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2009年4月29日 (水)

幻のウィーン窯 本物降臨。「Wiener Porzellan Tasse mit Vels und Vogel Malerai」その弐。

Viennese_porcelain_010

さてドイツ語がお判りの方は、前回のブログのタイトル「Wiener Porzellan Tasse mit Vels und Vogel Malerai」     Vogel = 鳥

果たして何処に「鳥」など居るのか?と思われたと思います。

団塊堂も発見まで一日かかりました。まずは、和田先生のメールをお読み下さい。

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Viennese_porcelain_014 この絵はVels und Vogelといいます。フェルス・ウント・フォーゲル。
英語だとRock and Bird、岩に鳥、です。

ウィーンをブログで拝見しましたが、金のカスレもなく
すばらしい保存状態ですね。
Viennese_porcelain_013   カップ反対側に鳥がいますね。
染め付けでは羽毛のギザギザまできちんと描いてるのに、
ハウスマーラーはわからなかったのか、無視したのか、
鳥の上にも金で花を描いてます。
この不一致がいいのです。
あくまでも花を描きたかったのか、あるいは「本歌」としてのVogelを知らなかったか、興味は尽きません。
鳥がいるけど、花のカップにしたかったんでしょう。
私はそこのおもしろさに一番注目しました。
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Viennese_porcelain_015_3   さて、この絵柄、マイセンにもあり、当時、流行した柄という事が和田先生の「ヨーロッパ アンティーク・カップ銘鑑」の62ページにかかれていますが、その本歌とも言うべき、柿右衛門の岩牡丹などマイキャビネットからご紹介して、今夜も、さりげなく御自慢の団塊堂であります。

柿右衛門の「岩」など中国の太湖石そのものであり柿右衛門もまた中国のパクリであり、ああだこうだと、めぐり巡って今夜も地球一周の団塊堂でもあります。

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2009年4月26日 (日)

幻のウィーン窯 本物降臨。「Wiener Porzellan Tasse mit Vels und Vogel Malerai」

Viennese_porcelain_001 ウイーン窯の本物のカップであります。、「ステート・ピリオド=国立時代」 第二期マリア・テレジア時代。1744~。

白磁=ウィーン第二期本物
染め付け=ウィーン第二期本物、染め付け絵付け師、ヨーハン・ラベルシュッツ 1767~1817在職。
色絵と金彩=18世紀当時のウィーン窯外部の絵付け工房。

製造年1770年

Viennese_porcelain_006 18世紀半ばには「ハウスマーラー」といって、ウィーンやマイセンから染め付けのみの白磁を買い、それに色絵と金彩を付けて華やかにし、プレミアを付けて売る、という窯外絵付け工房がありました。このスタイルの商法が、後の贋作工房のビジネスモデルとなるわけですが、今回のカップは、こうした絵付け屋さんが色と金を書き足した物です。これが当時の姿の一面であり、これで一つの文化であったわけです。

Viennese_porcelain_009 そこで「12」と見えている染め付け絵付け師番号ですが、ヨーハン・ラベルシュッツ 1767~1817在職ということになっています。

本物を見たいと思ったら博物館へ行くしかないという、幻のウイーン窯の本物のカップであります。ほとんど市場には出ないといわれている物であります。

さて、そんなものがナゼ団塊堂の元にあるのかという事であります。

天から降ってきたのであります。まさに天から降ってきた様なのであります。なにせ35ドルで手に入れたのですから。

Viennese_porcelain_004 過日の「ロイヤルウィーン」の嘘を論じたブログを書くなかで和田泰志氏からウイーンについて色々と教えて戴きました、丁度そのときebayに出品された真正ウイーンを和田先生が発見しメールを戴きました。

さて、どうするか。97年に出版されたある本に同時期のウイーンの絵皿が百万円とされていました。同じウイーンの伊万里写しであります。さて絵皿が百万ならばカップ&ソーサーならば・・・、残念ながら本品はソーサーを欠いたカップのみであります。しかし評価するとすれば50万円は下らないと考えられます。ならばオークションの締め切り直前にスナイパーとして10万円程度で札を入れるというのが考えられる方法であります。

Viennese_porcelain_003 とはいえ、このところ団塊堂、少しカップを買いすぎで、しかも、近頃はソコソコのお値段の物を続けて買っていて、そんなこんなでキビシーイ状況で、ようやく先日のロイヤルウイーンとパリ窯のカード決済の目途がついてホッとしたばかりなのであります。その上、イギリス物ですが、マイセン風でウイーン風でもありイギリス其の物であるランドスケープの上質なカップを入札しており、とてもウイーンの本物など手が出ないと、見送りを決めておりました。

まことに理性的で押さえが利いた団塊堂であります。大人いや老人でありますから。我慢強さは老人の徳の一つであります。

すっかり諦めはついて、関心事は何処の誰が一体幾らで落とすだろうかという事でありました。オークション締め切りが深夜、いや朝方の四時、とても起きている気もなく、しかし寝る前にに冗談でイーベイをイジクッテいて。ウイーンカップ、オークション最低価格35ドルのところ45ドルで入札しておいたのです。あくまで冗談で。

さて、翌朝。毎日の日課の朝のメールチェックであります。なんとebayから、おめでとうございます貴方が落札者ですというメール。

オイオイホントかよ!!! そしてお値段は、ebayの2位価格販売で35ドルで落札であります。団塊堂の、アンテイークカップ蒐集一周年を飾る、幸運であります。

Viennese_porcelain_008_2 「第二期マリアテレジア時代」、こんな風な日本的作品もあったのですが、第三期になり、いきなり、“ロイヤルウイーン”で触れたように、ガラっとゴージャスに変わるのです。

極めて優美なカップのフォルム。染付けに重なる金彩の妙、緻密な宮廷絵画を思わせる小花模様、柿右衛門や伊万里の写しでありながら、ソレより遥かに洗練された装飾。世界国家ハプスブルグの都・ウイーンの雅をそのまま閉じ込めて今、240年後の、わたくしの手元にあります。

ウィーンスタイルの濃いコーヒーをこのカップで戴いてみようと思う。ソーサーは、あのパリの贋マイセンをアレンジしてみた。悪くはない。

「シ・ア・ワ・セ」であります。団塊堂これからもまた、はしゃがぬように・目立たぬように・時代遅れの男のまま、社会の片隅で生きてまいります。ささやかに。

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2009年4月23日 (木)

ウィーン本物降臨。

090423 さて、団塊堂が、オールドノリタケのコレクションから、ヨーロッパのアンティークカップのコレクションに舵を切ったのは、昨年のゴールデンウーク。

ふたつの骨董市でババリアとリモージュのカップを手に入れたのが始まりで、以来、嵌りにハマッテ、ほとんど週一のペースでアンティークカップを買っているようで。いけません!イケマセン!もういけません!とブレーキに足を乗っけたとたんに、とんでもない大事件が起きてしまったのです。

本物を見たいと思ったら博物館へ行くしかない。もはや本物は総て博物館に納まってしまっていると言われるウィーンの本物。ウィーン第二期の本物。骨董屋さんだってホトンド手にした事が無いという、ウィーンの本物を!団塊堂は手に入れたのです。今夜あたり成田に到着して、週末には我が家に到着するはずです。大事件です。

我が国アンティークカップ研究の第一人者・和田泰志氏は、これを、悪魔の仕業か!神の思し召しか!と叫びました。

まもなくアラ還の今日この頃まで、真善美聖の旗を掲げて、清く・正しく・美しく生きてきた団塊堂の勝利です。

アッラーアクバル! 神は偉大です。

我が家の守護神・グリーンマンのご利益です。

ウィーンの本物のカップのブログ、近々アップいたします。

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2009年4月19日 (日)

我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか

090418_002 ユーラシア大陸の東のハズレの朝の国では、将軍様の銅像が、国の行くべき方向を指し示すように、その国のいかなる物より立派に聳えたっているが、人民は困窮を極め、地獄の有様で、ミサイルを打ち上げて、周りの国に食べ物をよこせと恐喝する。

さて、突然、どこから来たのか、我々は何者かと問われても、俄かに答えは出ないし、簡単に出る答えなどはたいした答えではではない。そして、我々はどこへ行くのか、良くわからない、けれど、だいたいソンナモノだと思う人生は。

名古屋ボストン美術館での「ゴーギャン展」初日に行ってまいりました、ゴーギャンの不朽の名作「我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへいくのか」の本邦初公開であります。善光寺の御開帳よりは有難いものがあるように思います。将軍様の銅像は行く手を示していますが、ゴーギャンは、立ち止まり、うろたえて、彷徨ってもいます。なにもないけれど、それで良いのです、私は。

そして、私の本当の目的は、同時開催の「ノリタケデザイン100年の歴史」展。当地名古屋では、常設のノリタケ美術館もあるが、本展も素晴らしく、今回、多く展示された「画帖」は圧巻。近くには、金山アンティークモールもあり、アンティークザンマイの週末でありました。終末も悪いものではありません。

ゴーギャン展   4月18日~6月21日

同時開催 ノリタケデザイン100年の歴史 4月18日~8月30日

                名古屋ボストン美術館

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2009年4月15日 (水)

阿呆政権の弥栄(イヤサカエ)を祈る。

090415 note寝たふりしてる間に、出ていってくれ。アーア、アーアーア。noteと沢田研二は歌ったけれど、団塊堂も、このところアンティークカップがドウのこうのと、すっかり、ビーダーマイヤーしていたりして・・・・。

おっと! つまり、ドイツやオーストリア的に謂えば、耽美的小市民生活というのだろうか、つまり、その、時の権力の恐怖政治を見てみないふりをしてひたすら小さな美的生活に篭もったというか、そうゆう小市民生活の美的様式をビーダーマイヤー様式なんて言うんだけれど。

還元水から絆創膏、安倍の美しい国から福田へと続いて、漢字が読めないから右翼漫画で歴史なんかを学んだ麻生の阿呆が総理大臣に座るに至って、もう本当にバカらしくて、寝たふりしていたら、そのうち麻生も消えるだろうなんて考えて、団塊堂がアンティークカップに呆けている間に、麻生が少し持ち直してしまって、千葉では、団塊世代の恥・自民党の小物・森田健作が「完全無所属詐欺」で県知事になったりして、そんな嘘を信じた千葉県民も頭の中はピーナツのカラの様ではないかと思う今日この頃、団塊の皆様いかがお過ごしでしょうか。

「アメリカの女性よ、ダリヤに水をやるよりも、社会の不正にもっと怒れ」と言ったのは、ウイリアム・アレン・ホワイトだけれど、団塊堂も近頃は、毎日、朝おきたら、庭の金魚に餌をやり、裏庭・中庭・玄関先の緑に水を遣るのが大事なお仕事で、団塊老人党の結党の怒りに満ちた気高い志は、何処へ往ってしまったのだと反省しきりであります。

さて、検察の国策捜査で完全に遣られてしまった民主党でありますが、しかしここでここで倒れたら、アホの自民党と、宗教で頭が遣られてしまった宗教政党のバラマキと暗黒政治が延々と続くわけで。

小沢氏は、団塊堂は好きではありませんが、このさい是非、小沢氏には、ヤケクソの反撃で「企業献金」の禁止を実現して、自らの罪滅ぼしとミソギをして戴きたいと思うのです。企業献金こそ諸悪の根源であり、自民党の命綱なのですから。

だからぜひ、民主党党首の小沢一郎さんには大暴れして戴いて、麻生の下で自分を陥れた、検察と戦い、自ら内包する自民党的部分を粉砕しつつ、自民党の利権体質を木っ端微塵に粉砕して、出来れば麻生と一緒に消えて戴きたいと思うのです。

ですから、いろいろあるけれど、今度の選挙は、ナニがなんでも、民主党だと団塊老人党は思うのです。

ところで、・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

麻生首相は、10日、天皇、皇后両陛下のご結婚50年を祝う行事で、「弥栄」という漢字を「いやさかえ」と発音。このことを複数の新聞社が、「弥栄」の読み方は「いやさか」で、麻生首相の「言い間違え」などと報じた。

ところが、2ちゃんねるで「弥栄」は「いやさかえ」と読む例があることが指摘され話題に。実際に、その例の一つとして、富山県南砺市の『越中一宮 高瀬神社』のホームページに、神前結婚式の「誓いの詞」として、「弥栄(いやさかえ)」との記述があることが現在でも確認できた。・・・・・・・・・・・・・・・・

なんて、記事が出たけれど、麻生の場合、ただバカだからそう読んだ、というのが本当のとろころでは、アルマイカ?ホタルイカ。

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2009年4月12日 (日)

夢手離すナ。

090401_004 人と話の種にするのもいけない

女房の留守に

そっと出して

可哀いがるべし

夢手離すナ

出世さすナ

    「愛陶品目録」 青山二郎

あの、青山二郎すら、女房の留守に、だなんて。

だよな、夢手離したら終りだよ。

Antique Paris Porcelain Empire Period Handpainted Romance Scene Cup & Saucer.  Beautiful handpainted cameo of a man romancing a woman, embellished with an elaborate winged creature handle, and four gold ball feet.  Unmarked.

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2009年4月 8日 (水)

ANTIQUE ROYAL VIENNA HAND PTD. CABINET CUP & SAUCER

090331_003 ロマンチシズムの時代のオーストリアの芸術は、その表現手段のちがいには関係なく、全般的に一種の牧歌的な性格を残している。それは、ものごとに対する愛情、万人に対するやさしさから生まれ出てきたもので、ドイツ・ロマンチシズムの情熱から発した“悪魔”的な要素は、ほとんど含まれていない。いささか軽薄で感傷的だけれども、軽い恋のたわむれのように、限りなくかわいい。 ウィーンはなやかな日々 マルセル・ブリヨン著・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

さて今夜は、ロイヤルウィーンのキャビネットカップであります。ジッポーのライター程のスペースに二人の美しい婦人が描かれている。

この御婦人なんと釣り糸を垂れているではありませんか。足元の水面からは、魚が顔を出している、魚は2~3ミリの大きさだけれど拡大してみてもしっかりと描かれている。神話のモチーフだろうか有名な画家のミニチュアールだろうか。

テーマが、この手のものに有りがちな、色ボケしたようなブルマ姿の貴族であったり、庶民が食べるパンが無いと暴動を起こしたら、お菓子を食べればいいじゃないのとい言ったりした御バカ皇女様でないのがいい。夕餉のオカズを釣る主婦二人、つつましくて主婦の鑑だなんて言ったら発想がビンボー過ぎるだろうか。

090331_004 華麗優美な色絵金彩に包まれた美しいカップ、この美しいカップを手に入れた為に、カード決済の二ヵ月後まで、団塊堂はアラユル快楽もササヤカな贅沢も許されないのです、しかし、その苦しみも忘れさせてくれる美しさであります。

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ウィーン窯は、1719年に神聖ローマ帝国の首都であるウィーンにクラウディウス・インノケンティウス・デュ・パキェによって開かれた硬質磁器の窯。1744年には女帝マリア・テレジアの主宰で再発足、1864年まで続いた。世界帝国ハプスブルグ家の栄華を伝える世界で最も贅沢だと言われる硬質磁器です。

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090331 さてさて、「ロイヤルウィーン」なるものであります。

なぜ「ウィーン」ではなく「ロイヤルウィーン」なのでありましょう。ウィーンはウィーンであり、ロイヤルなど付ける必要はないのです。結論から先に言えば、ロイヤルウィーンなるものは、「ウィーン窯」ではない偽物であるという暗黙の呼称なのです。カップにロイヤルウィーンと表示があるわけでもなんでもなく、ただウィーン窯と同じ盾のマークが描かれているだけなのです。だから偽物なのです。

「ロイヤルウィーン」なる偽物の正体は、当ブログでお馴染みの和田泰志先生の「ヨーロッパアンティークカップ銘鑑」に詳しく書かれていますが、和田先生に戴いたコメントを紹介します。

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1.「ロイヤル・ウィーン」とは、
高度経済成長期に、西洋骨董屋に知識が無く、間違ったか、もしくは箔付けのために使用した用語です。

2.学問的には「インペリアル・アンド・ロイヤル・ヴィエナ」で正しい。オーストリア=ハンガリー二重帝国では、ハンガリーは王国です。ただし「英語」ですから「ヴィエナ」がよいかもしれません。
いずれにせよ「インペリアル」がつかないことにはまずいでしょう。

3.いまだに「ロイヤル・ミントン」などとトンチキなタイトルで売ってる
業者もあるので(ネット検索してみてください)、「ロイヤル」とは
ホテル・ロイヤル、パチンコ・ロイヤル、ロイヤル・マンションのように、
ただの和製固有名詞(この「和製」が重要です)の一部と考えればよいでしょう。

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二ヶ月ほど前の、「なんでも鑑定団」にこの偽物のウイーン窯の「ロイヤルウィーン」の皿二点とドレスデンの皿を持って九州からお金持ちの奥様が登場された。

行き詰まった不動産屋から三点50万円で購入した物だという。本物かどうか鑑定をお願いしたいという。

その様子を少し再現してみよう。

前のコーナーでガレッジセールのゴリが婆さんの物というくだらない壷を持ち込んだので、司会の紳助氏はそれを引き合いに出して。ロイヤルウィーンの皿をさして、「こうゆうのが本物と言うんじゃ」とハイテンションで連呼する。これは高いよと更に駄目押し。ナレーションは、いきなり「今では、まぼろしの窯と呼ばれるロイヤルウィーン」と、ウィーン窯と偽物のロイヤルウィーンを並列。

さて、鑑定に立った阿藤ギャラリーの阿藤氏「いわゆるウィーンスタイル、ウィーン窯が閉じられたその後に造られた物」とここまでは良いが、その間にも紳助氏は本物を連呼。阿藤氏「窯がなくなってからも貴族が欲したからドレスデンなどで造られた」貴族が欲したからといって他人が作れば偽物だろうよ。だから偽物なんだろうと合いの手を入れたいところだけれど鑑定士は「だから良いものなのだと」言う、それってスリカエじゃないのか。「ウィーンの盾のマークはお約束みたいな物で付いている」それってどうよ?そういうのって偽物で偽装表示って事なんだよね。お約束、つまり偽物つくりのお約束って事なんだろ。紳助氏それでも良い物だ本物だを連呼。

090405_005_7 さてさて、問題はそのお値段。鑑定は、三点で160万。ドレスデンが60、ロイヤルが60.40万円。

50万円が160万円となって、紳助氏だから本物なのだと連呼。

どこかで何かがスリカワッテ。偽物に勝手な値段をつけて、「良い物だ」が結論ではね。

なんでも鑑定団、なんだかインチキオークションでサクラが騒いでアレヨあれよという間に真贋あいまいにして値段吊り上げておめでとうございまーす。って感じで。おまけに「飾って楽しまれたらいい」なんて、つまり“その値段では売れませんから”って事なんだよね。

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さて、和田先生はその著で、偽物を掴まないためには、本物を良く見るべきだといいます。本物のウィーンの凄さを下の写真で感じていただければ幸いです。「世界で最も贅沢だと言われるウィーン窯」・第三期ゾルゲンタール時代のカップ&ソーサーです。

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でも、団塊堂、プアマンズウィーンのロィヤルウィーンだって大事なお宝です。

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2009年4月 5日 (日)

小雨にけぶる霞間ヶ渓の桜と、モダンアートする養老天命反転地。

090404_002 春に3日の晴れなしというけれど、このところ週末は天気に恵まれず、しかし小雨にけぶる桜だって風情ではないかと、岐阜県の西のハズレの伊吹山に連なる揖斐の山里に出かけたのであります。

まさに西方は浄土でありました。岐阜市から真直ぐ西に向かい山脈に突き当たるあたりにある揖斐郡池田町。大和の時代は大和の国の果てであり、平安の時代は都の果て、そこかしこにいにしえを偲ばせる歴史も残り、落ち延びたり隠れたりの山里なのであります。

霞間ヶ渓(かまがたに)は、歴史のある古い桜の名所であります。そこかしこ山桜の巨木があります。数千本の桜がありますが、染井吉野やら枝垂桜も植えられて比較的長い期間見頃が続く。

山里に霞がかかった様に咲く桜、周辺が揖斐茶の産地でもあり美しい茶畑と桜の取り合わせはとても上品であり美しいものであります。

さて、霞間ヶ渓から車で2~30分南下して、養老公園であります。滝の水がお酒に替わったという孝子伝説の{養老の滝}の養老公園であります。ここも桜の名所でありますが、この公園には、現代アートの巨匠・荒川修作の巨大庭園「養老天命反転地」があります。バブル期に生まれた記念すべきモダンアートの作品であります。オープン以来すでに15年を経て、緑も育ちオープン当初から表情を変えていますが、団塊堂がお勧めする岐阜県の文化施設の最高のものです。

期せずして、「養老天命反転地」も、満開の桜に囲まれて極楽でありました。

団塊堂、昨日も西方浄土に居りました。

養老天命反転地

http://www.yoro-park.com/j/rev/

090404_003

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2009年4月 1日 (水)

ANTIQUE IRONSTONE CUP SAUCER SIAM J.CLEMENTSON 1850

090401_005 「芸術新潮」四月号の“パリと骨董”は面白かった。

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坂田和實さんの「古道具坂田」の店頭でのエピソード。

すこしまえ、店に二十代の女性がきて、話をしていると、こういったそうです。「白洲正子さんたちは、気の毒でしたね」。彼女は、皮肉をいうような人てはなく、そのときも真顔でした。

つまり、こういうことです。白洲さんたちの時代は、物をえらぶときの選択肢が、いまよりもずっとすくなかった。だからたとえば、徳利やぐい呑みのようなふだんづかいの器に、何十万、ときには何百万もだしたのではないか。いまならおなじくらいみためもよく、つかい勝手もよい物が一万円で買えるのに。・・・・・・中略

ほんとうのことをいえば、「気の毒」なのは青山二郎や白洲さんたちではなく、彼らの言葉をうのみにして、すでに値がつりあがっている物を、ほかに選択肢があるにもかかわらず、買う人たち、または、よいと思ってしまう人たちです。

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「完全な物に美を感じる」アンティークの世界にあっては、これなど永遠に“名品”とは評価される事などないであろう、まさに普段使いの雑器である。アイアンストーン(白色硬質磁器)のトランスファー(転写プリント)のハンドルレスのカップ&ソーサーである。19世紀というからハンドルレスはただ安価な商品群であるからと考えるべきだろう。

さて、骨董屋の店先で美しい女店主に、この器で、美味しい日本茶など出されたら、団塊堂など人生をもう一度やり直そうと思ってしまうだろう。この器に、冬の寒い日に暖かいタップリのカフェオレなど淹れられたら、夏の暑い日に冷たく冷えたグリーンティーなど出されたら、愛を惜しみなく奪ってしまうかもしれない。

日本の染付けやら印判に拘ったコレクターがいるようにこのトランスファーなど集めたら面白いとおもう、そして団塊堂としては滑稽な勘違いの産物であるウイローパターンよりもこういった絵柄の方が好きだ。

サイズは大ぶりでカフェオレボールほどもあり。使って育てるというやりかたは「アンティーク」の世界には無いのか?と思う。

団塊堂、今夜から、遠慮なく使ってみます。

(青)ANTIQUE IRONSTONE CUP SAUCER SIAM J.CLEMENTSON 1850

(赤)ANTIQUE IRONSTONE CUP SAUCER VENUS PW&C 1850

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