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2008年8月24日 (日)

パラゴンの薔薇のカップ。その1

Paragon_001 PARAGON(英)

猛烈な暑さの夏が途絶えて、突然の秋の到来です。昨日は猛烈な雨の中で車のクーラーを一時ヒーターに切り替えました、まだ八月ですよ。秋のパラが咲き始めました、でも猛暑に遣られて少し元気がありません。

さて、パラゴンの薔薇の黄色のカップ&ソーサーです。秋色を少し意識してみました。茶溜の薔薇は、安物の転写であることを隠そうともしないで、粗い印刷のモアレがそのままです。まるでIWANAの子供の頃の少年雑誌のグラビアのようです。金彩だって平べったい転写まるだしで気取りもありません。薔薇と黒と黄色と金彩、けっして誉められた取り合わせではありません、あらゆる意味で1950年代そのものです。ebayでは1900-1940年代とありましたが、今出来に近いものでしょう。

実は、団塊堂は、薔薇が好きですが、陶器に薔薇が描かれた物は好きではありません。インチキ臭さやら、贋物の豪華さを感じて好きではありません。

団塊堂の住む岐阜県は多治見やら土岐・瑞浪といった美濃焼きの産地があり、お隣の愛知県には安物のメッカ(少し言いすぎ)瀬戸があります。団塊堂が育った戦後の貧しかった時代には茶碗屋の店先には輸出の規格はずれの様な薔薇のカップが山積みされていました。今、ニッポン物として一部のコレクターに愛されているラスター彩のフィギュアなど、夜店の輪投げの景品で良くありました。ですから、トラウマなのです、セトモノは。

Paragon_003 さて、パラゴンのこのカップの事です。ブログにアップするのを少しタメラッテおりました。ebayで、前回アップしたエインズレイと同じ時期に落札した物ですが、金彩の調子といい、転写といい、まるで同じ工場で作られた物の様な気がしたのです、ひょっとして、これなど中国製のニセ物では?と心配したのです。しかし、贋物ならばもうすこし良いものを作るだろうとも思いつつ。

シェリー、パラゴン、スージークーパーと近頃の「アンティーク」の人気のブランドなのですかパラゴンについては、以外とデーターが無いのです。ネットで調べてみても、説明にはナカナカたどり着けません。

さて、困った時の神頼みです。わが師、「ヨーロッパ アンティーク・カップ銘鑑」実業之日本社刊の著者・和田泰志先生にパラゴンについてお尋ねしてみたのです。

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和田先生のメールの一部

パラゴンとエインズレイの類似性ですが、
よくお気づきになられたと感服いたしました。
実は1950年代のパラゴン、エインズレイ、コールポートは、
カルテルといって正しいのか、同じ製品を作っていたのです。
セブンイレブンブランドの煎餅がイトーヨーカドーで同じ物を作っていたり、
車の「スマート」がベンツだったり、
デザインの共有というのでしょうか、たとえば
ノーブランドのソースが、実はブルドックが作っている物と同じ、
みたいなことですね。
銘鑑ではカップを倒してわからなくしていますが、
写真258と274は同じカップです。
(258のはモーニング・サイズと申しますか、ひとまわり大きいです)
ebayで coalport cup で、必ずworldwideのカテゴリーをチェックして調べてい
ただけば
これと同じコールポートの形があるはずです。

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Paragon_006 さてさて、「アンティーク」ファンにとても人気のパラゴンなのですがネット上でも殆んど資料が見当たりません、という事はパラゴンのカップについて書くことはかなり責任も生じる事でもあります。和田先生から資料を送付戴ける事になりましたので、後日、よく整理してブログにアップして見ます、ご期待下さい。

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