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2008年6月19日 (木)

18世紀の極めて貴重なマイセンを手に入れるの記。

Meissen_002 ヨーロッパで、磁器がまだ黄金より貴重だった時代。

今から三世紀前のドイツ。

強欲で絶倫で容赦ない道楽者の王・アウグスト強王と、その王に幽閉された錬金術師ヨハン・フリードリヒ・ベトガーによって1708年ヨーロッパ最初の磁器が焼成される。

今日に至るも無双の磁器メーカーとして世界に君臨するマイセンの始まりです。

マイセンを語る時、ベドガーを筆頭に、ウイーンから来た比類なき才能と野心に溢れた装飾絵師ヨハン・グレゴリウス・ヘロルトと、名彫刻家でマイセン磁器に彫刻としての素晴らしい表現の世界を開いたヨハン・ヨアヒム・ケンドラーの三人の男の欲望と陰謀の闘いの歴史を語る事になる。

さてと、今回は、その絵師ヘロルトのシノワズリ(中国趣味)の絵皿。1725-50年頃の作と考えられる物。

とはいえ、7日にアメリカのオークションで落札し、今日、我が家に届いたばかりの品。極めて満足している今日この頃だけれど、ゆっくりと吟味しつつ語ってまいります。

Meissen_005 Meissen_009 今日のところは、絵皿のほんの一部、一センチ程度の大きさで、細密画とも謂うべき緻密さで描かれた中国人をご紹介。

冒頭の写真はアウグスト強王とベドガー。

参考文献 マイセン ジャネット・グリーンソン著 南條竹則訳 集英社刊

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コメント

和田です。
おひさしぶりです。
ともかくも遠いアメリカから無事に作品が届いてホッとしましたね。
「アンティーク・カップ銘鑑」p.200に似た図柄でしょうかね?
風景画の左右の肩のところに中国人が描かれているやつ。
「吟味しつつ語り」、ん~楽しみです。

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和田様
ワオーッ!!
確かに、先生の著書「ヨーロッパ アンティーク・カップ銘鑑」 200ページのマイセンの贋作 伝ヘレナ・ブォルフゾン工房 の物と基本的なデザインが共通しています。しかし、絵画的にも細部のデザインに於いてもかなりレベルが違うようにも思います。
いきなり贋作か!!って、面白くなってきました。とりあえず贋作が有るという事は、マイセンにオリジナルが在るわけで、まんざらではないのだな?って。
是非、次回ブログ、厳しくご観察ねがいます。そして先生の「銘鑑」にある“いくつかの鑑別ポイント”をご教授ねがいます。
面白くなってきました。

             団塊堂主人   IWANA

投稿: 和田 | 2008年6月19日 (木) 22時35分

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