花みれば。
心のうちぞ苦しかりける
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さて、花といえばやはり梅だなんて、団塊堂は古すぎる、おいおい梅だなんて、いにしへの奈良かよって。ひとりごちながらの梅見のポタリングの今日の団塊堂であります。
先日、前の会社の友人から満期定年退職の目出度いご挨拶の手紙を戴いたから、今朝、携帯に電話を入れたら、「使われておりません」って、少し寂しいではないか。自宅へ電話を入れたらずっとFAX、オイオイ多重債務者か?なんて、そんな事は絶対無い男だけれど、寂しい。
さてさて、梅は良いよね。ポカポカの陽気が続いたと思ったらガツーンと寒波が戻ったりするこの季節、そう簡単に春など来るものかと厳しさを思い知らされて、コートの襟を立てて北風のなか出掛けてみると、明るい日差しの下で満開の梅。桜の季節のように酔っ払いもいなければ、下品なカラオケなども無い。せいぜい木の芽でんがくの味噌でジーンズが汚れるくらいの事だ。
さて、梅の季節は左遷の季節。桜の季節はスタートの季節だと思う。菅原道真の恨みが染み付いているのか、いや事件はいつも先に起きて、その後、何事もなかった様に世の中は進んでいく。甘ったるいサクランボよりも、染みるように酸っぱい梅ボシの方が物語りがあるのではないか。
どうよ、中川、梅ってシミルだろ!
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