服姿。この絵なかなかに美しく、男の色気があります。この肖像画の美しさに惚れて購入した物であります。使い込まれたハンドルの金彩のスレも時代があります。欲をいえば、金彩は更に緻密な金盛りであるべきでありますが、それならばセーブル美術館へ行けといわなければなりません。
さて、ナポレオンコンプレックスなどという不名誉な言葉があります。ナポレオンは、身長160センチにも届かなかったということですから、そのコンプレックスが無かったとは言えません。しかしヒットラーもまた小男だったようで、世の中には「ウドの大木」などという言葉もあってドッチモどっちであります。
ちなみに左の絵は、晩年、大西洋の孤島セントヘレナ島へ流されたナポレオンが、回想録をグールゴ将軍に口述筆記させる姿を描いたものです。ナポレオンが゛、どこかの街の駅裏のフィリピンパブの店長さんのようでもあります。
人生なにから何までそんなにカッコよくいかないものであります。ナポレオンの死因は胃癌という説もありますが、この下腹の突き出たあたり、やはり部下による砒素による毒殺という説を信じるのは、団塊堂が小説かぶれだからかもしれない。
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コメント
わ〜い、わ〜い!IWANAさんのカップだあ!待ち遠しかったアンティークカップコーナーだあ。あともう少し遅かったら催促のメールをするところでしたよ。
久しぶりに飛び出したのがナポレオンとは。さっそく年代を調べる本を開いてみました。P429の2番の窯印ですね。苦手な英文をたどってみましたが、ついに年代を見つける事ができませんでした。この際本物、偽物、贋作のお話はやめにしましょう。IWANAさん嫌気がさして、このコーナーがなくなると、私の唯一の楽しみがなくなってしまうので。
ところでカップの後ろにある花瓶?と電球?も気になります。こちらもコレクションでしょうか?
投稿: annie | 2009年5月19日 (火) 23時36分
さすがannie様、お眼が高い。
後ろの電球の様な物。ガラスと金工作家のコラボによる物で、面白い物ですが、作家の名前を忘れてまってブログには未だ取り上げていませんでした。たしかガラスは岐阜の女性作家だった様な気がします。
投稿: 団塊堂主人 IWANA | 2009年5月20日 (水) 05時53分