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2009年2月 2日 (月)

チェ・ゲバラ二部作連続鑑賞。

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Che_001 近頃の映画館など封切でも客はまばらで、とりわけシネコンになって以来、客は一上映に数人なんてことはザラで。

さて、チェ・ゲバラの二部作が話題で、団塊の世代と30代以下の相容れないはずの二つの世代の観客を集めている。一昨日の、二部作の後半「チェ39歳別れの手紙」など満員で、団塊堂も映画館にこれ程の観客が溢れているのを見たのは30年ぶりくらいの事で驚いたのだ。

さてさて、男の価値は、ぶれない事だと思う。男の価値は、変化はしても変質しない事だと思う。

チェ・ゲバラ 圧倒的にカッコいいのである。革命家として、政治家として、権力を得てもなお唯一ブレなかった男だから。

Che_004_2  沢山の革命家はいたし、沢山の政治家もいたけれど、何れもプロセスは見苦しくて末路は汚くて。20世紀の革命家やら政治家の誰がTシャツのプリントに耐えうるだろうかと考えてカストロとゲバラ以外に思いつかない。

「チェ28歳の革命」 人民の苦しみも、革命家チェの思想の軌跡も、ほとんど何も描かれていないファッション映画なのだ。主義や思想は洗い流されて、革命がオシャレでカッコ良くもある。強欲アメリカ資本のエゲツナイ南米支配も、アメリカの傀儡政権の汚い姿もあまり描かれていない。まあ、しかし許す。たとえカッコよさだけでも、この映画に影響されて第二のゲバラが生まれるのなら。だがね、ゲバラはゲリラなのだよ、革命は「武力なしでは達成されない」と言っているのだよ、ゲバラは。

さて、「チェ39歳別れの手紙」これを観るかどうかは、正直迷いました。議論の末?とにかく観てみようという事になりました。さて、ボリビアでのゲバラは結局はスケールこそ違え、ステップもだいぶ違うけれど連合赤軍と同じで、基盤を持たぬゲバラのゲリラは現地人の裏切りでアッケなく終りを告げる。そして相変わらず美しくてカツコイイ。

Che_003 「かって、本気で世界を変えようとした男がいた。」これがこの映画のキャッチコピーだ。つまり、ほとんどの人々は本気ではなかったという事を言いたいのだろうか。確かに団塊の世代も、革命はファッションで、本気だったかと言われると自信がない。本気だった奴らは妙義山に消え浅間山荘で終わったわけで。

というわけだけれど、「チェ」の映画館は団塊のジジイで溢れているわけで、なんならオマエラもう一回ヤッテミルつもりなのか?と問うて見たいキガスルのよね。

そして若者には、「チェ」はゼネストでは世界は変わらない「武力だ」といっているわけで、オマエラの「本気」を問うて見たいキガスルのよね。

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この手紙を読まねばならないとき、

お父さんはそばにいられないでしょう。

世界のどこかで誰かが不正な目にあっているとき、

いたみを感じることができるようになりなさい。

これが革命家において、最も美しい資質です。

子供たちよ、いつまでもお前たちに会いたいと思っている、

だが今は、大きなキスを送り、抱きしめよう。

お父さんより    チェ・ゲバラ 1965年 子供達へ最後の手紙

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