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2008年8月28日 (木)

ある朝。

000_001 ある朝、眠りから醒めると私は死んでいた。そんな死に方があるならばと朝の寝床の中で思ふことがある。

私が死んでゐたのを私が見知する。だから、私は別のものになってゐなくてはならぬ。変身といふのであらうか。

では、何に変身しょうかと思ふ。動物はいまのところ余り興味がないから、庭のサン・ジュアンの豆の木になってもよいと思ふ。

                                                   

                                       香月泰男

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さて、「ある朝、眠りから醒めると私は死んでいた」と、この楽天的な死こそ理想と思える。

しかし、画家 香月泰男氏の、悲惨極まるシベリア抑留生活の中での、「目が醒めると、毎朝、誰かが死んでいた」という体験を思うとまた別の重さを感じる。

サン・ジュアンの豆の木

http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000808150002

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