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2008年8月31日 (日)

パラゴンの薔薇のカップ。その2

Sora 空の何処にあれ程の雨が貯えられていたのか不思議なくらいの激しい雨が降り続き、毎晩、空のあちらこちらで怒りが爆発していたけれど昨日の夕方は虹もかかり、やがて西の空は夕焼けに染まり、伊吹山がシルエットで姿を現しまるでオペラの始まりの様でもあり幸せであり、人生まだまだ楽しい事もあって夕焼けの茜の空に綿のスーツの身を染めて呼吸しながら幸せを感じる団塊の今日この頃、皆様イカがお過ごしですか?

降る雨は必ず上がるものだと、判った様な事を呟いてみつつ、今日は眩し過ぎる様な青空でブラインドを下ろしてブログを書き始めました。

Paragon_003 さてパラゴンのカップの続きです。ヨーロッパアンティークカップの世界には、素晴らしく緻密で壮大なロマンもあり、研究対象としても誠に奥深く、ビギナーの団塊堂としても素晴らしい世界を見つけたものだと充実していますが、さて、マイセン・セーブル・ウイーンなど一通り並べてみたいけれど近頃はジャンボ宝くじを買うのすら考えあぐねる始末で、できればマイセン・セーブル・ウイーンのカップが当る百円くじ等ないものかと貧しすぎる昨日・今日・明日ではあります。

そこで唐突ですが、「ヨーロッパのレトロな雑器」というのはいかがでしょうか。前回も書きましたが、アンティークカップはとても質が高く、素晴らしく出来上がった物であり、極めて完成された技術に感心させられますが、百年二百年の古さというか違和感を感じる事はありません。モチロン百年・二百年程度の古さなら和陶の世界でも同じで、むしろ戦中の混乱期やら幕末の粗雑な物のほうが「古さ」を感じます。

アンティークの楽しみは、タイムスリップの楽しみ、時間空間移動の楽しみにあって、アンティークというには若すぎるがパラゴンもスージークーパーもレトロ感が充分で「庶民の生活に近い雑器」ゆえに、より「アンティーク」感が楽しめていい。

「アンティーク」とは、百年以上前に作られた物をさすのであって、ネットオークションに5~60年前の物がアンティーク と表現されていたら詐欺だと叫んでいい。しかし、すでに初老の団塊の世代としては、我々が生まれる以前の作はアンティークと言って楽しむ事をお許し戴きたいとも思うのです。

Paragon_005 さて、このパラゴンを「雑器」と呼んでよいものか、「ヨーロッパアンティーク・カップ銘鑑」の和田泰志先生に聞いてみた。

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和田先生のメール

それから、パラゴンは雑器メーカーです。
美術工芸品ではなく、その意味からはアーリーノリタケのほうが立派な壺や花瓶がありますから、メーカーとしては上にあった、優れていたといえるでしょう。

銘鑑の5章扉は雑器の集合写真です。パラゴンはそういう扱いです。
青い本ではすでにパラゴンの採用はなく、今のHPにも登場していないので、
次の本にパラゴンが載ることはたぶんないでしょう。

パラゴン社の戦略がうまかったのは、ロイヤル・ワラントのようなマークを窯印としてデデ~ンと入れたこと、あとは「パラゴン」という命名ですね。
団塊世代の親の時代、1950年代にジャズ・ファンだった今の80歳代、90歳代は、何ヶ月も給料を貯めてブルーノートの輸入LPを買い、それをJBLのスピーカーで聴くのが夢だったわけです。
中でも巨大なホーンスピーカー「パラゴン」は、ジャズ用オーディオの最高峰で、日本では超金満家が数台所有していただけの幻の銘器でした。
バブルの頃、骨董品と化したパラゴン・スピーカーがたくさん日本に入ってきましたが、私などは「パラゴン」という最高峰の名前のイメージとあまりに落差がある「パラゴン」の食器の品質に、違和感を覚えたものです。

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団塊の世代であり、ジャズ喫茶を一日三軒ハシゴして歩くジャズフリークだった団塊堂にとってもJBLは特別の響きがあり更に木工品の極致とも言えるホーンスピーカ・パラゴンは完結した夢の固まりでした。Paragon_008 そのバブルの頃、百貨店でパラゴンを展示販売した事がありますが、確か一千万円くらいだったかしら。陶器パラゴンのロゴマークの両サイドに拡がるスタイルは成るほどホーンスピーカーのパラゴンのイメージそのものであります。

さて、パラゴンの、このカップ&ソーサー、裏印集によれば、1957年プラスとの事。まさに団塊の世代にとって懐かしいレトロな匂いプンプンの作であります。

PARAGON CHINA (CO.)LTD.,

Atlas Works,Longton.Staffordshire Potteries.1920~

エインズレイもパラゴンもコールポートも、この時期カルテルを組んで同じ手の物を作っていたという和田先生からの情報を前回アップ致しましたが、偶然ですが団塊堂はebayでこの時期のコールポートを落札しておりました。こんな話の展開になるとは思わずに落札したのですが、わたくし的には面白い展開になってきました。カルテルを組んでいた三社の同じ手の物が同時に揃うのですから。コールポートのカップは少しランクが上の仕上がりだと期待していますが来月半ばにはブログにアップできると思います。是非またお立寄り下さい。

Aynsley_003 Aynsley_002 Paragon_002 Paragon_006

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2008年8月28日 (木)

ある朝。

000_001 ある朝、眠りから醒めると私は死んでいた。そんな死に方があるならばと朝の寝床の中で思ふことがある。

私が死んでゐたのを私が見知する。だから、私は別のものになってゐなくてはならぬ。変身といふのであらうか。

では、何に変身しょうかと思ふ。動物はいまのところ余り興味がないから、庭のサン・ジュアンの豆の木になってもよいと思ふ。

                                                   

                                       香月泰男

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さて、「ある朝、眠りから醒めると私は死んでいた」と、この楽天的な死こそ理想と思える。

しかし、画家 香月泰男氏の、悲惨極まるシベリア抑留生活の中での、「目が醒めると、毎朝、誰かが死んでいた」という体験を思うとまた別の重さを感じる。

サン・ジュアンの豆の木

http://mytown.asahi.com/yamaguchi/news.php?k_id=36000000808150002

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2008年8月24日 (日)

パラゴンの薔薇のカップ。その1

Paragon_001 PARAGON(英)

猛烈な暑さの夏が途絶えて、突然の秋の到来です。昨日は猛烈な雨の中で車のクーラーを一時ヒーターに切り替えました、まだ八月ですよ。秋のパラが咲き始めました、でも猛暑に遣られて少し元気がありません。

さて、パラゴンの薔薇の黄色のカップ&ソーサーです。秋色を少し意識してみました。茶溜の薔薇は、安物の転写であることを隠そうともしないで、粗い印刷のモアレがそのままです。まるでIWANAの子供の頃の少年雑誌のグラビアのようです。金彩だって平べったい転写まるだしで気取りもありません。薔薇と黒と黄色と金彩、けっして誉められた取り合わせではありません、あらゆる意味で1950年代そのものです。ebayでは1900-1940年代とありましたが、今出来に近いものでしょう。

実は、団塊堂は、薔薇が好きですが、陶器に薔薇が描かれた物は好きではありません。インチキ臭さやら、贋物の豪華さを感じて好きではありません。

団塊堂の住む岐阜県は多治見やら土岐・瑞浪といった美濃焼きの産地があり、お隣の愛知県には安物のメッカ(少し言いすぎ)瀬戸があります。団塊堂が育った戦後の貧しかった時代には茶碗屋の店先には輸出の規格はずれの様な薔薇のカップが山積みされていました。今、ニッポン物として一部のコレクターに愛されているラスター彩のフィギュアなど、夜店の輪投げの景品で良くありました。ですから、トラウマなのです、セトモノは。

Paragon_003 さて、パラゴンのこのカップの事です。ブログにアップするのを少しタメラッテおりました。ebayで、前回アップしたエインズレイと同じ時期に落札した物ですが、金彩の調子といい、転写といい、まるで同じ工場で作られた物の様な気がしたのです、ひょっとして、これなど中国製のニセ物では?と心配したのです。しかし、贋物ならばもうすこし良いものを作るだろうとも思いつつ。

シェリー、パラゴン、スージークーパーと近頃の「アンティーク」の人気のブランドなのですかパラゴンについては、以外とデーターが無いのです。ネットで調べてみても、説明にはナカナカたどり着けません。

さて、困った時の神頼みです。わが師、「ヨーロッパ アンティーク・カップ銘鑑」実業之日本社刊の著者・和田泰志先生にパラゴンについてお尋ねしてみたのです。

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和田先生のメールの一部

パラゴンとエインズレイの類似性ですが、
よくお気づきになられたと感服いたしました。
実は1950年代のパラゴン、エインズレイ、コールポートは、
カルテルといって正しいのか、同じ製品を作っていたのです。
セブンイレブンブランドの煎餅がイトーヨーカドーで同じ物を作っていたり、
車の「スマート」がベンツだったり、
デザインの共有というのでしょうか、たとえば
ノーブランドのソースが、実はブルドックが作っている物と同じ、
みたいなことですね。
銘鑑ではカップを倒してわからなくしていますが、
写真258と274は同じカップです。
(258のはモーニング・サイズと申しますか、ひとまわり大きいです)
ebayで coalport cup で、必ずworldwideのカテゴリーをチェックして調べてい
ただけば
これと同じコールポートの形があるはずです。

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Paragon_006 さてさて、「アンティーク」ファンにとても人気のパラゴンなのですがネット上でも殆んど資料が見当たりません、という事はパラゴンのカップについて書くことはかなり責任も生じる事でもあります。和田先生から資料を送付戴ける事になりましたので、後日、よく整理してブログにアップして見ます、ご期待下さい。

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2008年8月19日 (火)

タンゴ歌手・香坂優 「情炎」源氏物語公演。

Yuu_kohsaka_009 本物の歌を聴いてみたいと思う。“思い出の”とか“懐かしの”とかいったものではなく、今の自分が共鳴できる本物の歌を聴いてみたいと思う。

近頃は、BSのお蔭で年末でなくとも、思い出の歌に時々出会う事が出来る。しかし、思い出の青春のその人が“口の臭そうな”オジサンになっていたり、生活に疲れたオバサンだったりして、なにやら青春が寂しくなったり、時の流れが哀しくなったりする。

地方の小さなテレビ局でやっている演歌の番組など、いい歳コイタ漫才師あがりの演歌歌手が安物の派手な衣装で、溢れんばかりの作り笑いで、訳の分からぬ歌手を褒めちぎったりするから、まるでオカルトの世界の様だ。なによりイケナイのは、いい歳コイタ男の“茶髪”なのだ、まるで白髪染めの代わりに風呂場の隅に置いてある女房のヘアダイをチョイ借したようで貧乏臭くていけない。

だから、“思い出”でもなく“懐かしの”でもない。デリシャスな本物の俺たちの今の歌を聴きたいと思う。

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Jyoen_006 さて、我々団塊の世代が生んだ“タンゴ歌手・香坂優”が、この秋、東京と名古屋そしてアルゼンチンのフエノスアイレスで公演を行うという。「情炎」 源氏物語 タンゴ・能・新内が織りなす源氏物語 というのがタイトルだ。

今年は、「源氏物語千年紀」、さて源氏物語など読んだような読んでいないようなものだけれど、タンゴの国アルゼンチンは、かって日露戦争に際して日本に軍艦を何艘か譲ってくれたという国であり、かって素晴らしい繁栄に輝いた歴史を持ち、極めて高い円熟した文化の国なのだ。その円熟した文化とコラボするとして源氏物語にたどり着いた“タンゴ歌手・香坂優”の試みは意外に筋の通ったもののように思われる。

Jyoen_003 とはいえ、激情のタンゴに対して、静の能・色気と粋の新内の取り合わせに無理は無いのか。しかしタンゴとて、いやタンゴこそ、静の瞬間に大きな意味があり、能の静を打ち破る“破”の間合いこそタンゴの真髄では無いのかと、なにより源氏も新内もタンゴも、男と女の愛のモノガタリなのだ、この取り合わせ間違ってはいないと期待が高まる。

さて、コンサートの概要である。構成・脚本は芸能学会会長の三隅治雄氏、新内節人間国宝の鶴賀若狭掾、語り 丹阿彌谷津子、衣装 コシノジュンコ。音楽 オスカル・デ・エリア、タンゴダンサー ファン・ギダ アガタ・ヤルギヴォ。主催 財団法人 民族芸術交流財団。なにより共催の駐日アルゼンチン共和国大使館などアルゼンチン政府の全面的なバックアップを得ている。つまりタンゴの香坂優が、団塊の星・香坂優が満を持して、真正面からタンゴに勝負を挑む記念すべきコンサートなのだ。

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東京公演

2008年10月10日(金)

ゆうぽうとホール(五反田)

○ 昼公演 14:00開演(13:30開場)

● 夜公演 19:00開演(18:30開場)

S席 ¥10,000  A席 ¥8,500 B席 ¥7,000

ご予約・お問い合わせ

チケットスペース 03-3234-9999 http://www.ints.co.jp

チケットぴあ・ローソンチケット など各種プレイガイドで取り扱い中

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名古屋公演

2008年10月16日(木) 18:45開演

アートピアホール(ナディアパーク11F)

一般 ¥5,000  学生 ¥3,000

お問い合わせ

クラシック名古屋  052-678-5310 http://clanago.com

Yuu_kohsaka_008 チケットぴあ・ローソンチケット など各種プレイガイドで取り扱い中

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ブェノスアイレス公演

2008年10月25日(土)・26日(日)

アルベアール大統領劇場

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古ぼけた青春が甦る事より、ピカピカの団塊の世代の現在進行形の魂の歌が聴きたい。香坂優の命の歌が聴きたい。がんばれ香坂優。

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写真は、「情炎」記者発表風景 於アルゼンチン共和国大使館

Jyoen_001

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2008年8月16日 (土)

さてとさてと。

Cob 連日のオリンピック観戦でニヒリストの団塊堂も、やはり愛国心も少しはあって、加油加油と五月蝿い(ウルサイ)中国に、お前らイイカゲンにしろソンナニ油を加えてどうするのだと水を注してみたりして、韓国のバトミントンの見苦しさには、勝てば良いのか韓国は?だからお前らいつまでたっても!なんて、かなり低い次元で靖国参拝の野田聖子ていどの歴史認識の団塊堂の今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。

Cob_6 中国のナショナリズムやら、韓国のバトミントンなど観てみると、おいおい、美しい国ニッポンは戦争放棄などと長閑な事を言ってて良い物か?世界は決して良い人ばかりでは無いのだと、つくづく思い知らされる平和の祭典であります。アカイアカイ団塊堂も航空母艦の2つや三つ持つべきなのではと右方向へ90度旋回してしまいそうな熱い熱い北京の夜です。

Cob_2 さて、アポロが月に到達してあれから何十年の月日が流れた事か?そしてアレ以来、誰も月へは行ってはいないのだよね。誰かコッソリ行って来たという人がいたら教えて欲しいのだけれど、月には本当に人の足跡が有ったかどうか。アメリカによるアポロの月面着陸というのは、東西冷戦下のアメリカによるトンデモナイ作り話で、有名な映画監督の作り物の映像だったのだという。こんな話は遥か以前から知られていたが、これが真実であるとする事は常識的であって、其の証拠に、アレ以来はるかに科学技術は進歩したけれどアメリカは月へは、その後誰も行っていないのだ。大阪万博の「月の石」に行列した日本人など、開会式の花火に愛国心を燃やした中国人なみではないかと、話題が混線してきたけれど、本当の本日のお題は、北京オリンピックの少女のクチパクと、コンピュータグラフィックスの花火と、漢民族の劇団の少年少女による贋少数民族の事なのだ。

Cob_3 さて、世界で一番、農民が差別され、労働者が搾取され、少数民族が抑圧され、資本の暴力が横行し、言論が抑圧された、共産党独裁の中国では。つまり、マルクスが存命ならば、中国共産党の独裁こそが「諸悪の根源」であり、不公正な「中国元」の操作と低賃金で世界の労働者の職を奪い、投機マネーによる原油高騰をもたらした中国こそは、万国のプロレタリアートの敵なのだと科学的に証明してくれるハズだ。天安門広場の毛沢東の言葉通りに、世界の労働者は団結して「中国共産党」に革命を仕掛けなければならないのだと。オイオイ元気すぎやしまいか、過激はいけません、オイタもいけません。麻生太郎なんてインチキ野郎なのです。

Cob_4 だから、CGの花火の事なのだけれど、開会式の映像の巨人の足跡の花火がコンピータグラフィックスで造られた映像だったのだという。ならば、あの競技場の外を俯瞰で撮ったロング映像の北京の空を焦がし路面を赤や緑に染めた映像も、ありもしない絵空事の映像だったのか?

さてさて、どうよ? 高名な中国の映画監督が「国家の為にやった事」なのだという。あれはライブの生映像であり、開会式の中継であり、現実に起こっている事を世界中の人は見ていたハズなのだよ。開会式物語を見ていたわけでは無いのだよコキントウよ!オンカホウよ!

Cob_5 少女のクチパクは誰の目にも明らかだったけれど、まさか!人が入れ替わっていたとは。中国中から集められたと発表された少数民族の少年少女は適当に選んだ劇団のカワイイ少年少女だったのだという。恐るべき独裁国家である。捏造国家である。共産党独裁下ではナンデモ有りなのだ。

さて、これ以上書くことはよそう、あまりにブログが汚くなるから

造反有理なのだ!中国人民よ。馬鹿にされているのは貴方たちなのだよ!

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2008年8月12日 (火)

さてと。

Nankinhaze_001 巴里では、八月の声を聴くと樹々は色づき始めるという、飛騨の山奥の高原ではコスモスが咲いているという。今日、通勤定期を三ヶ月チャージしたら期限は11月だという、三ヵ月後は、やがてコートが恋しい晩秋という訳だ。

暑過ぎた夏にも朝夕は綻びが見えて少しづつ秋が迫っている。夏だって少し疲れてきたのだろう、IWANAだって少し疲れた。こころは少し秋の気分。まもなく渓流釣りも産卵期を迎え禁猟期間に入る。今年こそは釣りをと思って買った入漁券がガソリン値上げのお蔭で随分と高い物になった。

だから、暑さも渋滞も収まる来月あたりは、久々にロングドライブのセンチメンタルジャーニーであの日の旅をトレースしたいな。

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2008年8月 9日 (土)

北京。

Freeti_2 さて、今夜の北京の事は、なにも見なかった事にしよう。

モチロン、長すぎて途中ほとんど見ていなかったから。

フリー チベットと三回唱えて、さあ寝ます。

おやすみなさい。

Tuyu_003

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2008年8月 6日 (水)

香坂優のタンゴを聴いて団塊の世代の豊饒を想う。

Yuu_kohsaka_005 どうにもならぬ現実に対し、ヒトは夢を見るという解決法を持っている。

                              島田雅彦

大きすぎる夢を追いかけて夢を見ていた二十歳の頃、テレビ局の控え室で、夢だけしか無い大人を、たくさん見てIWANAは、その道を往くのは止めようと思った。夢しかない男の哀しさは教えられなくても痛いほど分かっていたから。

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Yuu_kohsaka_008 さて、あれから38年、部屋の明かりを消してランプの明かりだけで、手に入れた香坂優の「抱きしめてタンゴ」のCDを聴いてみた。

年月というやつは、これ程激しく人を変え成長させるものだろうか。驚いた、日本人離れした素晴らしい発声にまず驚く。

媚びる事なく凛として、しかし大きな人間力で温かく抱きしめてくれるようで、妖艶だけれど厳しく突き放すようでもあり、とてつもなく大きな波のうねりの様に私の心を上下させる。今まで聴いた日本人のタンゴなど全て贋物だったのだと思う。素晴らしい歌唱力、いや人間力なのだ。このスケール感に驚く。

若き日の香坂優は、名古屋のCBCテレビの「どんぐり音楽会」のポッポちゃんであり、東海ラジオの「走れ歌謡曲」で深夜のトラック野郎の孤独を慰めていた太田多恵子なのだが、そんな事などドウでもイイ。今の香坂は遥かにスケールの大きなタンゴ歌手なのだから。

彼女にとって夢とは、凡人のIWANAが苦し紛れに描く非現実ではなく、努力して掴み取るべき目標に過ぎなかったのだと思う。だから何時もとても熱かった。

さて、その後の、太田多恵子、つまり香坂優の事は知らなかった。前回のブログで取り上げた彼女の著書「抱きしめてタンゴ」主婦の友社刊 から引用してみる。

Yuu_kohsaka_009_2・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

不安が大きければ大きいほど、犠牲が多ければ多いほど私にのしかかる重圧は重いが、思い通りにならない人生の苦しみを感じ始めていた年齢だからこそ、タンゴは私の求めている事のみが光り輝き、正面からストレートに挑戦を挑んできた。

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さて、ことさら苦労話を前に出すのはくだらない事だと思う、今回は香坂優のCDの音楽性について語るのだから、しかし、つくづく思うのは、彼女が言う「思い通りにならない人生の苦しみを感じ始めていた年齢だからこそ、タンゴは」という部分なのだ。だからと諦めてしまう年代に香坂優は、だから挑戦したのだという。

もう一度繰返すけれど、今まで聴いた日本人のタンゴなど全て贋物だったのだと思う。香坂優のタンゴは、まぎれもなく本物であり団塊の世代のレジェンドなのだ。

最後に香坂優が座右の銘とする作者不明の長い詩の最後の三行を紹介したい。

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求めたものはひとつとして与えられなかったが。

願いはすべて聞き届けられた。

私はもっと豊かに祝福されたのだ。

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この三行の詩があらわす物こそ、香坂優のタンゴなのだ。

香坂優に乾杯! タンゴに乾杯! 人生に乾杯! 団塊の世代に乾杯!

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香坂優のCD 香坂優オフィシャルサイトでお求め戴けます。 

「抱きしめてタンゴ」 ラ・クンパルシータ 目を閉じて 愛の讃歌 愛はるかに 誰もいない海 抱きしめてタンゴ ア・メディア・ルス カミニート フレンテ・アル・マール 抱きしめてタンゴ(カラオケ)  S.M.C.

「ブエノスアイレスの香坂優」 スール(南) 愛してると言って 来るべきもの ノスタルヒアス チキリン・デ・バチン オルランド・ゴニニ捧ぐ チェ・バンドネオン 海にのぞみて 最後のミロンガ 灰色の午後 ラ・クンパルシータ  Victor

香坂優オフィシャルサイト ショッピングYuu_kohsaka_010

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2008年8月 3日 (日)

抱きしめてタンゴ 香坂優に感動し涙を流すの記。

Yuu_kohsaka_003 写真 7月26日付 朝日新聞

さて、今日は、「抱きしめてタンゴ」 香坂優著 主婦の友社刊のご紹介です。

恥ずかしながら、感動して何度も泣いたのです。モチロン団塊堂も加齢により涙もろくなったという事もあるかもしれません。

Yuu_kohsaka_001 香坂優は、団塊の最後の世代の女性です。あの、他人には厳しかった「淡谷のり子」の最後の弟子で、40歳を過ぎて本場アルゼンチンでタンゴに真正面から勝負して唯一認められた日本人のタンゴ歌手「香坂優」の感動の半自叙伝です。徹底的に歌に生き、音楽に生き、そしてたった一人で母親として闘い抜いた子育て日記でもあります。

ダラダラとタゾガレて、少しばかり世間にスネテイタ団塊堂も、これではイカン、いましばし頑張らねばと「香坂優」に元気を戴いたのです。「団塊のブログ」にお立ち寄りの、団塊の皆様、とりわけ“団塊の御婦人”の皆様には是非お読み戴きたい、団塊の御婦人の夏休みの“課題図書”と勝手にさせて戴きます。

アマゾンで検索すれば出てまいります。でも、中古といわず、皆様にはなにとぞ新本の購入をお願い致します。そうでなければ“団塊の星☆タンゴの香坂優”を応援する事にならないのです。

一生懸命生きた奴はとても素晴らしいです。苦しみながらもモガキナガラモ夢を棄てずに生き抜いた香坂優は、いや、今も、もがきながら夢を形にしている香坂優には感動です。

そして、それが、若き二十歳の頃に一緒に夢を見ていた友ならば、いまも涙涙の団塊堂であります。

香坂優 オフィシャルサイト

http://www.yuukohsaka.net/

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2008年8月 2日 (土)

エィンズレイ ターコイズのレトロなカップ&ソーサー。

Aynsley_001 AYNSLEY (英国)

1900-1940

さて、決して高級骨董というわけではない、「選りすぐられた、価値在るもの」というわけでもない。むしろ安物感が漂っている。しかし絶妙なセンス、キッチュでレトロ。オシャレに普段使いの出来るアンティークカップである。

いかにもイギリスらしい大ぶりなサイズ。ファッショナブルなターコイズのカラーに安物の転写による平板な金彩。プアーマンズウースターのエインズレイの売り物のフルーツペイント、もちろん手描きのわけがない。

デパートの売場で素晴らしいと思って買った物が、家に帰って観てみると、ツマラナイ物であったり。何かのツイデニ買ったドウでもイイ物が意外に良い物であったりする事があるけれど、近頃、私の机の上にはカップが幾つか転がっていて、このエィンズレイも既に十日程机の上にある。コールポートの逸品に慣れた目には、如何にも安物と感じたけれど、このエィンズレイ日が経つにしたがって魅力的で惹きつけられる物がある。微妙な違和感がファッションとして懐かしくて美しい。

Aynsley_002_3  ヨーロッパアンティークカップの面白いところは、大まかに言えばヨーロッパで始めて磁器が焼かれた18世紀初頭に、いきなり黄金期が到来しその後は質を落としていくという逆の流れがある事、とりわけこのカップの時代は王侯貴族の物であった磁器がブルジョワジーに下り更に庶民の生活にまで下りて雑器との境を無くす時代であり気取りが消えて雑が平気でまかり通る時代。

ところで、このエィンズレイ、マークには創立が1775年とありますが、和田泰志先生によれば、「またこの会社は経歴詐称をしてまして、1800年代後半にできたのに、1775年創業、かなんかをうたってるのです。創業者の祖父か曾祖父あたりが、庭で趣味の陶芸をしていたのがこの頃だ、Aynsley_004_2
というらしいのですが、この趣味と、
後の孫だか曾孫の会社設立とは何の関係もありません。
」 いやはや、どこの国にも・・・・。

エインズレイ社は1864年創業です。

さてさて、パリパリのキュウリのサンドイッチ、スコーンとクロッテット・クリーム、たっぷりミルクが入った午後の紅茶。「コージー」温かく居心地がよい暖炉の前、何時になったらそんな暮らしが・・・。

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