« コレクトする。 | トップページ | コールポートのアンティーク・カップ&ソーサー その① »

2008年5月26日 (月)

テンカラ。

Tenkara_001 食べ物を求め

貪欲なる魚を欺かんと

虫餌のつきし鉤を

銀色の川に投げ入れる君。

忘れずにおきなさい。時の車が回れば、

君がそのとがめを受けるのを。

策略をもって君はあの生き物たちを

騙したのだから、その欺瞞のゆえに

今度は、君が捕らえられ、

君自身が餌にした虫たちの食物にされることを。

 「釣り師N・B君へ」  マイルド・フェイン

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

まるで脅しではないか? 釣り師への脅迫ではないか?どこかの国の環境ゴロの似非反捕鯨団体のようではないか?これでは紳士のスポーツと謂われた釣りも、まるで犯罪扱いではないか!

しかし「ハムレット」の第四幕第三場で、ハムレットも「人は、王を食ったウジで魚を釣り、そのウジを食べた魚を食べる。」と言い、釣り師の行く末を、あるいは人生の有為転変を語っている。

魚の前に「餌」を垂らすのが欺瞞の様に言われたから、久しぶりに「毛鉤」を巻いてみた。

昔、毛鉤に騙される魚を馬鹿とした馬鹿な自民党の田舎代議士がいたけれど、彼の人生観では、直接的な[食物である餌]に食いつく魚は利口で、贋物の「毛鉤」に食いつく魚(有権者)は馬鹿である、としたのだけれど。彼らの日常では「金という政治家の食物」に喰らい付く代議士は利口で、「理念」などという「毛鉤」に喰らい付く代議士は馬鹿なのだというのだろう。

Tenkara_002 と、ついつい、そちらへ行ってしまうIWANAだけれど、まあそんな事はさておいて、三余年ぶりに「毛鉤」を巻いてみた。「毛鉤」といってもIWANAのそれは、フライなどというオシャレで釣れないものではなく、「テンカラ」という日本の毛鉤。しかも極めて土俗的で実戦的な毛鉤。

竿先に15センチ程度の短い仕掛けで毛鉤を垂らし谷の落ち込みやら淵尻をピンポイントで狙うというもの。昆虫と間違えた魚がガバーッと出てきたところでガッーンと合わせる。まるで昆虫採集の様な釣りである。時々掛った魚が外れて空高く飛んでいく事がある。そんな時、天から魚が降ってくるからテンカラというのである。

|

« コレクトする。 | トップページ | コールポートのアンティーク・カップ&ソーサー その① »

IWANAのフィッシング狂書」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: テンカラ。:

« コレクトする。 | トップページ | コールポートのアンティーク・カップ&ソーサー その① »