Beauty うつくしいもの。
このところ団塊堂は、すっかり映画づいてしまっていて、昨日もマイナーな映画だけれど「Beauty うつくしいもの」の封切に出かけて“うつくしく泣いてきた”のです。
さて、映画のアラスジは、ホームページをコピーしてご案内する事と致します。
昭和10年、長野県伊那路村。村歌舞伎を初めて見た少年・半次は、村に伝わる舞踊「天竜恋飛沫(てんりゅうこいしぶき)」を舞う雪夫に心を奪われる。雪夫に誘われ歌舞伎を始めた半次は、ふたりで「新口村」を演じ、初舞台で大成功を収める。そしていつしか、半次と雪夫は村の看板役者となっていく。
時は過ぎ、昭和19年。半次と雪夫のもとにも召集令状が届く。終戦を迎え、シベリアの強制収容所に送られた半次たちを待っていたのは過酷な労働の日々と、雪夫との死別であった……。一人帰国した半次は、いなくなってしまった雪夫の空白を埋めるかのように、かつての雪夫の役を演じ続けた。
ある日、遠く離れた村で、伊那谷だけに伝わる芝居「六千両」を演じる役者がいることを知った半次は……。
さてさて、不肖、団塊堂、泣いてしまいました。いや見苦しいから我慢いたしましたけれど、うっ!ウッ!と周りの皆さんに気が付かれないように、しかし嗚咽を漏らしてしまいました。何が美しいのか、と問われると、えっ?と一言で言えないけれど、少年が美しく、人間が美しく、暮らしが美しいのです。
もちろん、大資本の映画ではありませんから、脚本は若干未消化であり、ストーリーは反芻しなければ繋がらないところがありましたが、まあそれくらいは観客の責任でフォローすれば足りるでしょう。それもまた映画鑑賞後のお茶の楽しみであります。
映画って本当にいいです。
映画「Beauty」公式ウェッブサイト http://beautyweb.jp
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