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2009年3月10日 (火)

パラゴンのフルーツモチーフのカップ&ソーサー。

Paragon_003 「いつの世にも人は虚飾に欺かれる」

    シェイクスピア ベニスの商人

Paragon_001 いつの世にも飾るという行為は胡散臭いという見方があり、それ故に二十世紀のデザインの主流は、建築家ミース・ファン・デル・ローエの「レス・イズ・モア(飾りを少なくすればするほど、より機能的な生活ができる)」という言葉のように、まっ白い教室や、四角い箱の部屋を理想とした。

1960年代後半、アメリカの建築家ヴェンチューリは、モダニストのローエの「レス・イズ・モア」に叛旗を翻して「レス・イズ・ポア(飾りが少なければ少ないほど退屈なのさ)」と宣言した。ポスト・モダニズムにおける「装飾の復活」。二十一世紀前夜、「装飾」は長い追放(エグザイル)の旅から還ってきました。日本のバブル期の建築には素晴らしい物が多くあります。

                 引用 「装飾」の美術文明史 鶴岡真弓

Paragon_004 さて、パラゴンのフルーツモチーフの、金彩が美しいカップであります。年代は1960~1970年頃、つまりイマエモンであります。ハンドペイントというフレコミでしたが、間違いなく転写でしょう。虚飾という言葉が相応しいくらい飾りに満ちたデザインです。しかし楽しいカップです。レス・イズ・ポアと小さく唱えると二十世紀的知性が向こうに追いやられ、飾る事の楽しさが見えてきます。装飾主義・オーナメンタリズムの復活です。ナンチャッテ!(笑)

Paragon_002

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コメント

IWANA様
次から次といろんなカップが登場しますね。このカップの金彩は金色仕上げですか?まだよく見分けがつきません。転写でも堂々とハンドペイントとするのは、この業界では普通のことなのでしょうか。ちょっとこわいですね。ところで昨日、イギリスからオルゴール付きのアンティークカップが届きました。カップを持ち上げるとオルゴールが鳴り、置くとオルゴールが止まる・・・はずなんですけれど・・・。修理をしましてから写真を撮りますので、また見て下さいね。

投稿: annie | 2009年3月11日 (水) 22時21分

annie様

このところ、毎週のように我が家には、荷物が届いています。黒猫のオニーさんには、アメリカからクスリを密輸しているのだと言ってあります。

annieさんのカップのブログUPを、和田先生も私も、今かイマカと首をながくして待っています。首が痛くなりそうです。

投稿: 団塊堂主人 IWANA | 2009年3月12日 (木) 15時25分

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