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2008年4月29日 (火)

ハインリヒ 金彩 バラと小花のアンティークカップ

Hc_001  HEINRICH&Co

   SELB

  BAVARIA

  GERMANY

"Handmalerei
A Dassler München"

  1939年以降

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ババリアつまりバイエルン。南ドイツのバイエルン地方、SELBゼルブはバイエルン州の陶都。デザートのババロア、ビール祭りのバイエルンの、ハインリヒ社のキャビネットカップ。薔薇と小花のボーダーパネル、ネオクラシックのハイハンドル、いかにもドイツらしい様式美を感じさせるカップ&ソーサーではないだろうか、ビーダーマイヤー様式というのだろう。

Hc_003 このブログ、アンティーク・カップの権威、「アンティーク・カップ&ソーサー 講談社刊」の著者 和田泰志さんにもお立ち寄りいただいているからイイカゲンな事も書けないぞと緊張しつつ、バーバリアンIWANAがヨーロッパ アンティーク・カップの魔界に踏み込んだ第一歩の記念すべきコレクション。

ゴールデンウィークの骨董フェアにオールドノリタケを求めて出かけたのだけれど、気に入った物が見つからず、ついつい手を出してしまったのが、この、金彩のキャビネットカップ。つまり、小ぶりで、実用よりキャビネットに飾られる、コレクションの為のカップ。お蔭で金彩のスレも無く最良のコンディション。ミュンヘンのダスラーさん?のハンドマーレライつまり手描きのサイン入り。

Hc_004 お値段も、IWANAの今月のお小遣いでヤリクリ出来る範囲の物。

家に帰って早速、前述の和田さんの「ヨーロッパ アンティーク・カップ銘鑑 実業之日本社刊」を調べるけれど収録なし・・トホホ。「アンティーク・カップ&ソウサー」にはハインリヒ・ベルリンの物の収録があるけれどババリアやらミュンヘンってのは如何よ?なんて色々心配したりして調べて、ようやくアメリカのアンティークのサイトで同じ裏印を見つけて一安心。

和田さんは、「アンティーク・カップ&ソーサー」のなかで、「新しく目にするアンティーク・カップ&ソーサーに対峙するとき、論理は演繹的であることが望ましい。つまり、カップの姿に基づいて様々な考察と思考を積み重ねていき、最後に何窯の作品なのかの結論を得る方法である。しかし、真っ先に窯印を見てしまった場合、その論理は帰納的となる。すなわち結論が先にあり、それを証明するための材料(証拠)を探し出すことになるのだ。」と述べて、これこそがマサニ贋物に嵌りやすい、ドシロウトのヤリカタなのだと、述べておられるようなのだ。つまり、今回の、このブログこそ、和田さんが指摘するシロウトの帰納的論理の最たる物なのだと反省。

しかし、いきなり窯印を見るより、いきなり値札に目がイッタ、IWANAは、マダマダだなと思う今日この頃です。

IWANAのゴールデンカップ、みなさん、ゴールデンウィークは、いかがお過ごしですか?

Hc_005

和田さんにコメントを戴きました。

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コメント

フランツ・ハインリヒ。
1896年から他社製の白磁を仕入れて、上絵付け専門の工房を自宅で始めます。
両親の暮らす家の料理用オーブンを壊して、色絵付け用の窯を設置しましたが、
オーブンの設備を利用した窯だったため、約20㎝四方の容積しかなかったと言われています。
1901年より自分で白磁を焼き始め、社名がハインリヒ&Co.となり、
1976年以来ヴィレロイ&ボッホのブランド名になっています。

IWANA様のカップの窯印は、1939年以降に使用されたものです。
GERMANYとありますね。
第一次大戦前にはあまり使わない表記です。
1918年までは、ゼルプはバイエルン王国の領地です。
この作品はおそらく第二次大戦後に作られたカップで、
白磁のまま売られて窯外の絵付け工房で色絵・金彩を仕上げたものです。
ハインリヒは外部に白磁のままで販売していましたので、
さまざまな人や工房の絵付けが存在します。

古い西洋カップの第一号、おめでとうございます!
絵付けも緻密で美しく、金もたっぷり豪華で、
カップ内側には凝った白抜きと盛金装飾があり、
素敵なコレクションが増えましたね。

私は第二次大戦後~現代のハインリヒが好きで、といっても
コーヒー用デミタスを中心に7~8個持っているだけですが、
パブロ・ピカソの娘のパロマがデザインした、
一連のハインリヒ製食器には特に魅了されています。
中古市場で見かけたら是非買いたいと思っているのが、
パロマ・ピカソのハインリヒです。

そういえば東京の駿河台下に、現代物ですがカップを300客ぐらい、ずらりと揃えた店があって
最初に訪れてコーヒーを頼んだとき、いいなあと思って使わせてもらった臙脂地金彩のカップが、
窯印を見たらハインリヒでした。

最初の出会いがいいと、その後もそのメーカーが好きになるものですね。

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和田様

お立ち寄り有難うございます。
今か今かとお待ち申し上げておりました。
コメントを戴いて大変嬉しいです。
こういうブログがやりたかったのです。
こうして、アンティークを語り合えるブログが。

ところで、パロマピカソの陶器ですが
10年ほど前、名古屋三越の子会社がパロマピカソと契約し
陶器やらステーショナリーを発売した事があります。
陶器は確か多治見で焼いたと思いますが、ホンの一年くらいで会社は潰れて、記録もなにも残っていないのが残念です。

ティファニーがパロマピカソの銀製品を出していますが、ティファニーの陶器もパロマピカソのデザインであったような気がします。

実は、昨日、骨董祭で更にリモージュのカップを買ってしまいました。これから図書館へ出かけて裏印集を調べてまいります。


 訂正 三越の子会社が契約したのは、パロマピカソのデザインではなく、ピカソの版権使用だった事を思い出しました。訂正致します。

             団塊堂主人  IWANA

投稿: 和田 | 2008年5月 4日 (日) 01時22分

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